ミルガード(Milgard)社のシングルハング・サッシに取り付けられた開閉用バランサーの交換について相談を頂きました。
この上げ下げ窓が施工されたのは22年前のようで、バランサーに刻印された表記は、「1440H」「2030S」といったものでした。ミルガードのバランサーでよくあるのは、「14 4」「20 3」なんですが、この古いバランサーには数字の最後に「0」が追加されています。
表記の末尾のアルファベットは、製造工場を表しているようですので新しいものを調達する際にはそれ程気にする必要はありません。
それにしても、北米の窓の多くは使用する部品の形や種類を変更することはなく、10年、20年経ってもメンテナンス用の新しい部品が手に入るのは嬉しい限りです。
勿論、そういった部品の製造メーカーは、素材の品質向上に努めたりインフレによる値上げをロスの低減によって極力抑えたりという企業努力を常にしていると思います。変わらないものと変わらなければならないもののバランスって、本当に大切ですね。
輸入住宅は、一度新築してしまえばその寿命は永遠ということはありません。10年毎に新築時の費用の10%程度を掛けて、家をメンテナンスしていくということが必要だということを忘れないで下さい。
(多分、多くの人は新築時にこんなことを聞いていないと思います。だから、いざという時に蓄えもなく困ってしまうのですが・・・)
平均築年数が26年余りの日本の住宅ですから、100年目にもう1軒新築したと考えれば、メンテナンスの費用がそれ程高くないのはお分かり頂けると思います。
美しい輸入住宅を維持していきたいとお考えの皆さんを、私たちは今後も長くサポートしていきたいものです。
輸入住宅の新築や修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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