先日、NETを見たというお客様から、輸入の水栓金具が水漏れしているので、修理をして欲しいという留守電が入っていました。
状況を確認すると、ヤスダ・プロモーションのカリフォルニア・コレクションというシリーズの輸入水栓で、洗面の水栓金具の吐水口からポタポタと水が落ちるというトラブルでした。
また、排水口のフタがうまく閉まらず、洗面ボウルに水が溜められないという不具合もありました。
まず、水漏れですが、カートリッジ・バルブ(セラミック・カートリッジ)と呼ばれる止水パッキンが劣化している場合と、ゴミが付着して隙間が明いてしまっている場合の二通りの原因が考えられます。
まずは、レバー・ハンドルの台座に内蔵されているカートリッジ・バルブを取り外して、それを分解・清掃して様子をみます。今回のケースでは、水側(向かって右)は直りましたが、お湯側では完全に水漏れを止めることは出来ませんでした。ですから、お湯側のバルブは新しいものと交換が必要です。
そして、排水口のフタや排水口のリングを掃除して、再度取り付けをしてみましたが、ゴムのパッキン材が潰れているのか、ほんの僅かに漏れているようです。この場合、僅かな漏れですから、これをよしとして妥協するか、ポップアップのフタや排水のパイプセットを交換するしかありません。
何れにしても、原因は明確ですから、解決策は見えています。
そういう話をお客様に差し上げて一旦引き上げてきたのですが、実はこの方は11年前に私たちに相見積もりを掛けて、最後にはキャスケード・ホームという有名な輸入住宅会社を経営されていた設計士と契約されたお客様でした。
でも、施工をした工務店はあまり上手に建築することが出来ず、今いろいろなトラブルを抱えていらっしゃいますし、契約した設計士が経営していた会社も倒産してしまい、専門知識が必要な修理をお願いする先もない状況となっていました。
勿論、困って頼ってきている人を、昔のことで邪険にしたり、意地悪することは私には出来ません。だから、こうして親身になって修理・メンテナンスの相談に乗って差し上げようと思う訳ですが、家づくりにはお互いの心持ちや義理人情が肝心だということを改めて思い知らされました。
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