不具合のあるペラ(Pella)社製ケースメント・サッシのメンテナンスをしに、名古屋市緑区のお客様の輸入住宅に伺ってきました。
この写真は、悪くなったサッシの建具を取り外した処ですが、金具が取り付けてある下端の木部がこのように劣化していました。金物の取付けビスも完全に脱落し、全く開け閉め出来ない状態でした。
こうなると、お客様で何とかすることは不可能です。でも、建てた工務店さんは、輸入住宅の事業から撤退したという理由で対応してくれなかったそうです。困ったお客様はNETで検索して私たちを見付け、ご相談を頂きました。
それから数ヶ月。アメリカのペラ・ウィンドウの工場で全く同じサイズの建具を造ってもらい、ようやく取付けまで漕ぎ着けました。
勿論、昔のままというだけであれば、また雨や結露によって劣化を起こすリスクが生じますが、ガラスや外装アルミの周囲に防水のコーキングを予め施工し、木部には高品質防水塗料のティンバーケアを二度塗りしてあります。
私たちがこうしたケアをした上で取付けするのは、輸入サッシを長持ちさせたいという願いがあるからです。
さあ、どうでしょう、既存のサッシ枠に見事に取り付けられた新しいペラの建具は。窓の開閉調整も行って、前よりスムースに可動するようになり、悩んでいたお客様の気持ちも晴れやかになったと思います。
時間や手間は掛かりますが、直したいという強い意志さえあれば、必ず元通りの美しい輸入住宅に修復出来ます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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