お知らせ : ページ 70

建具位置の問題か?金物の問題か?

先日、ギノー(Gienow)製輸入サッシの網戸コーナー材の調達についてご相談頂いたお客様から、開閉金物についても問い合わせを頂きました。

ケースメントサッシの開閉を操作するオペレーターと、建具の上下に取り付けて建具を窓枠に吊り込む為のウィンドウヒンジが錆び付いているようです。

また、窓の開閉もしづらくなっているらしく、長年無理に操作した為に鋳物のクランクハンドルも折れてしまったとのこと。

恐らく、建具(障子)が傾いたか下がったかして、建具を閉める際にサッシ枠に当たってしまい、開閉がしづらくなっているものと思います。

建具の位置がおかしい原因は、オペレーターやウィンドウヒンジが錆等でスムースに動かない状態なっていて、建具の上側と下側との引き込み具合に違いが生じてしまっていることが考えられます。

ただ、逆に建具の位置がおかしかった為に、建具とサッシ枠との間に隙間が生じて、そこから雨が中にまで入り込んで、開閉金物類を錆びさせたということも考えられます。

こうした金物を交換する際に、建具の左右や水平・垂直、傾きなどを3次元で確認して、適正に調整しないとまた将来問題が発生するかも知れません。

何れにしても、日頃窓を開けて乾かしたり、雨などの水滴を雑巾で拭いたり、サッシ枠に溜まった砂やホコリをダスターで掃除したり、たまには潤滑剤を使うなりすることが一番の予防策です。

皆さんもそういうケアをやっていますでしょうか?やっていなければ、今からでもやってみては如何でしょうか?

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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ティンバーケアで交換建具の木部塗装中

ゴールデンウイーク明けに取り換え施工を予定しているサッシの建具の準備を着々と進めております。

サッシは、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド・ケースメントサッシとスライディング・パティオドア。

木部が腐ってしまった箇所が複数ありますから、交換する建具もたくさんです。

通常ゴールデンウイークは、数日間はお休みを頂くのですが、今年は何故か毎日会社で仕事をしています。こうやってPCに向かってブログ記事を書かせて頂くには、お休みは持って来いなんですが、日頃なかなかじっくりやれない塗装や防水処理の仕事もこの機会にやっています。

普通は、輸入したままの状態でおうちに取り付けて、後からニスなどを使って塗装するんでしょうが、それだと細かな処まで気遣いが出来ません。私たちは、建具に付いている金物類を全て外した状態にしてから、塗装作業を開始します。

そうすることで、金物で隠れてしまう木部まで防水塗装を行うことが出来るのです。また、塗装する前に、木部はサンドペーパーを当てて表面の毛羽立ちを取り除きます。そうすることで、木部の塗装が滑らかになり、塗料の定着もよくなります。

木部塗装は最低2回。塗料の載りが悪い場合は、更にもう1回塗装します。また、事前塗装の場合は、塗り残しのチェックも十分出来ますから、塗装の精度も上がります。木部が乾いたら、裏返して屋外側のガラスの周囲を防水処理します。

通常、サッシの雨漏れによる木部の腐りやペアガラスの内部結露は、こうした場所の防水不良が原因ですから、私たち ホームメイドはメーカーの処理に加えて更に自社でも処理します。(アメリカ人による製造時の処理は、結構雑ですからね)

最後に、マスキングテープによる養生を外してから、金物類を再度装着して完了となります。輸入したまま現場に持ち込む業者さんと私たちと、どちらが手間暇掛けているかは皆さんもお分かりですよね。

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砂糖菓子のように崩れます

群馬のお客様から、ギノー(Gienow)社製の輸入サッシに付いている網戸のコーナー部品が破損したので調達したいというご相談を頂きました。

ご覧のようにプラスチックは劣化して、表面がボロボロ粉を吹いたような感じになっていて、割れや欠損も出ています。

恐らく20年近く経っているのではないかと思いますが、こうなると網戸自体の形をキープすることは出来ません。

グラスファイバーのスクリーンや網押さえのゴム、黒い樹脂製の取っ手といったものも寿命が来ているでしょうから、出来れば一緒に交換したいものですね。

写真を見る限り、網戸を構成している各部材は、アメリカでは一般的によく使われている汎用部材ですから、サイズ等を間違えなければ元通りに修理することは可能です。

おうちの全ての網戸を一度に直すとなると、結構時間も労力も掛かりますから、出来れば数ヶ月掛けてゆっくりと一つずつ修理していくのがいいでしょう。

まあ、まだ夏までには少し時間もありますから、そのくらい時間を掛けても十分間に合うと思います。勿論、時間がない人や工作が苦手な人は、私たち ホームメイドにご依頼頂いても結構です。

こちらのお客様は、他にもサッシをメンテナンスしたい箇所があるとのことですから、またそちらについても順次ご紹介していきますね。

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更に気になる人には、これ!

清須市のお客様の新築工事で、外壁の防水工事だけをやってもらえないかというご依頼を頂きました。

新築する住宅メーカーさんは、特殊防水シートのウェザーメイトプラスを使った経験がないらしく、自社では施工が出来ないということで、お客様からその工事だけをお願い出来ないかと相談されました。

商品に違いこそあれ、従来の防水シートと施工は同じですから、ちゃんとした施工方法さえ間違えなければ然程難しいことはありません。

今月後半での施工に備えて、材料等の準備を進めておりますが、今回防水工事に使う専用のコンストラクションテープが入荷してきました。

このテープは、防水シート同士が重なり合う部分をカバーしたり、窓上に張るフラッシングテープ(国産のもので言うブチルテープ)の防水補強をしたりする用途に使います。

ただ、重なりが十分取れていれば、つなぎ目から雨が浸入することはありませんし、フラッシングテープも正しく施工されていれば、このテープで補強する必要もありません。

逆に、重なり部分にテープを張らないことで、万一雨が防水シートの中に入ってしまっても、そこから緩やかに湿気として抜けてくれるかも知れませんから、敢えてこのテープを使わないというビルダーもいるようです。

ただ、今回は住宅メーカーさんから、防水シートが何かの加減で中でバタつかないようにテープで留めて欲しいという要望がありましたので、使う予定をしています。

因みに、このコンストラクションテープは、密着性に優れ湿気や空気が浸透しないテープになっていますから、防水補修用の材料としても使えます。

<関連記事>: ホームメイドの透湿性防水シートは、全然違う! (2007年5月10日)
<関連記事>: ウェザーメイトプラスを施工しています (2022年6月7日)

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塗り直しには持って来いの日でした

今日は天気もいいので、常滑市の輸入住宅で玄関の輸入ダブルドアの塗り直しを行いました。

メーカーは、サーマツルー(Therma-Tru)。面材の材質は、ファイバーグラス。

元々、美しい木目調で仕上げてあったはずですが、塗り直しのタイミングでこげ茶のベタ塗り塗装をされてしまっていました。

一度ベタ塗りされてしまうと元の木目調塗装には戻せませんから、今回もベタ塗り塗装をせざるを得ませんでしたが、出来るだけ木目のデザインが見えるように塗装してみました。

写真左が塗装を行ったドア。右が塗装の途中で、古い塗装が見える状態。随分日焼けして、白化していたのが分かりますね。

ステンドグラスの周囲の樹脂製モールも至る処割れていたので、補修した上で塗装をしています。台風の雨風がもろに当たる南側の玄関ドアですから、外壁の塗替えのタイミングでは一緒に塗装をしてあげたいものですね。

因みに、今回は間に合いませんでしたが、ステンドグラスの樹脂製モールをカナダの部材会社で見付けましたので、次回は新しいモールに交換した上で塗装が出来るかも知れません。

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こちらのロックは、定期的に交換しよう

東京のお客様からハード(Hurd)製オーニング又はケースメントサッシに使われるロック金物を調達したいというご相談を頂きました。

こちらの写真が、そのロック金物。

ローウェン(Loewen)でも同じ金物が使われていたように思いますから、結構メジャーな部品だと思います。

こちらの部品は、おおよそ本体自体は金属で出来ていますから丈夫なんですが、中でロックの受けフックを固定する部分が樹脂で出来ていて、そこが劣化して破損するという感じです。

そこを金属にすれば不具合が起こらないのでしょうが、金属同士が当たる状況となると摩耗や錆、金属疲労の問題が新たに起こり、また違った不具合が発生するかも知れません。(人間が作るものに、永久的なものはありません)

取り敢えず、20年以上製造され続けている部品ですので、今後も調達には問題はないでしょうから、定期的に交換していくことをお勧めします。ただ、製品としては多少改善がされているのか、受け側のフックの形状が昔のものと若干変わっています。

ですから、ロック金物本体を交換する際は、受け金物の方も新しいものに交換する必要がありますから、注意して下さい。(窓の開き勝手によって、受け金物も左右の違いがありますよ)

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ものはいいんですけどね

長野のお客様から、ウェインダルトン(WAYNE DALTON)製ガレージドアのメンテナンスをしたいというご相談を頂きました。

アメリカではメジャーなメーカーで、輸入住宅ブームの際にはビルトインガレージ用にたくさんの製品が施工されました。

ただ、現在は国内で販売代理店をしている会社はなく、一部輸入資材を取り扱っている処が販売をしているだけで、取付けやアフターサービスを行っているという状況はありません。

今回ご相談頂いたのは、製品の中でも先進的でスマートなiDriveと呼ばれるシステムを採用したガレージドアです。通常は、トーションスプリングと呼ばれる大きなバネがドア上に露出していますが、iDriveはトーションバーの中にバネが内蔵されていて、見た目としてもすっきりしています。

また、電動オープナーもドライブレールを介してドアと連携させる標準的なタイプと異なり、写真のようにトーションバーに直接モーターが取付けられていますから、オープナーを天井に吊す必要はありません。

ただ、如何せんこの製品は日本で交換部材が販売されていませんから、北米から輸入する以外にメンテナンスする方法はなく、バネやトーションバーのような重くて長いものは輸送経費や時間もバカになりません。

そういった理由から、私たちはこのタイプのシステムを止めて、標準的なトーションスプリングを使ったタイプに交換することをお勧めしています。(尚、この場合でも、ドア自体は交換せずにそのまま使えます)

標準的なタイプのものは、輸入品であっても取り扱っている会社が国内にありますし、将来的にも手に入りやすいというメリットがあります。ビデオデッキでベータ-方式の方が優れていたにも係わらずVHSが広がったように、いいものが生き残るという訳ではないようですね。

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ベランダは、ワンダーゾーン

岐阜のお客様から、外壁の塗装がペリぺリと剥がれてきたので修理をしたいというご相談を頂きました。

普通外壁塗装の劣化であれば、色が薄くなってきたり、白化して手に付くようになるというのが一般的ですが、塗膜自体が剥がれて下地のサイディングが露出した状態になっています。

こういう場合考えられるのは、壁の内部から水が染み出して塗膜を剥がすというトラブルです。よくあるのは、バルコニーの手摺や笠木(手摺下のカバー)の隙間から雨が入って、壁の中を腐らせるというものです。

このおうちでは、実際にそういった隙間が至る処にありましたから、以前それらを全て防水コーキングで埋めるという処理をしました。これで恐らく雨が浸入しなくなるだろうと一安心していたのですが、実際にはこの通り水が中に入っている状態でした。

考えられるのは、このバルコニーを支えている柱材が接している土間から湿気が上がって外壁内に溜まったというものですが、新築時の工事写真を見ると、コンクリートで台を作った上に柱材を載せています。

そういうケースでは、湿気が上がるにしても塗装を剥がすまで大量に結露するというのは、考えづらいというのが私の経験です。下から見ると笠木の下に隙間が見えますが、これは壁の中の空気抜きであってここから雨が浸入することはありません。

サーモカメラなどを駆使してもう少し原因調査を行ってから、ある程度目星を付けて、これだという確信が持てた段階で壁などを明けるなどして更に詳しい調査や対策を打ちたいと思います。それにしても、建築は奥が深くてほんと恐ろしいですよね。

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よく似てるけど、ちょっと違う

徳島のお客様からシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のロック金物を調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシだそうです。

ただ、こんなデザインのロック金物が付いていたという記憶が乏しく、もしかしたら違うサッシメーカーのものかも知れません。

写真がそのロック金物ですが、ロックレバーが根元で折れてしまっていて鍵が掛けられない状態のようです。

デザイン的にはアルパイン(Alpine)社製のシングルハングやスライダー(片引きの引き違い窓)に付いているロック金物に近いように思いますが、取付け穴の位置や僅かな形状に違いがあります。

多分、輸入サッシに慣れていない人は、どちらも同じように見えて、多少の違いでも問題なく取付け出来るとお考えになるかも知れません。でも、実際にはこの僅かな違いで、うまく取付け・交換が出来ないのが事実です。

私たちが輸入部材を調達する際は、必ず詳細寸法や形状が分かる写真を頂いて、それと同じものを探すという手順を取ります。お客様もきっと面倒だと思われているでしょうが、苦労して探しても違っていたら意味はありません。

手間は掛かりますが、廃番で製造中止という状況でない限り、極力同じものを調達するのがホームメイドです。

<関連記事>: アルパインのロック部品の破損 (2020年2月12日)

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ハンドル跡もきれいになりました

先日、輸入玄関ドアのハンドルセットを交換した豊明市の輸入住宅。

ハンドル部分や上にあるデッドロックを、古いワイザー(Weiser)社のものからクイックセット(Kwikset)社のものに交換した為、その周囲の未塗装部分が露出してしまうこととなりました。

また、一部取付け穴も位置が変わりましたから、不要となった穴も埋めてサンドペーパーを当ててフラットにする必要がありました。そこで昨日ペンキ屋さんにお願いして、親子ドアの屋外側と室内側の補修と塗替えをしてもらいました。

白い飾りのドア枠もつなぎ目部分にクラックが入っていたりしましたので、そこをパテ埋めして同様に塗装を行いました。写真は、そういった一連の作業を完了した時の様子です。

以前塗られていた朱が少し入った赤から、バーガンディのような濃い目の赤に塗り替えました。(写真では、光の加減で明るい色に感じるかも知れません)

壁の塗装はツヤが強い塗料で塗ると下品になってしまいますが、ドア(窓)や枠材といったものはツヤがないと高級感が出せません。(尚、外壁は汚れ防止や耐久性の為に8分ツヤの塗料を使います)

そのツヤのコントラストによって、強弱が出来てデザインを引き立たせることが可能なんですが、多くの日本人はそのマジックを知りません。

<関連記事>: 輸入玄関ドアのメンテナンス (2022年4月9日)

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