住宅ローン金利、過去最低を更新 大手5行、来年1月適用

住宅ローン金利、過去最低を更新 大手5行、来年1月適用

大手銀行5行が1月に適用する住宅ローンの金利が12月30日、出そろった。主力となる期間10年固定型の最優遇金利は、全行が前月比で年0.1%引き下げ、過去最低を更新する。長期金利の指標となる新発10年国債の利回りが歴史的な低水準になっていることを反映した。

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行は、10年固定型の最優遇金利をそろって年1.15%とする。三井住友信託銀行は0.9%、りそな銀行は1.2%になる。

貸し出し競争の激化も金利を押し下げる一因になっている。ただ、すでに利ざやは極端に縮小しており、さらなる引き下げが銀行の収益を圧迫する恐れもある。

一方、短期金利に連動する変動金利型の金利は5行とも据え置いた。

国債市場では、新発10年国債の利回りが前週に一時0.300%まで低下して、過去最低を更新した。日銀が大規模金融緩和で大量の国債購入を続けているのが理由だ。
(2014.12.30 産経新聞)

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