ようやく交換出来ました

ようやく交換出来ました

ガラスを交換したマーヴィンの掃き出しサッシ

2016年3月に強化ペアガラスが割れたという記事を書かせて頂いたマーヴィン(Marvin)社の古い掃出しサッシ。

フレンチ・スライディング・パティオ・ドアというタイプで、尚且つ高さが通常よりも20cm程高いドアでした。

ガラスの交換だけであれば、国内でペアガラスを作ってもらってはめ込むという方法もありますが、ガラスを建具のフレームに固定する為のガラス押さえ(押し縁)が国内では調達出来ません。

それは、室内側に付いていますから、木製ですし、尚且つドアにしっかり固定出来るだけの寸法や厚みがなくては、ガラスが外れてしまいます。そんなこんなで、わざわざアメリカから押し縁共々ガラスを輸入した訳ですが、入荷まで結構時間が掛かってしまいました。

それにしても、掃き出し用サイズの強化されたペアガラスって、大きくて相当重いですねぇ。単体で60~70㎏はあるんじゃないでしょうか。

まあ、一人で持てないことはないかも知れませんが、強化ガラスはガラスに歪が出るとバラバラに割れてしまいます。ですから、一人で持ち上げてたわませたりすると、大変なことになってしまいます。

それに、粉々にヒビが入ったガラスを白っぽい粘着フィルムで固定していたんですが、これを建具のフレームから外すのが至難の業でした。

防水コーキングの施工風景

作業開始から炎天下で4時間。こんな大変な仕事は、どこのサッシ屋さんでも建築会社さんでも受けてくれないはずです。

でも、私たちは最後まで手を抜きません。ガラスを装着する際に建具のフレームに防水接着剤で留めてあるのですが、更に外側のガラスとサッシとの接点に防水コーキングを上から塗布しました。

こうしておけばガラスとフレームとの間には隙間が生じませんから、雨漏りでサッシの木部が腐るリスクも少なくなります。このひと手間を掛けるか掛けないかが、気遣いですし、将来のトラブル回避にもなるのです。

でも、こんなことまでやるところは、ないかも知れませんね。

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<後日頂いたお客様からのメッセージ>:

昨日は暑い中、遠路御足労頂きまして有難う御座いました。

外の景色が見えるって、こんなに気持ちがいいものなのかと改めて感動しました。白い壁となっていたんですねー。閉塞感が取れ、爽やかな朝を迎えています。

村瀬さんのお陰です。有難う御座いました。また御世話になると思いますが、宜しくお願い致します。
2016年8月5日
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<関連記事>: 割れた強化ペアガラス (2016年3月5日)

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