先日、お客様のおうちを訪問させて頂いた際に、輸入の水栓金具の蛇口から水がポタポタ落ちるので、見て欲しいという相談を頂きました。
配管のバルブが閉めてあったので、開いて確認したのですが、水が漏れる気配がありません。何故だか正常な状態に戻っていました。
水栓金具で水漏れが発生する原因ですが、基本的にはレバー・ハンドルの下に内蔵されているセラミック・カートリッジと呼ばれる止水パッキンに不具合があると考えていいでしょう。
水道管の工事などで水道に小さな砂が混じったりして、それがセラミックで出来たバルブ部品に噛んで、欠けてしまうケースやセラミック以外の部分の劣化や腐食などのケースもありました。
セラミック・カートリッジは、半永久的と水栓メーカーは謳っているようですが、様々な原因で水漏れは起こります。あと、国産のゴムのパッキン材と違って、レバー・ハンドルをきつく閉めすぎたり、開けすぎたりするのもよくありません。
セラミック・カートリッジのバルブは、軽く動かすだけでちゃんと開閉するのですが、日本人はしっかり強く閉めないといけないと思い込みがちです。ですから、セラミック・カートリッジに無理な力が掛かって、バルブが破損してしまうなんてことも多いようです。
特に、力の入れ具合が分からない子供さんやお年寄りなどには、その点を説明して頂いた方がいいかも知れません。洗面やキッチンに使われる輸入の水栓金具は結構デリケートなものですから、注意してお使い下さいね。
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