フォルテラ(旧ハンソン)ブリック社が製造している外壁用積みレンガを使って、ここ東海地区で多くのレンガ積みの家を建ててきました。
先日お伝えしたように、以前名古屋に住んでいらしたお客様の家を大分県で建築させて頂くことになり、レンガの色やデザインをどのようにするか検討頂いているところです。
この写真のレンガは、お客様から第一希望で頂いたレンガですが、如何でしょうか。赤いソリッド感のあるレンガは、まさに王道といった外壁ですね。これを見て、横浜や小樽の赤レンガ倉庫群を思い起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
明治・大正期の建物のようにレトロでクラシックなデザインですから、お客様がこれを選ばれるのも分かる気がします。ただ、問題点がひとつだけあります。それは、製造している工場の立地です。
私たちは、トロントを拠点にしているカナダの友人にお願いしてレンガ等の輸入資材を日本に出荷してもらっているのですが、このレンガはトロントから遠く離れたケベック州で作られているんですね。ケベックはオンタリオの隣にあるのですが、日本で言う隣と違ってカナダの隣は相当の距離があるんですねぇ。
トロントから鉄道を使って西海岸まで運んでから船積みするのですが、ケベックからの輸送が追加となると輸送費もバカにはなりません。そう、レンガ自体のコストはそれ程でもないのですが、その重さ故に輸送費は距離によって相当違ってくるんです。
コストアップを承知の上で採用するのもOKなんですが、近郊の工場のものを採用頂いても素敵なレンガ積みの輸入住宅が出来ること請け合いですから、また一度検討し直してみるのも手ですよ。
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