こちらは、築25年を迎えるアンダーセン社ダブルハング・サッシ。
いい感じで年季も入っていますが、よ~く見ると建具(障子)の下側の窓フレームが、両サイドのフレームから少し離れているでしょ。
また、飾り格子も同様に下側のフレームに刺さっていない状況です。建具の下枠が、雨漏り等の何らかの原因で腐ってしまい、しっかり固定出来なくなったものと思われます。
お客様からは、ガラスが入った建具をそのままにして、下側の木枠だけを交換出来ないかというご希望を頂きましたが、それは少し難しいかも知れません。
何故なら、下枠だけを交換しても雨漏れの原因となった構造自体がそのままになってしまうので、Andersenは交換後を保証しないと思いますし、枠を交換した際に接する部分に傷や歪みを与えてしまい、新たな雨漏れや気密性能の劣化を招く恐れが生じるからです。
また、枠の製作や作業の手間を考えても、然程費用は変わらないというのが、今までの私の経験です。
ただ、この飾り格子は、現在のものと形状が違うと思われるので、もしかしたら少しデザインが変わってしまうかも知れません。アンダーセンもそこまでサービスがいいとは思いませんから、その場合はご容赦頂かなければなりません。
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