輸入住宅では、国産のユニットバスを使わずに、浴室にバスタブを設置したり、洗面スペースを浴室内に併設したりするケースがよく見受けられます。
こうしたデザインは、欧米では一般的と言えますが、まだまだ日本ではマイナーな間取りです。それは、日本人の生活習慣でお湯をたっぷり使う入浴が一般的という側面が大きいように思います。
欧米ではシャワーでの簡単な入浴が殆どで、バスタブがあってもあまり使わないケースが殆どです。ですから、湿気が部屋中に蔓延することは少ないと言えます。
それに引き換え、日本人は毎日浴槽に浸かりますから、浴室内が湿気や水分で常に満たされた状態になります。だから、水漏れやカビの発生のリスクを低減させる為に、周囲がプラスチックで覆われたユニットバスが使われるようになったのです。
それでも、欧米の生活スタイルに憧れ、それを実現させたいという輸入住宅好きの方は、タイル張りの浴室空間を採用するんですね。そして、タイルやバスタブ、洗面ボウルが接する部分、壁・天井や窓などの周囲には、防水コーキングを打つといった処理を行います。
そういうおうちの場合、浴室や洗面での換気をしっかりと行って、入浴時以外は乾燥するように心掛けることをする訳ですが、タイルの目地やコーキング部分は割れたり、縮んだり、カビたりして劣化・消耗してきますから、10年程度で補修を行うといいでしょう。
見た目も美しく蘇るばかりか、水漏れや結露による構造体へのダメージも防ぐことが可能です。
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