曇ってしまったペアガラス

曇ってしまったペアガラス

曇ったペアガラス

カナダの輸入サッシとして一世を風靡したウィルマー社製アルミクラッド・ウィンドウ。

何年か前にジェルドウェンという大きな窓メーカーに吸収合併されて、交換部品の供給の方もなかなかうまくいかなくなりました。

そんなWillmarのサッシですが、ペアガラスの曇りのトラブルがちょくちょくあるのも事実です。特に多いのが、FIX(はめ殺し)窓やケースメント。

全部が全部そうではないのですが経験上比較的多いという点からすると、恐らく製造時期やロットによって不具合が出るものがあるのでしょう。今回は、群馬にお住まいのお客様から3連窓の中央にある大きなFIXサッシのガラスの曇りについてご相談を頂きました。

写真をご覧頂くと分かりますが、ガラスの下側の方が薄い茶色に変色しています。

これは、ペアガラスの中に水分や湿気が入り込んで、中でカビや藻類が繁殖したか、外部の汚れが中に入り込んだかしたのが原因です。ただ、こうしたガラス内結露の問題は、輸入でも国産でもペアガラスならば常に起こり得る話ですから、輸入サッシだけを悪者には出来ません。

このペアガラスを指で少し押してみた処、他の窓ガラスよりも固定がフワフワした感じがするということですから、ガラスを押さえている木製の建具枠の方にも何らかの腐食があるかも知れません。

何れにしても、国内か海外で同じサイズのペアガラスを調達して、入れ替える必要がありますね。木製サッシのガラス外しや取り付けは、室内の木枠や外部のアルミ枠を触る必要がありますから、慣れていないと結構大変です。

ヘタにやって部材が折れたり曲がったりしたら、復旧するのが難しいこともありますからね。ちょっと遠いお客様で費用も掛かりますが、何とか元通りの美しさにしてあげたいものです。

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