先日、勝手口として取り付けられた木製ドアの枠の木口が劣化して開いてきたというトラブルについて書きました。
そのドアと同じように、屋外用として庇(ひさし)がない状況の場所に設置された木製ドアがどうなるかをお見せしたいと思います。
この屋外用木製ドアは、アメリカのシンプソン(Simpson)社製。お庭に面した南側の外壁に取り付けられていましたから、台風や梅雨時の南東方向からの強い雨がまともに当たる状況でした。
この輸入住宅は、まだ築6年しか経っていませんが、ドアの周囲は黒ずんでいて、ドア下などは腐って脱落しています。
自然素材のものは、人間が生活する上ではこの上ない素材ですが、施工する場所や取付けする方法、塗装やケアの仕方を間違えてしまうとその劣化も自然に進んでしまうということを忘れてはいけません。
勿論、木製ドアを一概に外部で使ってはいけないということではありません。使うのであれば、設計や施工でそれなりの対応が欠かせないということです。
人間の間違いをこうして指摘して見せてくれる自然のものこそ、家づくりのあるべき姿を指し示してくれているのかも知れませんね。
輸入住宅の新築や修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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