輸入の勝手口ドアには、上げ下げ窓(シングルハング)の付いたベント・ドアがよく用いられます。
写真もそうしたドアの一つだが、こちらはカナダ ギノー(Gienow)社の製品。ピーチツリー社のものが多く使われていた古い輸入住宅の勝手口には、珍しいタイプです。
ただ、このギノー社のドアに付いている窓にもピーチツリー社のものと同じ問題があるようです。それは、窓の開閉位置を固定する為のラッチ(スライド・ボルト)が、プラスチックで出来ている為、経年劣化で折れてしまうというもの。
これが折れてしまうと、サッシュ(建具)の固定が出来ませんから防犯上も不用心ですし、風を入れる為に開けておくということも出来ません。こうした部品を調達して交換したいと以前も試みたのですが、部品が見つからず構造的にも窓全体を外して交換する以外ないという結果でした。
恐らく同じ問題で悩んでいるお客さんも多いと思いますが、現状ではドア用サッシを輸入するよりドア自体を新しい輸入ドアに交換する方が簡単で安上がりかも知れません。
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