家族構成や生活スタイルの変化によって、家の規模を大きくする増築や改築が行われた住宅が、世の中にはたくさん存在します。
増改築に於いて注意すべきことは、元々の家の構造バランスを保ちながら新しい部分を付加していくことです。
開口部を大きくしたり、柱材や壁を撤去したりすれば、それだけ構造を支える力は減衰します。そういった意味でも、建物の四方にバランスよく壁や柱を配置することが重要となります。
次に増改築で大切なことは、如何に増築部分と既存の部分とのつなぎ目をきれいに納めるかということです。新旧で構造が違ったりすれば、建物の動き方が変わってきますし、地震などでの揺れも違ってきますから、出来るだけ構造を近づけた方がいいかも知れません。
そして、つなぎ目は常に防水・防雨の心配が付きまといます。何らかの連続性が確保されれば、そのリスクも少なくなるのですが、通常はそこから全く違った仕上げとなったり、施工が行われたりするものです。
将来のメンテナンスをしやすくする為には、増改築によって手に入れられるメリットとデメリットの双方を理解した上で、専門家と率直に意見交換して計画を進めることが大切です。
自分自身の希望を伝えることは必要ですが、そこで無理強いをすることをすれば、そこで発生した問題を自分自身で受け止めなければなりません。皆さんと専門家との心のつなぎ目をなくし、気持ちを一つにすることこそ素敵な家づくりと実現出来る秘訣だと思います。
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