アルミクラッドに代表される室内側が木製の輸入サッシ。
マーヴィン、アンダーセン、ペラ、ハードなど、名だたる有名メーカーのものは、全て木の温かみを感じるサッシばかりです。
ただ、こうした高品質で高級感のある窓も、外壁や屋根からの雨漏りでせっかくのサッシが腐ってくるといったトラブルも多く発生しています。また、サッシ(建具)の枠とガラスとの隙間やアルミのつなぎ目などから雨水が侵入して、木を腐らせることもしばしばです。
こうした木製サッシは、新築時に木の塗装をするのですが、防水塗装ではなく、室内用のニスやステインが塗装に使われることが多く、結露や雨水が侵入してきた時に何の役にも立たないのが現状です。(尚、出荷時に塗装がされているのは、外装のアルミ部分だけです)
そこで私たち ホームメイドでは、家に窓を装着する前に、サッシの裏側になるところまで木部用の防水塗料 Para社製ティンバー・ケアで全て塗る試みをしてみました。
そう、構造で隠れてしまう部分も塗装しますから、万一水や湿気が壁の中にまで入り込んでも木製サッシを防御してくれるという画期的な施工をやろうとしています。
写真は、その塗装風景ですが、木部がナチュラルな黄色味がかった色に見えるところがティンバー・ケアで塗装した部分です。
普通は、内側の目に見えるところしか塗装しませんから、外側に色が付いているのは日本でも初めての施工ではないかと思いますし、全てが露出した状態ですから細かな部分まで塗装出来ます。
ただ、このように高さが1.8mもあるような大きなサッシだと、取り回しが大変で塗るのには相当な手間が掛かります。
今回は、築18年の輸入住宅のサッシが一部腐ってきたので、外装の防水改修工事を兼ねてサッシ自体を交換する為に窓を輸入しています。防水に不安のあるおうちですから、ここまでやればお客様も安心して頂ける気がします。
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