お知らせ : ページ 64

ヒモや樹脂部品が劣化します

以前マーヴィン(Marvin)から入荷したダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のバランサー。

このバランサーは、現在販売されているダブルハングには装着されていない古いタイプのものになります。

日本に出回っているマーヴィンのダブルハングは、旧タイプのものが殆どですから、長さや強度の違いこそあれこのバランサーが使われているはずです。

固定用フックが付いた樹脂部品は、白い色のもの以外に黒などもあり、それによってバネ強度の違いが分かるようになっているようです。

固定用フックは、建具の両サイドに付いているピボットバーが上に載ることによって、フックの爪が外れて位置の固定が解除され、建具が載っていない状態(建具が窓から外された状態)の時は、フックの爪が窓枠に引っ掛かってストッパーの役目を果たします。

そうすることで、建具を窓枠の中に戻す際には、バランサーが一定の位置にあってすぐに建具を吊ることが可能となる訳です。

バランサーの寿命は約15~20年。随分長く使える部材ですが、樹脂の部分や吊りヒモなどはどうしても劣化して破損します。(バランサーが破損すると、窓を上に開けても落ちてきますし、開けづらくなりますので、すぐに分かります)

現在マーヴィンは、古いダブルハングの部材の製造を中止していますが、既に生産された在庫部品についてはなくなり次第販売終了という案内をしています。

こうしたバランサーなども、メーカーから入手するルートがいつなくなるか分かりませんので、そろそろ交換時期というおうちは、早めに交換をご相談頂けるといいかも知れません。

尚、輸入の上げ下げ窓は、形の違いこそあれバランサーと呼ばれる部品で開け閉めが軽く出来るように作られています。窓の開け閉めに支障をきたすようなら、バランサーの不具合が原因かも知れませんので、ご注意下さい。

<関連記事>: 在庫限りですよ (2022年7月13日)

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恐らく同じものだと思います

先日、千葉のお客様からミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの網戸部品を調達したいというご相談を頂いたというブログ記事を書かせて頂きました。

今回、そのお客様から、劣化して使えなくなった網戸のコーナー部品を郵送でお送り頂きました。

これではないかという新品の部品が、たまたま1つ手元にありましたので、並べて比べたのがこの写真。

劣化して欠損してしまった羽根のような部分の様子は分かりませんが、網戸フレームに差し込むL字になった部分は、全く変わらないという感じに見えます。

お客様が念の為に確認して欲しいということでお届け頂いた部品ですが、これで私たちが調達出来るコーナー材が適合するということが確認出来ました。

勿論、これでは羽根の部分の大きさが分からないのですが、羽根の大きさについては、残っている既存のコーナー材で寸法・形状を確認頂けたようです。

ご希望の調達数量は、120個。まあ、10個取り寄せるのも120個取り寄せるのも海外送料は然程変わりませんから、多めに在庫頂く方がいいと思います。

<関連記事>: コーナー部品が劣化した網戸 (2022年7月15日)

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国産の掃出しサッシでも起こります

日進市のお客様から輸入の掃出しサッシの下端などが腐ってしまったので、直したいというご相談を頂きました。

サッシは、コルビーアンドコルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)製のアルミクラッド・スライディング・パティオドア。

サッシの下枠に木製のモール材が付けられていた処に、ウッドデッキの床が接していたようで、床に溜まった雨水がサッシの下端に当たってそこから中に浸入したという感じです。

腐ったモール材が邪魔をして中までどうなっているかは分からない状況ですが、モール材の奥やモール材の下に張っているカルチャードブリックとのつなぎ目が、ちゃんと防水処理を施していないようで、構造材への影響の方が少し気になります。

また、ドアのペアガラスとその周囲のアルミカバーとの間から、雨が建具の中に入り込んでいるようで、ドアの木製下枠が完全に腐っています。

こうなると、ドアを交換しないといけませんが、メーカーが代替のドアを作ってくれないという場合は、ドアの建具枠を部分的に交換するか、サッシ全体を違うメーカーの新しいものに入れ替えるかということになります。

何れにしても、コルビーアンドコルビーのサッシは雨仕舞があまりよくない製品ですから、定期的にサッシの防水作業を行う必要があると思います。

ただ、実際には建てた住宅メーカーや工務店もそういう知識が全くないのと、そういうメンテナンスに慣れていないということで、放置された家が殆どだと思います。それを改善ない限り、輸入住宅が本来の性能や品質を世の中にアピール出来る時代は来ないかも知れません。

ただ、掃出しサッシの下端から雨が入って雨漏れするというトラブルは、サッシと外壁との境い目の防水処理が甘い為に起こるものですから、輸入サッシだけでなく国産サッシでも雨漏れのリスクが発生します。

そこの施工をいい加減にやる建築屋さんに建ててもらうと、庭に出る掃出しサッシだけでなく、ベランダの掃出しサッシでも雨漏れで失敗するかも知れませんから、注意して下さい。20年以上経ってからでは、施工不良を問うことは難しいですからね。

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こんな状態でも直せます

尾張旭市のお客様からウェンコ(Wenco)社製のダブルハングサッシに付いている網戸を修理して欲しいというご依頼を頂きました。

網戸の数は、3枚。何れも四隅のコーナー部品や網戸を固定するスクリーンピンが破損又は欠損しています

ウェンコは20年近く前に会社がなくなってしまいましたから、この網戸も1990年代に施工されたものだと思います。

新築時から網戸は一度もメンテナンスしていない感じですが、網自体は然程劣化していないようですから、日差しが当たらない北側等に設置された窓のものだったかも知れません。

ただ、樹脂で出来た箇所は、紫外線だけでなく雨風によっても劣化が進みますから、15~20年近く経ったら定期的に部品の交換をしなければなりません。

一部アルミフレームの曲がりなどもありますが、フレーム自体はそのまま使えそうですから、コーナー材や網戸ピン、網や網押さえのゴムといったものを交換することで問題なく使えるようになると思います。

勿論、フレームも新しくすることも可能ですが、それだと修理というよりは新しい網戸を作り直すということになってしまいます。(勿論、そういうことも出来ますが・・・)

こうやって、私共の元に破損した網戸をお届け頂けるのであれば、それに適合する部材を調達して元通りに修理することが可能です。窓を開けて室内に風を入れたいという場合は、網戸は必修ですから、輸入網戸を直したいという方は是非ご連絡下さい。

<関連記事>: 壊れた網戸もきれいになります (2022年8月5日)

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コーナー部品が劣化した網戸

千葉のお客様からミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの網戸部品を調達したいというご相談を頂きました。

ケースメントの網戸は通常室内側に付きますから、紫外線等による劣化は比較的遅いのですが、それでも経年変化で寿命がきてしまうものです。

今回のお客様も網戸の四隅に付いている樹脂製のコーナー部品が劣化して、フレームから外れてしまった状態です。普通の輸入網戸は、四角い中空になったアルミフレームなんですが、こちらのタイプは羽根のような部分が外側に8mm程度はみだしています。

こうした網戸は、ミルガードの古いケースメントサッシでは一般的だったようで、結構多くの輸入住宅で取り付けられています。

網戸のスクリーンもグラスファイバーで出来ているとは言え、やはり15年程度で交換が必要になりますから、網を交換する際はこのコーナー材も一緒に交換するといいかも知れませんね。

ただ、このコーナー部品は特殊ですから、アメリカでも普通には手に入りません。私たちのような専門家にご依頼頂いて、調達・交換をして下さいね。

<関連記事>: 網戸コーナーを交換しましょう (2022年2月15日)
<関連記事>: 恐らく同じものだと思います (2022年7月19日)

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どこの輸入サッシか分からなくても大丈夫

北名古屋市のサッシ屋さんから片引きの引き違いサッシのクレセント(ロック金物)を調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、どこの窓メーカーのものか分からない樹脂サッシ。

そこに付いているクレセントが、破損してしまったとのことでした。きっと、鍵が掛けられなくなって、困っていらっしゃるでしょうね。

写真が、別のサッシに付いている破損したものと同じ形のクレセントです。このタイプのロック金物は、非常に多く出回っていますから、細かな寸法が分からないと探すのが結構大変です。

でも、必ず部品メーカーには適合するものがあるはずですから、私たちは時間を掛けて同じもの(又は互換性のあるもの)を見付けます。そして、今回も恐らくこれであろうというものを探し出しました。

多分、お客さんも「探していたのはこれです」と言って頂けるだろうと思いますが、クレセントと同じくらいペアガラス内のスペーサーのひび割れが気になるのは私だけでしょうか。出来ればこちらの方も、防水処理など実施して内部結露を予防して頂けるといいのですが、・・・。

<関連記事>: 形は違うが互換性があります (2022年10月4日)

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在庫限りですよ

こちらは、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社製のダブルハングに装着されたバランサーのフック部品。

これによって、建具(障子)を吊り上げているのですが、ご覧の通り下枠にまで落ちてきています。

通常は、バランサーから出ている糸(ヒモ)の先にこのフックが付いていますが、糸が切れたのか機能しなくなっている状況です。

輸入の上げ下げ窓は、両サイドの窓枠内にバランサーが仕込まれていて、そのバネの力で建具を軽く開閉出来るようになっていますから、重くて窓が開けられないという不具合は、バランサーの交換で直ります。

ただ、マーヴィンの古い仕様のこのダブルハングは、既に製造が終了していますし、交換用の部材もメーカーに在庫がある限りしか供給してくれません。

どのタイプのダブルハングが古い仕様なのかと言えば、図面上は「CDH○○○○」という品番のサッシになります。

恐らく今後数ヶ月~数年で、メーカーからの交換部品の供給もなくなるでしょうから、1990年代に建てた輸入住宅は早めにバランサー等の消耗部品を交換しておいた方がよさそうです。

ただ、交換作業は素人の皆さんではちょっとハードルが高いかも知れませんから、私共のような専門家に依頼するのが無難です。

<関連記事>: マーヴィンの古いダブルハングが修理不可に? (2021年7月30日)
<関連記事>: ヒモや樹脂部品が劣化します (2022年7月20日)

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最近相談が多いです

埼玉のお客様からピーチツリー(PeachTree)製輸入ドアのドアヒンジ(蝶番)を調達したいというご相談を頂きました。

つい2日程前に同社のヒンジについて書かせて頂いたばかりですが、このヒンジの交換時期のタイミングなのかも知れません。

ピーチツリーのドアは、1990年代の輸入住宅ブームの際多くの新築で採用されていましたが、2000年代になってそのブームが去るとこの会社自体もなくなってしまいました。

倒産したのは仕方ないことですが、この会社のドアに使われていた部品類は、他のドア部品とは全く違うものであった為、純正品だけでなく互換部品も手に入れることが難しい状態となってしまいました。

ドアヒンジ自体は、ある程度耐久性がある部材ですから、10年程度では交換することもなく、皆さん普通にドアをお使い頂いていたと思いますが、20年を越えてくると消耗が激しくなって、劣化に気付くようになったのかも知れません。

今回お送り頂いた写真でも、表面に塗られた塗装が剥がれてきていますし、蝶番同士が擦れて摩耗した感じになってきています。

蝶番が摩耗すれば、ドアは重みで下へ下がっていきますから、ドア下のボトムシルにもドアが当たってきて、開閉が重くなるだけでなく、鍵も掛けづらくなるといった不都合が生じます。

それらを放置しておけば、ドアヒンジだけでなく、ドアそのものや鍵やハンドル・レバーといったものまでどんどん破損していきます。私たちでもなかなか手に入れることが難しい資材ですが、今後の為に何とか調達出来るようルートを確保したいと思います。

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今は少ない仕様ですね

名古屋市のお客様から輸入住宅の玄関ドアに付いているハンドルセットを調達したいというご相談を頂きました。

写真がそのハンドルセットですが、恐らく室内側のレバーハンドルのバネが弱くなってきたり、ラッチの鍵爪の出入りが不十分になったりしてきていると思われます。

そこで、錆びて古くなったハンドルセットを交換しようとお考えになったのだろうと思いますが、ラッチやデッドロックバーの形状が今のものと違うのが分かりますでしょうか。

通常は、鍵爪などが飛び出す部分に、フェースプレートと呼ばれる四角い金属板が付いていますが、こちらのものは頭の周囲が丸くなっています。こうした形状をドライブイン・タイプと呼ぶのですが、30年近く前の古い輸入住宅でないと殆ど見掛けなくなりました。

ですから、国内でこうした部材が付属したハンドルセットを販売している業者さんは、殆どないかも知れません。私たち ホームメイドは、こうした古い仕様の輸入住宅にも対応出来るよう、様々な輸入資材を調達しています。

(勿論、全部が全部在庫をしている訳ではありませんから、北米から都度輸入を行っています)

古い輸入住宅で交換部材がなくて困っているお客様は、ダメ元でも一度ご相談頂けると、もしかしたら手に入るかも知れませんよ。

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問題は、蝶番の摩耗ではない

横浜のお客様からピーチツリー(PeachTree)社製玄関ドアのドアヒンジ(蝶番)を交換したいというご相談を頂きました。

玄関ドアが倒れてきたようで、ドアがドア枠に当たってきて擦れているそうです。

劣化してきているヒンジの写真をお送り頂きましたが、写真を見る限り錆びてはきていますが、然程金属が摩耗している感じもありません。

ドアが傾いて下がってきたというのはヒンジそのものの問題というよりは、ビスでの固定が問題でヒンジの取付け位置が変わってきてしまったというのが実情でしょう。

こういう時は、ドアヒンジを取り付ける処に調整材を用いて、ドアの建て起こし(水平・垂直や高さ)を正しい状態に戻します。

また、取付けビスがしっかり締まっているかも確認しなければなりませんが、ドア自体にヒビが入っているなどして、ビスが利かず空回りしてしまう箇所もあるようです。

こういうことを修理して元の状態に戻す為には、ドアヒンジの下地となる部分の木を部分的に交換したり、適切な接着剤を用いて割れを直すなどしなければなりません。

ただ、ドアの重さが非常に掛かる場所でもありますから、素人のお客様が適当にやって直せるというものではないかも知れません。こういう場合は、輸入ドアに慣れた建具屋さんや私たちのような専門家にお願いして頂いて、きれいに直さなければいけないように思います。

でも、1日ですぐに直せるものではありませんから、その分費用もある程度覚悟した方がよさそうです。

因みに、気密パッキンのウェザーストリップの交換もご希望のようですが、ピーチツリーのものは形状が特殊ですから、現在手に入るものを利用して工夫をして取り換える必要があります。

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