この北欧製木製サッシは、1983年にノルディスカヒュースという輸入住宅メーカーで建てられた家に付けられました。
老舗のノースウェストホームズと同様に、このビルダーも既に倒産してしまっていますが、この家は30年以上経った今でも美しい姿を留めています。
軒やヒサシに守られているとは言え、屋外も木製で出来ていますから、普通だったら風雨に曝され木部が腐っていてもおかしくないですが、お客様ご自身で定期的に白い塗装を塗り直しているそうです。
何度も塗り重ねられていますから、枠に塗料がたくさん載ってゴテゴテしたような感じもありますが、これが本物のいい感じを出しているんですよ。ここには、アルミ・サッシだけは嫌だと言ったお客様のこだわりを感じます。
それにしても、外側に付いているヒンジ(蝶番)といい、窓を明けたままにしておく為の金属棒のドア・ストッパーといい、古い輸入サッシはクラシックで格好いいですよねぇ。
今回、私たちはベルックスのトップライトが破損して開閉に支障をきたしているとのことで、Veluxと協力して屋根裏部屋の天窓を交換する為にお邪魔しました。
この輸入住宅を建てたメーカーは元より、リフォームしてもらった業者さんも次々と倒産・廃業してしまい、これからのメンテナンスをどうしようかと困っていたそうですから、私たちと出会えたことで少し安心して頂いたみたいです。
家はご自身で補修頂くことが一番ですが、どうしても自分では何ともならないことも多いと思います。そういう時の為に、輸入住宅をよく理解しているビルダーとちゃんとお付き合いをされることが長持ちの秘訣かも知れませんよ。
新築や輸入住宅のメンテナンスをご希望の方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
尚、木製サッシの塗装には、パラペイントの屋外木部塗料 ティンバー・ケアをお勧めします。
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