お知らせ : ページ 74

在庫限りですよ

こちらは、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社製のダブルハングに装着されたバランサーのフック部品。

これによって、建具(障子)を吊り上げているのですが、ご覧の通り下枠にまで落ちてきています。

通常は、バランサーから出ている糸(ヒモ)の先にこのフックが付いていますが、糸が切れたのか機能しなくなっている状況です。

輸入の上げ下げ窓は、両サイドの窓枠内にバランサーが仕込まれていて、そのバネの力で建具を軽く開閉出来るようになっていますから、重くて窓が開けられないという不具合は、バランサーの交換で直ります。

ただ、マーヴィンの古い仕様のこのダブルハングは、既に製造が終了していますし、交換用の部材もメーカーに在庫がある限りしか供給してくれません。

どのタイプのダブルハングが古い仕様なのかと言えば、図面上は「CDH○○○○」という品番のサッシになります。

恐らく今後数ヶ月~数年で、メーカーからの交換部品の供給もなくなるでしょうから、1990年代に建てた輸入住宅は早めにバランサー等の消耗部品を交換しておいた方がよさそうです。

ただ、交換作業は素人の皆さんではちょっとハードルが高いかも知れませんから、私共のような専門家に依頼するのが無難です。

<関連記事>: マーヴィンの古いダブルハングが修理不可に? (2021年7月30日)
<関連記事>: ヒモや樹脂部品が劣化します (2022年7月20日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

最近相談が多いです

埼玉のお客様からピーチツリー(PeachTree)製輸入ドアのドアヒンジ(蝶番)を調達したいというご相談を頂きました。

つい2日程前に同社のヒンジについて書かせて頂いたばかりですが、このヒンジの交換時期のタイミングなのかも知れません。

ピーチツリーのドアは、1990年代の輸入住宅ブームの際多くの新築で採用されていましたが、2000年代になってそのブームが去るとこの会社自体もなくなってしまいました。

倒産したのは仕方ないことですが、この会社のドアに使われていた部品類は、他のドア部品とは全く違うものであった為、純正品だけでなく互換部品も手に入れることが難しい状態となってしまいました。

ドアヒンジ自体は、ある程度耐久性がある部材ですから、10年程度では交換することもなく、皆さん普通にドアをお使い頂いていたと思いますが、20年を越えてくると消耗が激しくなって、劣化に気付くようになったのかも知れません。

今回お送り頂いた写真でも、表面に塗られた塗装が剥がれてきていますし、蝶番同士が擦れて摩耗した感じになってきています。

蝶番が摩耗すれば、ドアは重みで下へ下がっていきますから、ドア下のボトムシルにもドアが当たってきて、開閉が重くなるだけでなく、鍵も掛けづらくなるといった不都合が生じます。

それらを放置しておけば、ドアヒンジだけでなく、ドアそのものや鍵やハンドル・レバーといったものまでどんどん破損していきます。私たちでもなかなか手に入れることが難しい資材ですが、今後の為に何とか調達出来るようルートを確保したいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

今は少ない仕様ですね

名古屋市のお客様から輸入住宅の玄関ドアに付いているハンドルセットを調達したいというご相談を頂きました。

写真がそのハンドルセットですが、恐らく室内側のレバーハンドルのバネが弱くなってきたり、ラッチの鍵爪の出入りが不十分になったりしてきていると思われます。

そこで、錆びて古くなったハンドルセットを交換しようとお考えになったのだろうと思いますが、ラッチやデッドロックバーの形状が今のものと違うのが分かりますでしょうか。

通常は、鍵爪などが飛び出す部分に、フェースプレートと呼ばれる四角い金属板が付いていますが、こちらのものは頭の周囲が丸くなっています。こうした形状をドライブイン・タイプと呼ぶのですが、30年近く前の古い輸入住宅でないと殆ど見掛けなくなりました。

ですから、国内でこうした部材が付属したハンドルセットを販売している業者さんは、殆どないかも知れません。私たち ホームメイドは、こうした古い仕様の輸入住宅にも対応出来るよう、様々な輸入資材を調達しています。

(勿論、全部が全部在庫をしている訳ではありませんから、北米から都度輸入を行っています)

古い輸入住宅で交換部材がなくて困っているお客様は、ダメ元でも一度ご相談頂けると、もしかしたら手に入るかも知れませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

問題は、蝶番の摩耗ではない

横浜のお客様からピーチツリー(PeachTree)社製玄関ドアのドアヒンジ(蝶番)を交換したいというご相談を頂きました。

玄関ドアが倒れてきたようで、ドアがドア枠に当たってきて擦れているそうです。

劣化してきているヒンジの写真をお送り頂きましたが、写真を見る限り錆びてはきていますが、然程金属が摩耗している感じもありません。

ドアが傾いて下がってきたというのはヒンジそのものの問題というよりは、ビスでの固定が問題でヒンジの取付け位置が変わってきてしまったというのが実情でしょう。

こういう時は、ドアヒンジを取り付ける処に調整材を用いて、ドアの建て起こし(水平・垂直や高さ)を正しい状態に戻します。

また、取付けビスがしっかり締まっているかも確認しなければなりませんが、ドア自体にヒビが入っているなどして、ビスが利かず空回りしてしまう箇所もあるようです。

こういうことを修理して元の状態に戻す為には、ドアヒンジの下地となる部分の木を部分的に交換したり、適切な接着剤を用いて割れを直すなどしなければなりません。

ただ、ドアの重さが非常に掛かる場所でもありますから、素人のお客様が適当にやって直せるというものではないかも知れません。こういう場合は、輸入ドアに慣れた建具屋さんや私たちのような専門家にお願いして頂いて、きれいに直さなければいけないように思います。

でも、1日ですぐに直せるものではありませんから、その分費用もある程度覚悟した方がよさそうです。

因みに、気密パッキンのウェザーストリップの交換もご希望のようですが、ピーチツリーのものは形状が特殊ですから、現在手に入るものを利用して工夫をして取り換える必要があります。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

今は手に入らない古い部品

大府のお客様から30年近く前に取り付けたヤスダプロモーション製の洗面水栓を直したいというご相談を頂きました。

水栓金具は、サンタフェというシリーズのもので、クラシックな金色のボディに白いレバーハンドルが付いた如何にも輸入水栓らしい逸品です。

この製品は、昔から非常に人気があって、今でも多くの輸入住宅で使われています。今回は、水側を止めても吐水口からポタポタ水が落ちるということでしたから、止水パッキンであるカートリッジバルブを交換しさえすれば、元通りに直るというものでした。

ただ、この製品に使われているカートリッジバルブは、途中仕様変更があって古い仕様のバルブは既に生産中止になっている状況です。それを見分けるのは、カートリッジバルブのトップに付いているギザギザ山の部分の形。

レバーハンドルを外すと、写真のようにカートリッジバルブの上部のみが露出するので、ギザギザ山の形状を確認することが可能です。

その結果、このカートリッジバルブは、古いタイプのもので交換部材は手に入れることが難しく、水栓金具そのものを交換する以外方法はありません。

ただ、このデザインの洗面水栓は、今でも新品を調達することが出来ますので、洗面の雰囲気を変えることなく、新しい水栓金具に装換しようと思います。

お客様も気に入っていらっしゃる水栓金具ですから、また20年くらいは同じようにお使い頂きたいと思います。それにしても、30年も使い続けることが出来、またその当時のデザインのものが今でも手に入るなんて、息の長い製品ですよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

これがないとペアガラスの交換は出来ません

こちらのテープは、輸入サッシのペアガラスを交換する際に使用する防水(気密)テープです。

柔らかくて少し分厚いポリウレタンで出来た素材の両面に、強固な接着材が付いています。

厚みや色も様々で、輸入サッシの寸法やデザインに合わせて、適合するものを選択しますから、常に複数のテープを準備していなければなりません。

これは、意外と密着するので、一度張るとなかなかテープを剥がすことが出来ません。ですから、防水や気密を保つだけでなく、建具(障子)フレームへの固定もこれで行えるというスグレモノです。

慣れないサッシ屋さんやリフォーム屋さんだと、こういう輸入のガラス用防水テープは持っていないでしょうから、コーキングなどを使って接着することがあるようですが、それだとオリジナルの施工とは違ってしまいます。

また、コーキングは固まるまで時間が掛かりますから、その間にガラスが動いてしまったり、隙間が生じたりして、ちゃんとした施工が出来ません。勿論、私たちも防水コーキングは使いますが、ペアガラスの固定といった場面ではこの防水テープが最も優れた材料だと思います。

たかがペアガラスの交換と思われるかも知れませんが、ちゃんとした材料や手順に従って作業をしないと、ガラスの内部結露や熱割れ、建具枠の腐りの原因となりますから、注意が必要です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

破損したハンドルの交換部材です

日進市のお客様から調達したいというご相談を頂いたミルガード(Milgard)製掃出しサッシの新しいハンドルが届きました。

鍵が掛かったままドアが開けられなくなり、サッシ屋さんがハンドルやドア枠をカットして外した為、新しいハンドルやロック金物が必要となりました。

つい先日、ロック金物の方は入荷してきましたので、先にお客様にお渡ししていたのですが、ハンドルについてはご依頼が少し遅かった為、アメリカからの入荷の方もその分遅れました。

今回入荷したハンドルセットは、古いタイプのものと少し形状や材質が変わり、デザインや強度もよくなりました。勿論、取付け穴等の位置は昔のものと全く変わりませんから、問題なく交換することは可能です。

ただ、次回同じようなことがあった場合は、私たちのような専門家に任せてあまりドアを壊さないように鍵の解除をして下さいね。

<関連記事>: 気持ちは分からなくはないですけどね (2022年6月23日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

これじゃあ、食べられるよね

豊橋のお客様から、輸入の玄関ドアを交換するかどうかを相談頂きました。

ドアはファイバーグラス製の輸入ドアのようですが、ドア枠は木のものが使われていました。

それが、玄関土間の下にまで埋め込まれて施工されています。

土間自体はモルタルで固められているとは思いますが、モルタルには隙間がありますし、モルタルの下は恐らくブロックと土で埋めてあると思います。こういう状況だと、建物の下にあるシロアリの巣から、徐々に蟻道を作ってシロアリが上へと上がってきます。

そこに食べられる木があれば、表に出ないで木の中を食べ進めることが可能となります。つまり、シロアリにどうぞ食べて下さいと言っているようなものです。光の届かない木の中は、シロアリにとっては天国ですから、木枠を食べて行動範囲を広げていきます。

また、建物下の巣ともつながった状態なので、水分の補給や卵を育てる環境も整っています。ただ、食べ進めていると、木が薄くなった部分も出てきますから、そこが割れてシロアリの被害が露出することとなります。

そうなって初めて、人間はシロアリの被害に気付く訳ですが、その時は既に遅いと言わざるを得ません。

このおうちを建てた工務店さんは、被害のないドアを含めて国産のアルミドアやドア枠に交換することを勧めているようですが、それではせっかくの輸入住宅のデザインが損なわれてしまいます。

私たちなら、木のように見える樹脂製のドア枠に交換して、既存のドアはそのまま使います。また、その際にシロアリにどこまで食べられているかを確認した上で、防蟻対策も一緒に実施するやり方を取ると思います。

そうすれば、ドア枠が将来被害に遭うリスクは少なくなりますが、床下などをチェックするなどして木造の構造の方を今後も注意する必要はあるでしょうね。それは、玄関をアルミドアにしても同じです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , , , |

よく画鋲が使われます

小牧市のお客様から木製輸入サッシに取り付ける飾り格子を固定する為の取付けピンを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、どこのメーカーのものか分かりませんが、マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)などで、脱着式の飾り格子がありましたね。

細い針が付いた樹脂製のピンは、知らぬうちにどこかに行ってしまったり、折れたり曲がったりして使えなくなるケースがありました。

そういう時、多くのお客様は固定ピン(グリルピン)を調達しないで、画鋲を代替として使っていたりするのですが、長さが短く穴にもフィットしませんからせっかくのインテリアを台無しにしてしまうことがありました。

そうこうしているうちに、脱着式の木製格子はメーカーのラインナップから姿を消して、新しい格子を調達することが出来なくなっています。ただ、格子を固定するピンだけは、部品メーカーで供給していますからサッシ・メーカーに直接お願いしなくても入手は可能です。

今回のお客様にも必要数量をお伺いして、部品メーカーからピンを購入するつもりです。確かに代替が利きそうなものはあるでしょうが、やはりその場所に合った部材でメンテナンスをしてやると、きれいに納まって部屋の雰囲気もよくなりますよね。

<関連記事>: アルミクラッドサッシのグリルピン (2021年3月14日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

上窓だけでなく下窓もメンテナンスを

知多のお客様からペラウィンドウ(Pella)製のダブルハングサッシが腐ってきたので交換したいというご相談を頂きました。

写真は、上下の建具が重なる合わせ目の部分を上から撮った処です。

上窓の建具の木部が黒く変色していて、中が腐っているのか木枠に割れも入っている感じです。ロッククレセントの受け側(ストライク)が上窓側に装着されていますが、そのビスも抜けていて全く利いていない状態です。

ペアガラスの内部にも結露があるようですから、恐らくガラスが曇ってきて初めて建具に腐りがあることに気付いたという感じでしょう。

アルミクラッドと呼ばれる窓の建具は、屋外側にアルミカバーが付いていますので、一般的に雨に強く耐久性があるように思われていますが、アルミカバーとガラスとの境い目やアルミとアルミとのつなぎ目は徐々に隙間が空いてくることがあり、そこから雨が浸入する危険性があります。

そういった部分から入った雨は、建具の下枠の中に溜まってしまい、それが蒸発してペアガラスの中へと入り込む可能性があります。つまり、ペアガラスが曇った段階で、木製建具の中には雨が浸入しており、中で木を腐らせているということになります。

こうなってしまうと、ペラの場合は建具を新しいものと交換する以外方法はありませんが、当然下窓の建具やこのおうちのその他のサッシでも将来的な雨漏れによる木の腐りが心配です。

ですから、ペラだけでなく他社のアルミクラッドの木製サッシをお使いであれば、全ての窓についてガラスやアルミ枠の防水作業を行うことをお勧めします。(10年に一度、外壁の塗替え時に行いましょう)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , , |