1997年に岡山県のとある輸入住宅に取り付けられたダブルハング。
木のサッシ・フレームも細くて繊細で、なかなかお洒落なサッシですが、ペアガラスの中に白い斑点状の汚れが付着してきたという相談を頂きました。
ガラス内部に曇りもあるそうですから、これは明らかにペアガラスの内部結露によるトラブルです。本来密閉された空間でなければいけないガラスの中ですが、どこかに小さな隙間が空いて湿気った空気が流入してしまったのでしょう。
ペラ(Pella)のサッシの場合、こうなると木の建具(障子)毎交換しなくてはなりません。樹脂サッシのようにガラスだけを枠から外して、新しいペアガラスに交換出来ればいいのですが、木製枠はきれいに分解することが出来ないのです。
ガラス以外に、窓枠に取り付けられた樹脂製の気密ライナーも劣化して破れてきているようですし、掃き出しサッシのロック部分のプラスチック・カバーも割れてしまっているそうです。
20年近くそのまま使ってこられたのですから、そろそろメンテナンスをしてあげるタイミングかも知れません。サイズや品番を確認の上、現在メーカーに建具や部品の供給が可能かどうか問い合わせをしていますが、近いうちに代替品の見積が出てくると思います。
住宅メーカーでもサッシ・メーカーでも同じですが、製品を供給した後ちゃんと修理・メンテナンス・サービスまで面倒をみてくれるところが、ユーザーにとっては一番いいメーカーだと思います。
売る時だけいい顔して、売れたら何もしてくれないところって、住宅業界は意外と多いんですよ。
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