上がらなくなったガレージ・ドア

上がらなくなったガレージ・ドア

名古屋市近郊の方から、輸入のガレージ・ドアが上がらないというトラブルでご相談を頂いた。聞くと、開閉を助ける為のコイル・スプリングが片方断裂しているらしい。

このドアは、車を2台横並びで入れられる車庫用ですから、16フィート(4.8m)幅の大きなガレージ・シャッターです。その為、スプリングもダブルで装着されているのですが、経年劣化でそのうちの1本が切れてしまったみたいです。

ただ、通常原因は、それだけではありません。それは、長年使い続けるとオーバースライダーの左右バランスが徐々に崩れてきて、スプリングやモーターに掛かる負荷も不均衡に大きくなってくるというものです。また、スプリングの力をドアに伝える為のワイヤー・ケーブルが伸びて切れることもよくあります。

この家の場合、2002年から使われているとのことですから、既にスプリングの交換時期が来ていますし、ドアのバランス調整をするタイミングでもあります。

こうした調整や交換は、おおよそ10年毎。不具合が発生する前にやっておかないと、いざという時ガレージから車を出せない事態にもなってしまいます。

ガレージの開閉が遅くなったり、異音がしたり、ドア自体が微妙に傾いていたりしたら、メンテナンスのサインです。早めにモーターやスプリングの交換・調整の依頼をして下さい。

輸入のビルトイン・ガレージのメンテナンスでお困りの方は、ご相談下さい。

<関連記事>: オーバースライド・ガレージドアの基本構造 (2012年10月15日)

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