お知らせ : ページ 67

来週取り替えに伺います

豊橋のお客様からご依頼頂いたポジー(Pozzi)製輸入サッシの建具交換。

ポジーという会社はなくなってしまいましたが、その後交換用建具の製造をする会社を見付けて、今回新しい建具を調達しました。

ペアガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などから雨が浸入して、建具の木部が腐ってしまい、交換を余儀なくされました。家を建築した工務店はさじを投げてしまい、困っていた処を私たちに声掛けして頂きました。

たくさんの箇所で建具交換をしなければならず、取付け前の木部の防水塗装や屋外側のガラス等の防水処理に結構時間が掛かってしまいました。でも、ようやく防水作業の完了に目途が立ち、いよいよ来週交換作業にお邪魔することとなりました。

丁寧に作業を進めていると、乾かす時間などどうしても日にちが必要となってしまいます。その間、別の案件の仕事もこなしていかなければなりませんから、最近は休みなしで働いています。

まあ、仕事があるうちが花ですから、頼りにされていると思って頑張らなければいけませんね。そうそう、この新しい建具は、木部に腐らない処理を施してありますから、今までのような木の劣化のリスクは殆どなくなるはずです。

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屋根や外壁からの雨漏れでも窓は大丈夫

清須市のお客様の処で外壁の防水シート張りをしているという記事を書かせて頂いておりますが、今回は窓周りの下地防水です。

サッシは国産サッシを使われるようですが、サッシが国産であろうと輸入であろうと、下地の防水処理は同じでなければいけません。

サッシを取り付ける前に下地施工したのが、この写真。まずは、特殊防水シート ウェザーメイトプラスを窓の内側まで巻き込んでいます。雨が外壁材や屋根材を突破して伝ってきても、これで窓周辺の構造材(柱や窓台)を防水シートが守ってくれます。

また、窓下(窓台)は雨が浸入したり溜まったりしやすい場所ですから、透明な樹脂で出来た防水カバーを装着しています。このカバーは、10cm程度窓の両サイドの柱材にまで立ち上がっていますから、一番心配な角(コーナー)の部分もカバーされています。(窓下を「コ」の字型でカバー)

更にカバーのつなぎ目や両サイドの立ち上がりを防水する為に、フラッシングテープと呼ばれる特殊なアスファルト接着剤付きパワーボンドテープを張っています。

防水キャップ付きのホチキス針と併せて、外壁下地の防水処理はバッチリだと思いますが、この上にどういった張り方で外壁材を施工するかで私たちの仕事の成否が左右されます。

こればかりは、私共が建築している物件でないので何とも言えませんし、防水シートをくぐって中に雨が入ってしまうような構造や施工だと私たちの仕事は役に立ちません。(あくまで、防水シートの表面にまで雨が到達したという場合の最後の砦です)

<関連記事>: ウェザーメイトプラスを施工しています (2022年6月7日)
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ウェザーメイトプラスを施工しています

清須市のお客様から、ロイヤルウッドさんで新築している建物に私たちが施工してきた特殊透湿性防水シート ウェザーメイトプラスを張ってもらえないかという相談を頂きました。

私たちは、材料を供給するから住宅メーカーさんにお願いして張ってもらったらどうかというお話もしましたが、施工したことがないからどうしてもやって欲しいというご依頼でした。

今日、職人さんを連れて現場でウェザーメイトプラスを張ってきた写真が、こちら。裏表・上下を間違えないように、ウェザーメイトプラスを真っすぐ張れているのが分かります。(張り方を間違えると、大変なことになります)

この特殊な防水紙は、室内側からは水は通さないが、湿気(空気)は外に放出するという機能の他に、屋外側からは水も湿気(空気)も通さないという機能があります。

普通の防水シートは、外からも空気を通しますから、日本の夏の湿気った熱い空気をシートの内側に通してしまいます。室内はエアコンで冷えていますから、防水シートの内側で湿気が結露して、水へと戻ります。

これがいわゆる壁体内結露という問題で、アメリカでは壁の中が腐ったり断熱材が水を含んで断熱性能が低下するなどの不具合が報告されています。

防水シートの上から外壁材を張ってしまえば、全く見えなくなってしまい、そうした問題が起きているかどうかお客様には分からないというのが実態ですが、日本の住宅も本当は大変なことになっているかも知れません。

そうそう、ウェザーメイトプラスを留める為のホチキス(ステープル)は、スティンガーという(緑色の丸い)防水キャップ付きのものを使います。

これを使えば、ホチキスの針で穴が明いたウェザーメイトプラスを、防水キャップで守ることが出来るのです。勿論、これを施工する為の専用タッカーも私たちは持っています。

<関連記事>: 更に気になる人には、これ! (2022年5月1日)
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無事、交換及び防水工事が完了しました

神奈川県藤沢市のお客様の処で、週末に輸入サッシの交換作業を行いました。少しの間ブログ記事に投稿がなかったのは、その為です。

サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen、旧ウィルマー Willmar)製の樹脂サッシ。

ペアガラスの内部結露が発生したという状況で、全部で11枚のガラスを交換しました。

先回採寸調査にお伺いして、ガラス押え(押し縁)を外した上でペアガラスの実寸法を確認しましたから、当然今回の交換はバッチリでした。写真が、今回装着したペアガラスですが、美しいペアガラスでしょ。

ペアガラス内部に錆が見受けられた古いガラスとは大違いです。遮熱型のLOW-Eという断熱ペアガラスを使い、太陽の熱射を外側のガラスが反射させて室内への侵入をカットします。

また、紫外線も80%以上カットしますから、床板や家具の日焼けもありません。ペアガラスを装着する前に、建具内に溜まった砂や汚れもきれいにしていますので、まるで新品の窓のように見えませんか。

ガラスを装着する際は、専用の防水テープを建具に張ってありますから、室内への防水は完璧ですし、ガラス押えを再度装着した後にも屋外側のガラス押えの周囲を防水処理しますから、今までのようなトラブルは発生しないと思います。

ただ、ここまで丁寧に仕事をすると、どうしても時間が掛かってしまうのが玉にキズですね。

<関連記事>: ガラス交換前の調査です (2022年1月29日)
<関連記事>: 微妙な違いで取付け出来ない (2022年3月18日)

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スチール製からステンレス製へ

大阪府のお客様からご相談を頂いた、ローウェン(Loewen)製掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)用網戸の戸車。

ご覧のように鉄製のローラー部分が錆び付いて、うまく回らなくなっています。

こうなると、網戸が引っ掛かったようになって、うまく開閉が出来なくなってしまいます。

それで今回お客様から交換用の新しい戸車が欲しいということで、ご依頼を頂きました。新しい戸車は、錆びないステンレス製。また、取付け用のビスもステンレスという高級仕様になっています

ローラー部分は、いつまでも動きが悪くならないナイロン製になりますが、普段網戸のフレーム内に隠れて見えないローラー部分は、紫外線にも当たらないことで劣化もしないですから、耐久性と使いやすさを両立しています。

勿論、ローウェン純正ではないスチール製のものも、部品メーカーから調達することは出来ますし、その方が安価ではありますが、長い目で見たらステンレス製に越したことはありません。

戸車は、網戸の上下に2個ずつ(合計4個)付きますし、純正品の単価も結構高いですが、今回交換したら恐らく今後取り換えることはないと想像出来ますから、交換の手間を考えると反ってお値打ちかも知れません。

<関連記事>: 輸入網戸の戸車 (2019年3月1日)

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木は動くからなぁ~

豊田市のお客様から木製の輸入玄関ドアの木の調子がおかしいというご相談を頂きました。

輸入ドアは、シンプソン(Simpson)製のダブルサイドライト付きのトリプルドア。

結構豪華な木製ドアですが、框のつなぎ目が開いてきて、そこから雨が中へと入り込んで木を腐らせている感じです。

実はこのドアは、4年前に塗装の塗替えを行っていて、その時はすごくきれいなドアに生まれ変わっていました。それが今回こんなことになってしまい、少々ショックを受けています。

こうなった原因は、新築時の塗装が木の呼吸を止める油性の塗料であったことだと思います。木が呼吸出来ませんから、どうにかして呼吸をしようと塗膜を破ったり、動いたりするのです。

ただ、そういう塗料を一旦塗ってしまうと、その塗料を完全に剥がすことは出来ませんから、その上からまた塗装をする以外方法はありません。その為、またドアが塗膜を破ったり動いたりして隙間が生じ、また雨が入ってしまうという悪循環に陥ります。

一度ドアメーカーにも相談してみますが、ドアが南向きで玄関のヒサシが短く雨が常に当たるという設計上の問題は解決出来ませんから、ドアを一度分解するなどして塗装の完全除去やドアの組み直し等を考えるべきかも知れませんね。

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何か石でも当たったんでしょうか?

豊田市のお客様からペアの強化ガラス窓が入った勝手口ドアのガラスが割れたので、修理をしたいというご相談を頂きました。

強化ガラスですから、全面粉々にヒビが入った状態で割れていますが、もう1枚の強化ガラスが残っていますから、すぐに何とかしなければいけないということはなさそうです。

近くのサッシ屋さんに修理を相談したそうですが、ハメ殺しのガラスになっているので対応出来ないと断られてしまったようです。

勝手の分からない輸入のドアで、尚且つ通常外せないハメ殺しのガラスとなると、国産のサッシ屋さんが嫌がるのも無理はありません。ガラスを交換するとなると、ガラスを固定している周囲のガラス押え(押し縁)を外さなければなりません。

このガラス押えが接着剤や防水コーキング等でガッチリ留められていると思われますから、これを外す際にはガラス押え自体が破損する可能性があります。

そうなると、ペアの強化ガラスだけでなく、ガラス押えの部材も用意しておかなければなりませんから、詳細寸法を確認した上で海外から調達する必要がありますから、輸入住宅の建築会社でも簡単には手が出せないと思います。

取り敢えず、お客様にいろいろと寸法等を確認して頂いた上で、製品を特定した処で部材の調達について検討していこうと考えております。

それにしても、強化ガラスが割れるとは、飛び石でも飛んできたのか、空き巣が強化ガラスとは知らずに無理矢理割って逃げていったのか、何れにしても厄介なことですね。

<関連記事>: もっといいやり方で出直します (2022年12月17日)

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飾り格子の固定ピン

浜松のお客様からハード(Hurd)のサッシに付いている木製格子を固定するピンを調達したいというご相談を頂きました。

飾り格子を留めるピンも、様々種類がありますが、蝶々が羽根を広げたようなデザインのピンも多くの輸入サッシで採用されました。

ただ、このピンはプラスチックで出来ていますから、樹脂が劣化して針が外れてしまったり、樹脂が割れて使えなくなったりもします。

また、こうしたデザインの固定ピンは、いくつか大きさの違うものが存在しますから、既存のものと同じ規格のものを見付ける必要があります。

固定ピンが破損した際に、木製格子も折れてしまうなんてこともよくある話ですが、メーカーによっては古い格子の製造が終了している為、新しい格子が入った建具ごと交換する必要があると言われることもあるようです。

まあ、それでも建具も格子も全て製造していないというケースよりはまだましな方ですから、少し費用は掛かりますが新しい建具に入れ替えるのを検討して頂けるといいかも知れません。

勿論、格子が問題なければ、この固定ピンだけを手に入れることは全く問題ありませんから、私共に相談頂けますでしょうか。

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積みレンガの搬送準備

来週、岐阜のお客様の処に持って行く積みレンガをトラックに載せました。

1個当たり3.5kg程度あるレンガですが、それを100個倉庫から出して荷台に積み込みました。

手に持っている道具は、ブリックハンガーと呼ばれる工具で、一度にレンガを5個掴んで運ぶことが可能です。

でも、5個運ぶということは、片手で合計17.5kg吊って移動するということを20回行わなければなりません。もうすぐ60歳になろうかというオヤジには、ちとキツイ仕事ではありますが、やる人がいない訳ですから仕方ありません。(顔は笑っていますが、ヘトヘトです)

これだけでもレンガの総重量は350kgあるんですが、1万個も積むような総レンガ積みの家というのは、本当にすごいことだと思います。

今回は、これらを門柱用に使う予定ですが、またそのうちレンガ積みの家をカナダの職人と一緒に造る機会があるでしょうから、その時まで体力だけは付けておかないといけませんね。

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どちらも交換して下さいね

横浜のお客様からシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のバランサーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシはメーカー不明ですが、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシではないかとのことでした。

お風呂の窓に付いていたバランサーですから、湯気や水滴などが常に付着する環境で、バネが随分錆びています。

輸入の上げ下げ窓は、バネの力で建具(障子)を持ち上げますから、錆びてくると動きが悪くなって、窓の開閉が固い印象になってきます。そのうち、写真の上側のチャネルバランサーのように、水分によって吊り糸が劣化して切れてしまうという不具合も発生します。

通常は窓枠の左右に付いているバランサーが両方一緒に糸切れするということはありませんから、写真のように1本だけダメになると思います。

そうなると、悪いなりに片側だけバランサーが機能して、もう片側のバランサーは建具を吊れなくなりますから、建具が傾いて動きにブレーキが掛かるようになり、窓の開閉が出来ないという状態になるのです。

こういう場合は、バランサーの両側共新しいものに交換してあげればスムースに窓が開け閉め出来るようになりますが、ケチって片側だけ新しくすると、左右でバネ強度が変わって開閉がおかしな感じになると思います。

輸入の上げ下げ窓のバランサーに不具合がある時は、どんなバランサーでも左右同時交換することを忘れないで下さいね。また、浴室のように水や湿気が多い場所では、こまめに窓を開けて乾燥させたり、常に水滴を雑巾で拭いたりして水気を放置しないことが大切です。

あと、ペアガラスの防水処理は屋外・室内両方共行いましょう。

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