家づくりが完成に近づく頃、お客様がインテリアのイメージをおおよそ掴める状況になってきます。
フローリングが張られ、壁や天井にもテクスチャーや色が付き、ドアやモールディング、キッチン・キャビネットなども据え付けられてきますから、家づくりでは素人だったお客様にも全体的な雰囲気が分かってきます。
そんな時、最後の最後に決められるのが、カーテンです。インテリアの雰囲気に合せてどんなカーテンを選ぶかは、最後の大きな決断です。
以前記事にも書きましたが、室内の全てのものが相互に作用し合ってインテリアを形作ります。例えば、カーテンの色は壁の色に映り込んで、壁本来の色を変えてしまうなんてこともよくあることです。
また、カーテンの素材によっては、写真のように外の景色を部屋の一部にしてしまうことも可能です。厚手のカーテンなら重厚感や豪華さをその家に与えるかも知れません。薄いカーテンなら軽快さや風の爽やかさなどを連想させるものとなります。
また、選んだものによっては、住まい手の個性や考え方、趣味といった内面まで他人にイメージさせる効果もあるはずです。
まあ、こうやって書くとカーテン選びが難しいものに思えるかも知れませんが、直感こそがあなたのイメージするものであることが往々にしてあります。
もし選択を間違ったとしても、10年後にカーテンを新調してインテリアをガラッと変えればいいくらいの軽い気持ちで決断すると意外にうまくいくものです。
ただ、あなたのイメージをうまく引き出してくれるパートナーが必要かも知れませんが・・・。建築デザインの相談をご希望の方は、お問い合わせ下さい。
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