アルミクラッドの木製輸入サッシでは、特別に高品質で美しいカナダ Loewen(ローウェン)社。
室内側の木部にはダグラスファー(米松)を使い、時間を経るごとに赤みを帯びて木目も際立ってくる様は、その価値を感じさせる日常となるでしょう。
ただ、このサッシ・メーカーは、日本に販売代理店を置いておらず、メンテナンスなどのアフターサービスは私たちのような特異なビルダーが細々と担っているに過ぎませんでした。
今回、お客様から網戸の調達についてご相談を頂いて、北米サイドのサプライヤーに調達の可否を確認した処、もうLoewenとの取引きをしなくなったから、部品を含めて注文は受けられないという返事がありました。ずっと頼りにしてきた現地の協力会社でしたから、突然の連絡でビックリしたのは言うまでもありません。
20年くらい前の輸入住宅ブームの際に、ローエンのサッシも数多く輸入されていますから、このままではメンテナンスでお困りになるお客様もどうしていいか分からない状況になってしまいます。
現地のサプライヤーに事情を確認して、何とかLoewenとの関係(多分、メーカーとは直接取引きしてはいなかったでしょうから、現地の代理店との関係)を修復してもらうように説得するか、別のサプライヤーを探すかしないといけません。
どんなものでも簡単に手に入る日本では考えられないことかも知れませんが、世界の人たちと商売をする時には、こういうこともしばしば起こるものです。少し時間が掛かるかも知れませんが、粘り強く調達ルートを探っていきたいと思います。それが、日本の輸入住宅文化を支えることにもなるはずですから・・・。
<関連記事>: ローウェンの窓も何とかなります (2016年8月17日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。