最近、リフォームの相談が多く寄せられるようになってきていますが、今回も輸入住宅の補修についてお話がありました。
愛知県刈谷市にあるA邸は、築13年。やはり、輸入住宅ブームの際に建てたおうちだそうですが、建築屋さんはその2年後に倒産。頼れる輸入住宅ビルダーが存在せず誰にも相談出来ないまま、今まで住んできたそうです。
ですから、傷みがあってメンテナンスをした方がいい部分もボチボチあるのです。そんな中、昨年くらいから輸入のアスファルトシングルという屋根材が、途中からちぎれて落下してくるというトラブルに見舞われたそうです。
それから半年もしないうちに至る処劣化が始まり、玄関ポーチの屋根も写真のようにボロボロの状態になってしまったらしいです。幸いなことに、屋根材が重なっている部分まで剥がれてきているということはなく、防水上は問題ないですがなるべく早く対処した方がよさそうです。
台風などの突風によって捲れてしまう場合は仕方ないにしても、これ程早く劣化を起こしてしまうアスファルトシングルは、見たことがありません。
私たちが使うアスファルトシングルは、通常30~40年の保証期間を有するものですから、国産のアスファルトシングルのように10年程度で劣化する輸入の屋根材があるとは思ってもみませんでした。因みに、北米のアスファルトシングルは、最低でも20年保証のものが一般的です。
落ちてきたアスファルトシングルを触ってみましたが、あの柔軟性のある素材が、硬化を起こして簡単にパキン!と割れる状態になっていたのは驚きです。素材自体の問題なのか、メーカーが悪かったのか、はたまた気候や環境、施工の問題なのか、原因は不明ですが、こういうこともあるんですねぇ。
一般的に耐久性がある輸入のアスファルト・シングルだからといって、過信は禁物であることを心しなければいけないですね。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。