先週、お付き合いのある損害保険会社の方とお話する機会がありました。
その方曰く、最近クライアントのお客様のおうちに空き巣や泥棒がたくさん侵入するようになっているとのこと。
そして、空き巣たちは、一度味を占めた家には何度も侵入を繰り返しているらしいのです。
そうした泥棒に対して警察もなす術がないようで、現場検証と聞き取りをするだけで、犯人の検挙や盗品の回収はほぼ100%難しいと住人の方に対しておっしゃっていくそうです。
以前私のお客様のおうちにやってきた空き巣が、防犯カメラに写った写真をお見せしましたが、彼らは帽子や目出し帽を被っているから、人物の特定は出来ませんし、車もナンバーを変えたり盗難車だったりしているので、どこの誰かは全くつかめないのです。
そういう被害に遭った人たちの多くは、2つの選択肢の中から対応を選びます。まずは、セコムやアルソックのような警備会社に頼んでセキュリティ対策をするというもの。
ただ、これは前にも記事に書いたように、侵入後15~20分してからしか警備員は現場へは来ませんから、空き巣を捕まえるということを目指している訳ではありません。警備員が駆け付けるまでの間は、泥棒たちも安心して物色出来てしまうのです。
お金を掛けて警備会社を頼んでも、結局役には立たないというのが実際です。
もう1つの選択肢は、何もしないという対応です。1回入られたからもう入らないだろう、という根拠のない理屈や油断がそこにはあります。
空き巣たちは、一度入るとその家の間取りやどこに何があったかを覚えています。だから、仕事がしやすいのです。1回目の侵入では15分程度の時間しかその家には滞留しませんから、その時取り切れなかった物品やお金は次の機会に頂きにきます。
勿論、彼らも捕まりたくはないですから、対策を打つ前に再度来るか、対策状況を確認してそれが甘いと判断したら、安心しきった時期を見計らって再度侵入を試みます。
保険屋さん曰く、3度も入られたお宅もあったそうです。防犯対策では、絶対大丈夫というものはありません。でも、空き巣の侵入を遅らせたり、侵入に手間が掛かると思わせたりすることは可能です。
彼らは15~20分という限られた時間しか与えられていませんから、侵入に手間や面倒が掛かることを極端に嫌がります。一見簡単でオーソドックスな対策でも、意外と効果のあるものもありますし、複数の対策を取ることで侵入を諦めさせることも可能なのです。
皆さんのおうちで普段玄関ドアに鍵を掛けないなんて人はいないでしょうね?40年前の日本でしたらそれもOKだったかも知れませんが、今の日本で水と安全はただなんて考えている人は、あまりに呑気かも知れませんね。
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