防火認定を受けている輸入木製サッシと言えば、ペラ社が有名ですが、古くに施工された窓の中には雨漏れを起すものも存在します。
勿論、全部が全部そうなるというものではありませんし、現在輸入されているサッシは改善がなされていると思います。
とは言え、14年近く前に施工されたこのペラのボウウィンドウでは、はめ殺し(FIX)の建具(障子)の木枠が腐ってしまい、補修が必要となっています。恐らく、外装に張られたアルミ板のコーナー部分やガラスとの取り合い付近の防水が切れて、建具の中に雨水が侵入したのでしょうね。
早めに発見して適切に対処すれば、大ごとにならずに済むのですが、建具の奥側から徐々に腐食が進行するようなケースでは、なかなか早く発見するのは難しいかも知れません。
今回のケースは、白い塗装がされていましたので、木の状態が分かりにくく更に不具合の発見が遅れてしまったということと、新築を担当した住宅メーカーが既に輸入住宅の扱いを止めてしまっていたということも問題に拍車を掛けたかも知れません。
今の状況であれば、ボウウィンドウそのもののフレームにまで、木部の腐食が進んでいないかも知れませんが、建具を外して中を開けてみないとしっかりしたことは言えません。病気と同じで、早めの発見、早めの対応こそが家の寿命を長く保つ秘訣ですので、どうぞご注意下さいね。
<関連記事>: ペラのボウウィンドウ交換 (2017年4月20日)
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