以前、木が劣化したスウェドアの記事を書きましたが、昨日建て付け調整及びドアガードとドアクローザーの交換をした際に、塗装のメンテナンスをしてきました。
それも、私 村瀬自身が自らやってきたんですよ(笑)
当初は、相当劣化が進んでいると考え、木目を潰して真っ白のティンバーケアで塗装することを考えたのですが、実際のドアに特殊なヤスリ材を当てた処、美しいチークの木目が蘇りました。これだけ木目がきれいに出るのなら、敢えて白い塗装をしなくても、ナチュラル・クリア色のティンバーケアで大丈夫だろうと判断しました。
普通の紙ヤスリでは、凹凸のある飾り部品の細かい所にヤスリが当てられないのですが、特殊なヤスリを使えば古い劣化した塗装もきれいに剥がれました。(木目の奥に入り込んだ塗料までは無理ですが・・・)
でも、この作業が一番きついし、時間も掛かります。その後、パラペイントの屋外木部塗料 ティンバー・ケアを2度塗りした状態が、この写真です。
少し白ボケた部分は、まだ塗料が乾き切っていないところですが、数時間もするときれいなクリア色に変わってきます。
メーカーは、自然オイルのオスモを年に2~3回程度を目安にドア全体に塗布することを推奨していますが、そんなマメな人は日本のどこにもいないですよね。それに、自然オイルは酸化したり、紫外線によって劣化・変質するのが早いのも難点です。しかしながら、ティンバーケアなら2度塗りすれば5年は塗り直しが必要ありませんから、耐久性や施工性は抜群です。
スウェドアだけでなく、レクサンドーレンといった北欧製ドアやシンプソンやノード、バッファレン、IWPなどの北米の木製玄関ドアの塗装の劣化にお悩みの方は多いと思います。
手間や時間を惜しまなければ、私のように誰でも簡単に素敵な輸入ドアを蘇らせることが出来ますから、是非挑戦してみて下さいね。勿論、時間がない人や作業に自信のない方は、施工まで面倒見ますよ。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
輸入の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
<関連記事>:スウェドアのメンテナンス(2015年3月4日)
2015年6月12日に、ドアの調整・塗り直し後の様子を見に現場へ行ってきました。塗った当初白ボケていた玄関ドアの表面は、写真のようにパラ ティンバーケアの塗装も馴染んで、美しいキャラメル色のドアに蘇っていました。
勿論、調整したドアの蝶番(ヒンジ)や交換したドアクローザーとドアガードも正常に機能しています。
————————————————————————————–
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。