多くの皆さんは、壁はまっすぐが美しいという意識を持っていると思います。ですが、直線だけではインテリアを美しく見せることは出来ません。音楽でもそうですが、一本調子では可もなく不可もなくという状況になるものです。強弱があって、初めて楽しさや思いは伝わると思います。
塗り壁であるドライウォールを施工する時、私たち ホームメイドは壁の角を丸く仕上げるブルノーズというメタルコーナー材を使用します。これは、図で分かる通り、真円ではなく少しいびつな楕円をしています。まるで、牛の鼻のような形状なので、この名前が付きました。
楕円と壁とがぶつかるブルノーズの端に影が出来、丸くなった角を強調してくれるという訳です。
ドライウォールの壁は、光と影のコントラストを美しく見せるという特徴を持っていますので、こうした仕掛けが非常に重要な意味を持つのです。
また、ドライウォールの下地を仕上げるものとしてカナダの天然石膏のパテを使いますが、これがコーナー材に馴染むように、ブルノーズは両袖に紙のテープが付いたデザインをしています。紙は天然石膏のパテと化学反応を起こし、壁との密着をより強くしてくれるという機能もあるのです。また、天然のものですから、健康的で安全です。
強弱を付けたメリハリのある壁は、高級感のあるインテリアにデザインアップしてくれますね。勿論、ドライウォールの仕上げに使うパラペイントは、ツヤ消しの無公害塗料ですから、更に上品なイメージになること請け合いです。
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