昨日、外出先からスマホなどで家の中の様子を見られるIPカメラのご紹介をしましたが、空き巣や泥棒が部屋に侵入しないように抑止力を高めることが一番の対策です。
玄関や勝手口のドアのロック・バー(ロック・ラッチ)が丸見えにならないようにガードプレートでカバーをしたり、鍵穴に対するピッキングを防止する為に防犯強化型のロック・シリンダーに付け替えしたりと、様々な防犯対策を私たちは提案しています。
セキュリティの為に警備会社に防犯対策をお願いするという方法もありますが、侵入が発覚しても20分以上経たないと警備員は来てくれません。だって、警備員も襲われて怪我を負うリスクがありますからね。
だから、防犯部材といったハード面を二重三重に施工して、1つが突破されても次のもので侵入を阻止するという形を作るようにすれば、侵入に時間が掛かり過ぎて途中で諦めたり、場合によっては最初から空き巣の対象とされなかったりするかも知れません。
ただ、二重三重にハードルを設けるということは、住み手である皆さんにとってもロックしたり、解除したりする作業が面倒になるということでもあります。
そういうことにあまりに時間が掛かると、「まあ、これくらいはいいか」などと言って、一部の防犯対策を実施しなくなるというケースが結構あるんです。
そういう隙を泥棒は狙っている訳ですが、もし私が防犯対策を提案するのであれば、出来るだけ簡単で効果のあるものを選びます。
例えば、写真のようなドアを固定するカンヌキ・ロック。レバーを上げ下げするだけですから、誰でも簡単に操作出来ます。
高さ2mもあるドアの上の方にこうしたロックを付けると、屋外からはこのロックは見えませんし、手がなかなか届かない場所ですから解除に戸惑うはずですよね。
こんな簡単なことで防犯対策になるのかと思われるかも知れませんが、1つひとつが簡単でもそれが重なることで時間を稼げるならば、根くらべに勝つことも出来ると思います。
闇雲に対策を実施するのではなく、私たちのような専門家にアドバイスをもらいながら、ご自身の状況に合った対策を打つことをして下さい。
ただ、必ず1つだけ覚えていて下さい。「どんなに防犯対策をしても、絶対大丈夫ということはあり得ません。対策は、そのリスクを少しでも減らす工夫である」ということを。
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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