冬だと言うのに、昨日の夜から台風のような風と雨がここ名古屋にも襲ってきました。また、今日は12月半ばというのに22度という温かさと湿気が多い状態となるそうで、ちょっと異常とも思える気候です。
そんな昨今ですが、先日輸入のアルミクラッド・サッシに不具合があるということで、詳細を確認する為に築18年の日進市のお客様のおうちへ伺ってきました。
状況は、写真を見ての通り。窓の建具(サッシュ)側の木部が腐って黒くなっています。ここには、本来窓を開閉させる為のオペレーターという金物部品がビスで留められていなければならないのですが、木が腐ってビスが抜けてしまっています。
この輸入サッシは、キャラドン(Caradon)社アルミクラッド・サッシなんですが、こうした木部の腐食は自然素材を利用していれば、当然起こり得る宿命的なトラブルかも知れません。
窓メーカーによっては、こうしたトラブルに対処する為、少しずつ改良を加え腐食のリスクを減らしている製品もあるようですが、住み手側が何もしなくても不具合は起こらないという状況にはなりません。
今日のように強い雨や風が吹いた後は、サッシやドアの隙間から雨が奥の方まで入り込んでいるはずです。また、温かくて湿った空気が、木を腐らせる腐朽菌を活発化させますから、サッシを閉め切った状態で放置することは厳禁です。
雨が止んで天気がよくなったら、必ず窓やドアを少し開けて木部が乾燥するようにして下さい。ほんの数時間換気するだけでもその効果はあるはずですし、そうしたちょっとした気遣いが長く美しい輸入住宅を守っていける秘訣だと思います。
さあ、今日は晴れたら窓を開けてみて下さいね。写真のようになってしまったら、軽微な場合は木部を部分交換するか、重症ならば建具ごと交換するかしか方法はありませんよ。
輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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