輸入住宅の玄関ドアに付いているヒンジ(蝶番)です。
岐阜のとあるお客様から、輸入ドアのメンテナンスをご相談された際に頂いた写真ですが、長年使われてきたのでしょう、随分減っていますね。ヒンジが減った分心棒が長くなったように見えますが、心棒の頭が飛び出している分ドアが下がっているとも言えます。
ですから、玄関ドアの敷居(ボトムシル)にドアが擦れて開閉に支障をきたしていることも窺い知れます。この状態で使われてきたのは、ドアにとっては相当の負担だったでしょうね。早くヒンジを新しいものに交換してドア自体の調整もしてあげる必要があると思います。
本来なら新築したビルダーが、こういう部分のメンテナンスもしなければいけないと思いますが、何らかの事情でそうしてもらえなかったことが原因です。このように半分放置されたような輸入住宅は、全国でどのくらいあるのでしょうか。
輸入住宅ビルダーの端くれとしては、悲しい限りです。それでも、今ちゃんと手入れをすれば、この玄関ドアも昔の調子を取り戻せるはずです。ホームメイドは小さなビルダーですが、そんな私共を頼りにして頂ける方がいれば、何とかしてあげたいと思うのは人情ですよね。
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その後、写真のように新しいドア・ヒンジに交換し、ドアの調整も行いました。
下がっていたドア側の蝶番(右)が、ドア枠側の蝶番(左)の高さまで上がっているのが分かりますね。
これだけでも、玄関ドアの開け閉めや鍵の掛かりが改善されます。その上でドアの位置の微調整を行えば、完璧です。
今まで相談先がない中、お客様も長年の懸案が解決されて、喜んで頂きました。
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皆さんの輸入住宅も10年に一度はメンテナンスして下さいね。家の修理・リフォームでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
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