これから夏に向けてどんどん暑くなっていきますが、湿気も多くなっていくのが日本ですね。暑くなればエアコンやクーラーを使うでしょうし、梅雨の蒸し暑さの中では除湿なども行いますね。
ただ、気密が図られたペアガラスの内部に、何かの原因で雨や湿気が入ってしまうと、その水分はペアガラスの内部に滞留して外に抜けることはありません。温度が高い時には湿気という気体になり、低い時には水分という液体になることをガラス内部で繰り返します。
夏場は外気温が40度近くになり、室内は28度程度をキープしますから、温度差が10度以上になることもしばしばです。そんな時、湿気のあるペアガラスの内部では、室内側のガラスに結露が起こってしまいます。
それは、外気温で気化した水分が、冷たい室内温に接するガラスに触れることで水に戻るという自然の摂理によるものです。
こうしたことを繰り返すと、ペアガラス内の周囲にある金属スペーサーは徐々に錆を生じます。写真はその状態が進んだ様子ですが、錆が酷くなると固定されたガラスがグラグラしてきますので、防犯上も気密上も防水上も問題となります。
こうなったら、早めにペアガラスを交換することで安心・安全な状態に戻して下さいね。
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