北米のガレージ・オープナーには、ジニー(Genie)やリフトマスター(Lift Master)、イーグル(Eagle)といった有名どころのメーカーがあります。
車内からリモコンのスイッチを押して、ビルトインのガレージ・ドアが自動で巻き上がっていく様は、秘密基地そのものですね。
その時、ドアを持ち上げている力持ちは、電動モーターのオープナーだと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、実際はそうではありません。
ドアの重量は、8フィートx8フィートの標準的なタイプで70kg程度はありますから、0.5馬力の非力なモーターではドアを巻き上げることは出来ません。
トーション・スプリングのバネの力を利用して、ドアの重量を支えるというのが本当の処で、モーターはバネとドアとが均衡した状況の中、単にドアを動かしているだけなんですね。(モーターは、補助動力と考えた方がいいかも知れません)
そういう状況ですから、トーション・スプリングが弱ってきたり、切れてしまったりすると、ドアの巻き上げの際にモーターには大きな力が掛かるようになります。
また、ドアの左右のバランスが崩れたりしても、同様にモーターの負担は大きくなります。(モーターは、自分の力の範囲内で一生懸命重いドアを開閉させようと努力します)
そういう点で、モーターを長く安全に使いたいのであれば、ガレージ・シャッターのバランスや消耗度を確認する維持・管理をしっかりやる必要があることを理解しなければなりません。
また、そういうことをやっていても、モーターは機械ですから、ドアを動かす為のチェーンやベルト、スクリューにつながるギアやスプロケットといったモーターの部品が破損することがあります。
一度取り付けしたら、永遠に稼働し続けるものではありませんから、10年ごとの定期点検や部品の交換を心掛けるようにして下さい。
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