こちらの輸入サッシは、ミルガード(Milgard)社の樹脂窓なんですが、ペアガラスの内部に湿気や水分が入り込んで、結露を起してしまった上に、ガラスまで破損してしまいました。
ペアガラスの内部に入った湿気が、温度変化で水に戻りガラスの周囲を覆っているスペーサーと呼ばれる金属の気密材を錆びさせてしまいました。
こうなると、ペアガラスを交換しなければいけないのですが、そこのガラスが割れてしまったというのは、どちらにしても交換が必要なので諦めも付きやすいかも知れません。
こういう場合、私たちならガラス屋さんに頼んで製作してもらうのが普通なんですが、割れていない窓ガラスとの色の違いやデザインの違いが受け入れられないとのことで、北米にあるミルガードに頼んでペアガラスを作ってもらおうと思います。
特にお客様が一番気になるのは、ペアガラスの中に入れてある格子(Grille、グリル)の大きさや形状です。国産のガラスでは、全く同じ格子を入れることは出来ませんし、割れたガラスから格子を外して新しいガラスに付け替えることも出来ません。
それは、自社の格子部品でないものを入れた時に、万一不具合が発生しても責任を負えないという理由からなんです。
10年も前のサッシですから、窓やガラスの詳細寸法を慎重に確認してミルガードにオーダーすることになりますが、この作業に時間が掛かるんです。だって、ここを間違えたら、苦労が水の泡ですから・・・。
こんなことまでやれる輸入住宅ビルダーは、他にはいないでしょうね。
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