レンガを積もう!

レンガを積もう!

戦後日本では、高度経済成長に伴って多くの住宅が新築されました。それは、どんな人でも持ち家を手に入れることが出来る夢のような時代でした。

今の日本は、低成長と少子高齢化によって家づくりをする人がいないかと思いきや、未だに80万戸もの新築着工が行われています。これって、結構すごいことですよね。でも、本当にこれで日本人の暮らしが豊かになるのでしょうか。

私は、そうは思えません。戦後70年の期間に建てられた住宅で、素晴らしい建築として残っている家が何軒あるでしょうか。白川の合掌村の建物や神戸の異人館のように、100年も前の建築は存在するものの、築50年程度の住宅は価値を見い出せずに建て替えられてしまっているのが現実ではないでしょうか。

現在、テレビのCMでも1000万円以下で新築出来るということを宣伝する会社がありますが、そういった安普請のデザインと素材で果たして皆さんが一生を終えるまで住み続けられるものでしょうか。

きっと皆さんも薄々は感じていらっしゃるでしょうが、自分たちが住宅ローンを完済するかしないかのうちに建て替えを余儀なくされると思います。その時、皆さんが支払ってきたお金は、ゴミと化してしまうのです。子供たちに受け継がせられる資産は、何も残らないのです。

今こそ、私たちはローコストの魔術から決別すべき時だと考えます。でなければ、日本に資産・財産の蓄積など出来ないのです。

赤レンガのJR東京駅や世界遺産の富岡製糸場のように、大きな地震にも耐えて100年生き続けるレンガ積みの建物を残していこうじゃありませんか。そうすれば、家づくりでのあなたの想いが、きっと後世の人たちにも伝わるはずです。

レンガ積み外壁での建築・リノベーションをご希望の方は、どうぞご相談下さい。

ブログ記事: 私たちは、目指すものが違う(2011年4月22日)

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