チャネル・バランサーは、糸が命

チャネル・バランサーは、糸が命

インシュレート・サッシのバランサー不具合

こちらは、インシュレート社製シングルハング・サッシ用のバランサー。

シングルハングとは、上下にある建具(障子)の下側の窓だけが可動するタイプのサッシのことを言います。

Insulate社のもの以外に、北米の樹脂サッシ・メーカー各社でこのチャネル・バランサー(長い金属の棒状タイプ)が採用されています。それは、構造が比較的簡単で取り換えについても然程難しくないという理由なんでしょうね。

勿論、こういう構造のサッシは、国産にはあまりないでしょうから、一般のお客様や工務店・リフォーム業者が交換するには慣れが必要です。

このバランサーは、今まで何度も取り上げていますが、おおよそ10年で交換が必要となる消耗品です。車で言えば、ブレーキ・パッドやタイミング・ベルトみたいなもの。

消耗を起す場所の多くは、バネとフックとをつなぐ糸。この糸が長年の使用で切れてしまうという訳です。(稀にバネが錆びて切れることもあるようですが・・・)

この糸以外では、糸周辺の滑車にゴミが入り込んだり、滑車自体が歪んだりして、糸がうまく巻き戻せなくなるというトラブルもあるようです。何れにしても、バランサーを新しいものに交換さえすれば、新築時のような状態に戻りますから、窓の開け閉めに異常を感じたら早めにご相談下さいね。

<関連記事>: バランサーだけかと思いきや、ここも注意! (2017年12月3日)

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