昨日は、アンダーセンのダブルハングの腐れについて書きましたが、今日はマーヴィン(Marvin)のフレンチ・ドア。
写真のように室内側のドアの木部が腐ってきています。屋外側のアルミのパネルは何ともなっていないのですが、室内側がこれではどうしようもありません。
でも、この不具合は室内側の結露が原因で起きた訳ではないように思います。外部のアルミ板のつなぎ目やアルミとガラスとの境目に何らかの隙間が生じて、そこから雨や湿気が木製の建具フレームを内部から劣化させたのではないでしょうか。
こういう場合、腐れが室内側の表面にまで到達するのに時間が掛かりますから、なかなかすぐには発見出来ないかも知れませんが、ドアの木口(こぐち)や木のつなぎ目などが少しずつ黒くなってくるのが普通ですから、いつも注意していれば分かったかも知れません。
そうは言っても、一般の皆さんは有名メーカーの高級なサッシやドアが、そう簡単に劣化するはずはないと思っていらっしゃるでしょうから、注意して見ている人はいないですよね。
ただ、運よく私が書いた記事をお読み頂いた皆さんは、是非ご自身のおうちの窓やドアの状態を確認してみて下さい。もしかすると、まだ塗装をし直す程度で補修が出来るかも知れませんよ。いい輸入住宅は、自然素材で出来ていることを忘れちゃダメですよ。
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