もう7年も何もしてないです

もう7年も何もしてないです

PARA ティンバーケア 定点観測

パラペイントの屋外木部用防水塗料、ティンバーケアをヒノキの角材に塗って放置したのが、2009年7月。

普通だったら、形は留めているかも知れないが、劣化が進んで相当腐れも出てきているように思いますが、2012年に続いて定点観測を行ってみました。

まず、ティンバーケアを塗ったヒノキと比較する為に同時に放置したウリンと無塗装のヒノキから見てみましょう。

ウリンは言わずと知れた南洋材。細胞密度が高く、石のように固い木材です。当初シケンズという木部用塗料を塗ってあったのですが、それは見事に取れてしまったかも知れません。

でも、木の表面に出ていた紫色のアク(樹液?)が取れて、グレー色に変化したくらいで、割れも以前の状況と変わらないといった感じです。そういった意味では、ウリンの耐候性はすごいものがありますね。

ただ、南洋材は熱帯雨林の伐採規制から、将来的には手に入らなくなる素材であることから、交換が必要になった時の調達に難があるかも知れません。

次に、無塗装のヒノキですが、白かった木肌も既に苔むして、年輪の中心からの割れも相当な状況になっています。角材の角のところなどは、ボロボロと欠落する状態になりつつあります。

でも、単体で晒されていたせいか、雨が降らなければ常に乾燥する状況でしたから、7年間野ざらしの割にはよく頑張っている方です。

最後に、ティンバーケアを塗ったヒノキですが、当初の黄色い塗装の色は所々剥げてきていますが、劣化等による欠損は全く見られません。ただ、年輪の中心からの割れは、無塗装の程ではないにしろ、少しずつ入ってきている状態です。

それでも、腐朽菌やカビなどによる黒ずみや腐りはありませんね。多分、ティンバーケアの塗装は、一度しか塗っていないと思いますので、二度塗りすれば5年の耐久性があるというのは、まんざら嘘ではないようです。(勿論、今回はそれ以上の年月が経っていますが・・・)

木製のデッキやパーゴラを作られる方、木製サッシや玄関ドアを採用される方は、是非このティンバーケアを塗ってから施工してみては如何でしょうか。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: PARA ティンバーケアは、こんなに強い! (2009年09月11日)

<関連記事>: PARA ティンバーケア 定点観測 (2012年12月16日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 資材・商品   タグ: , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。