普通の住宅会社や工務店さんは、煮炊きや給湯にガスを使いたいというお客さんには、天然ガス(都市ガス)を勧めます。敷地の前面道路にガス配管が通っていれば、そうするのが当たり前の世の中です。
でも最近、LPガスを供給している会社の方から、ガスの価格が下がってきて、天然ガスに比べても1割程度しか違いがなくなってきているという話を聞きました。
いや、そんなことはない。比べたら倍違うだろうとおっしゃる方もいると思いますが、同じ体積で比べるとLPガスの熱量は2.18倍なんだそうです。つまり、同じように加熱するなら、プロパンガスは天然ガスの半分の量でOKという訳ですから、体積当たりの価格が倍違っても実際にはほぼ同じ価格となるようです。
いや~、知りませんでしたねぇ、そんなこと。
あと、価格が下がってきた原因は、北米のシェール・ガス。こちらが採れるようになってから、LPガスの価格も下がってきているらしいのです。そう、LPガスは石油の副産物として採れるんですねぇ。
また、LPガスの場合、契約すると家のガス配管や給湯器、ガスコンロといった住宅設備を無償貸与という形で提供してくれます。天然ガスの場合は道路からの引き込み工事や敷地内配管、ガス機器も全て自分持ちですから、それだけでも50~70万円以上の得となりますよね。
また、プロパンの場合、配管経路が短く自動でガスの栓を止めるシステムですから、地震が来ても火災が起こりにくく天然ガスと違って地震の翌日に復旧させることも可能なんです。(ガス漏れがないかの点検は必要ですよ)
だから、敢えて天然ガスの供給地域でもLPガスにする方が増えているらしいのです。まあ、ボンベの置き場所が気にならないという考えは、必要ですが・・・。
それから、最近LPガスの価格を見直そうという協会があるようですが、これはマユツバのところが多いという話も伺いました。
最初だけ安い価格を提示しておいて、お客さんが気付かぬうちに徐々に料金を上げていくらしいのです。勿論、その協会は地域のガス屋に紹介手数料をもらって、あとは知らないとなる訳ですが・・・。
NET等が進化して世知辛い世の中になってきましたが、やはり信用のあるところでガスもお願いされた方がいいかも知れませんよ。新築をご計画の方や家のことでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
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