お知らせ : ページ 57

続く時は続きます

つい先日、輸入の引き違い窓(片引きサッシ、スライダー)のロック金物を調達したのですが、それと同じ部材が欲しいというお問い合わせを頂きました。

先日調達したサッシ部品は、アライド(Allied)製の樹脂サッシなんですが、今回のサッシはメーカーがどこかは分からない感じです。

とは言え、全く同じ鍵部品ですから、もしかしたらアライド・ウィンドウの製品かも知れませんね。

この部品は、代替の新しいタイプのものに切り替わってきている感じですが、一部の部品メーカーからは調達が可能です。多少形が変わってしまいますが、今後も新しいデザインの交換部材が手に入りますから、然程心配する必要はありません。

ただ、こうしたクレセントが破損するという場合、ロックが掛かる位置が悪いのが原因でしょうから、それを直さないとすぐにまた悪くなります。

いつも言いますが、輸入の部品を交換する際は、必ずどこか他に原因がありますから、それを解決した上で交換するように心掛けて頂きたいと思います。

経年劣化ならいいですが、こういう場合は鍵が堅いとか噛み合わせがうまく行かないとかいう問題で無理やり鍵を操作するケースが多いのです。

単に部品を交換するだけなら、猿でも出来ます。何故そうなったかを考えて、根本的な問題を解決してこそ修理のプロとなるはずです。

それにしても、同じ部品が欲しいという人が重なるのは、やはり多くの皆さんが私のブログ記事を頻繁にご覧頂いているんでしょうかねぇ?

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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これだとシロアリや腐りが心配ですね

現在輸入住宅を新築中という東京のお客様から、施工の件でご相談を頂きました。

玄関ドアは、韓国資本のディスティンクション(Distinction)が製造するファイバーグラス製輸入ドア。

お客様から案内頂いた内容からすると、ドアの敷居の高さまで玄関ポーチや玄関内の土間を上げて、その上にタイルを張って仕上げる予定だそうです。

ドアの敷居を支えている木材は、仮にドアを支えておく為の下地材で、土間を打つ際にはある程度撤去するということですが、全て外してしまったら重いドアが下がってきてしまいますから、一部は残るものと思います。

こうした施工の場合気になるのは、1.残った下地材がモルタルの土間の中に埋められてしまうこと、2.その下地材が現状の土間の上に直接載っていること、3.玄関ポーチと建物との間に空気や雨水が抜ける空間が設けられていないこと、4.ドア下の木材だけでなく、建物の構造材も土間の中に埋もれるかも知れないということ等が、問題になるように思います。

基本的に、モルタルやコンクリートは透水性がありますから、雨が中に染みてしまいます。ですから、その下に木が埋まっていれば、腐ってしまいます。

また、現状は建物と玄関ポーチとの間が詰まっているように見えますが、長い間のうちにそこに僅かな亀裂(隙間)が入れば、敷地内のシロアリがそこを伝って上がってくることが想像出来ます。

そうなると、ドア下の木だけでなく、周囲の構造の方にもシロアリが侵入してきますから、知らないうちに木が腐ったり食われたりして、補修に相当の費用が発生するかも知れません。(その頃には、10年の瑕疵保証も終わっているかも知れませんし、業者さんが廃業していることも考えられます)

ここまで施工が進んでしまっていますから、やり直すということは難しいと思いますが、これらを踏まえて写真の上に今後の対策を書かせて頂きました。

やるやらないはお客様と施工業者さんとが相談することですが、こうした古い考えの施工方法を是正しないと、いつまで経っても日本の建築技術は向上しないように思います。

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バネの他にも、チェックが必要です

岐阜県のお客様からビルトインのガレージドアのバネが切れたので交換したいというご相談を頂きました。

ガレージドアのメーカーは不明ですが、開閉システムとしては一般的なタイプです。

破断してしまったトーションスプリングと呼ばれる大きなバネの力で、重いドアを支えながら、ドアを開け閉めするオーバーハングのガレージです。

写真を見て分かるように、バネは相当古くなってきて錆が出ています。見た目からして金属疲労を起こすリスクがありますから、このバネの不具合も寿命というのが原因のようです。

おおよそ10~15年程度でトーションスプリングは交換するのが一般的ですが、ドアの左右バランスを調整したり、レールやバネ、ドライブレーンなどに潤滑剤を付けてやるなど、日頃からメンテナンスをして頂いていれば、その寿命も延びるように思います。

また、バネだけでなく、ドアの両サイドを吊っているドラムワイヤーといった部材も伸びたりして弱ってきているでしょうから、そうしたものも定期交換の対象です。

その他のことについては、現地調査を行った訳ではありませんから、はっきりしたことは言えません。ですから、修理作業を行う前に、一度現地調査を行った上で点検・修理を実施することをお勧めします。

確かに破損した部材だけを交換するのが一番安上がりですが、劣化が進んだものを見極めて、予め交換しておけば何度も修理へお伺いする必要もなく、反ってその方が安上がりとなるはずです。

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非常に近いが、どうでしょう?

豊田市のお客様からケースメントサッシのウィンドウヒンジを交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製の樹脂サッシ。

ヒンジレールをスライドする部分の黒い樹脂が割れて、うまく開閉が出来なくなったとのことでした。

ヴァイスロイのサッシに付いている部品類は、どれも他社とは異なる特殊なものが多い為、会社がなくなった後で手に入るものも限られたものとなっています。

今回のウィンドウヒンジも、他社では使われていないオリジナルな製品のようで、全く同じものは存在しない状況でした。ただ、いろいろなメーカーを探してみた処、写真の下にあるような代替部材を見付けました。

ヴァイスロイのものと並べて比較してみると、形状はほぼ同じということが分かりますね。でも、細かな部分で寸法が若干違いますから、既存のサッシに新しいものが装着出来るかどうかは、やってみないと分かりません。

それにしても、こんなに似たものをよく見付けられたものですよね。これがうまくいったら、たくさんのおうちに施工されたヴァイスロイ製ケースメントサッシのメンテナンスは、可能となるかも知れません。

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入ったら、外に出す

こちらは、ACAN製シングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のサッシ枠のフレームを下から撮った写真です。

輸入の樹脂サッシの多くは、下枠の部分にこうした穴が明けられています。

また、サッシ枠だけでなく、ガラスが入った建具の枠の方にも同様の穴が明いているのです。

これは、強い風で雨がサッシ内に浸入してきた際に、屋外側に水を排出する目的で設置されたものです。実は、樹脂サッシだけでなく、アルミクラッドの木製サッシにも同様の工夫がされていることが多く、そういうことを知らないお客様や住宅メーカーが殆どです。

ただ、これを見付けた人たちには、ここから雨がサッシ内に入るのではないかと危惧して、穴をテープやコーキングなどで埋めてしまう人もいるようです。

特に気密性能が優れたサッシは、僅かに残された隙間に向かって雨が注射器のように飛び出してきますから、それを見た人たちは穴から雨が入り込んだと勘違いします。

確かにここから雨が逆流するということもないではないですが、それが起きるのは稀で、通常の雨や風の場合にはこの穴が雨の浸入を防いでくれています。

輸入サッシから室内に雨漏れしたという人やサッシの木枠が雨で腐ってしまったという人は、特にこの排水口を塞いでしまう傾向にあるようですから、注意が必要です。

また、排水口の穴もそうですが、入り込んだ雨を流す入り口の穴にゴミや砂、油汚れなどが付いてしまって、口を塞いでいる場合もあります。そういう時は、定期的にサッシの周囲の掃除を行い、穴が十分機能出来るかどうかを確認しておくことも大切です。

日本人は絶対入らないようにするという考え方ですが、欧米の人はある程度入ることは当たり前と考え、入った時にうまく対処する方法を最初から計画しておくのです。(絶対入らないという考えだと、入った時にどうするかということを考えてはいないのです。それは原発事故の時と同じです)

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交換出来るかなぁ~?

熊本のお客様からシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のバランサーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。

浴室に取り付けられていたということで、バネの部分が結構錆びています。

こちらのお客様は、バランサーの交換をしたことがないということで、本来であれば私たちが出向いて交換・調整を行わなければいけない処ですが、まずはご自身でやってみるということになりました。

バランサーは、バネが錆びているだけで一見不具合はなさそうに見えますが、恐らくバネも伸び縮みがしない状態まで劣化していて、引っ張り上げる紐も伸びたままになってしまうのかも知れません。

また、小さな滑車類もゴミや錆びが噛んでいるでしょうから、動きが悪くなっているように思います。こういうケースでは、バランサーそのものを交換する必要がありますし、片側だけでなく窓の両サイド共交換しないと、スムースに開閉出来ません。

因みに、バランサーを固定する為のトップガイドも一緒に交換するケースが多いのですが、この窓については全然大丈夫なようでした。

昨今円安がどんどん進行し、現地の値段も毎月のように値上がりしていますから、暫く我慢して使おうなんて考えていたら、お金がえらいこと掛かってくるかも知れません。輸入の交換部材が必要なら、出来るだけ早めに調達しておいて下さいね。

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採寸したから、ピッタリです

こちらは、ACAN社製シングルハングのボトムサッシュ(下窓建具)を外して、新しいペアガラスを装着した様子です。

写真左には、建具から外した古いペアガラスが写っていますが、ガラスの周囲のスペーサーが内部結露で錆びてきていました。

ガラスを調達する前に、ガラス押え(押し縁)を外してガラス全体の寸法を計測していますから、装着出来ないということは起こらないはずですが、やはり実際に建具枠の上に載せてみるまでは安心出来ません。

枠の上に新しいガラスを置いてみて、狙った通りの遊び(隙間)がちゃんとあって、水平・垂直もきっちり取れています。

新しいペアガラスは、薄っすら青っぽい色をしているように見えますが、これは遮熱型のLOW-E断熱被覆の処理がされている為です。

古いガラスも同様の処理がされたものだったのですが、新築から20年も経つと色も抜けてしまうのでしょうね。

アッパーサッシュ(上窓)は古いガラスのままですから、多少違いがあるのが分かりますが、お使い頂いている間にきっと色は馴染んでくるのではないでしょうか。

輸入の樹脂サッシは、アルミクラッドの木製サッシとは違い、こうやってペアガラスのみの交換が可能ですから、曇りや結露・割れが生じても心配は要りません。

ただ、交換方法や適切な副資材や経験がないと、ちゃんとした交換は出来ませんので、輸入資材の専門家に相談して下さいね。

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防水するのは、サッシだけじゃない

日進市のお客様の処で、外装等のメンテナンス作業を行っているのですが、いよいよ佳境に入ってきました。

今日は、取り付けられているACAN社製サッシのペアガラス防水の作業を行いました。

家中のサッシのガラスを屋外側から全て防水処理するのですから、足場の高い処も行ったり来たり。高所恐怖症の私ですが、仕事と割り切って高い場所にも登ります。

その途中、バルコニーの出入り口として施工された窓付きの勝手口ドアの処にやってきました。輸入のドアをきれいに塗装したんですが、ここに付いているシングルハングのサッシも、ペアガラスですから防水しないといけません。

ガラスを雑巾できれいに拭いて、そこにマスキングテープで養生を行った様子です。この養生の張り方がいい加減だと、きれいな防水処理は出来ません。

防水処理は、輸入サッシだけでなく、ガラス付きの輸入ドアも同じようにやる必要がありますから、覚えておいて下さいね。

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アームの形状・長さの確認も必要です

東京のお客様からケースメントサッシのクランクハンドルが回らず、ロックが出来ないというご相談を頂きました。

サッシは、サーティンティード(CertainTeed)製の樹脂サッシ。

通常のオペレーターの不具合であれば、ハンドルが空回りして窓の開閉が出来ないということなんですが、ハンドルが回らないという不具合は、可動する建具(障子)が窓枠のどこかに引っ掛かっているということなのかも知れません。

当然、窓を閉める途中で引っ掛かっていれば、建具に付いている受け金物のキーパーと呼ばれる部材が、ロック金物まで到達していないという状況なのだと思います。

こういう場合、長い間ハンドルを強く回して窓を閉めていた可能性があり、オペレーターのギアも傷んでいる可能性もあります。

また、建具の水平・垂直が取れていなかったり、窓を引き込む時に傾いた状態であったり、建具そのものの位置が悪いということなら、建具の上下に装着されているウィンドウヒンジにも問題があるかも知れません。

何れにしても、写真に写っているオペレーターは、ここの形状が同じでも開閉アームの形状や長さが違うものがいくつかありますから、窓を一旦開けてアームの詳細を確認頂く必要があります。

また、ウィンドウヒンジも同様に、形状や各部の寸法を確認頂かないと、どのヒンジを調達すればいいのか分かりません。

ただ、そうした部材を調達しても、交換後に調整を行わないとうまく作動してくれないという恐れもありますから、そうしたことまでお客様側で行えるかという問題もあります。

まずは、こうしたサッシを熟知した専門家に依頼して、不具合調査から修理・調整までやってもらった方が安心出来るような気もします。

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ペアガラスの入れ替え

日進市のお客様の輸入住宅でシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のペアガラスの交換をしてきました。

サッシは、カナダのACAN製の樹脂サッシ。

シングルハングですから、上窓はFIX(はめ殺し)。そのペアガラスが雨漏れして内部結露を起こしてしまったのですから、交換には外部足場が必要です。

丁度外壁の塗替えを行っていますから、ここぞとばかりにガラスの正確な寸法を採寸して、新しいペアガラスを調達しました。今回新しいペアガラスが届いたので、それを持って入れ替え作業に行ったのですが、午後から雨が降りそうということで、午前中のみ作業を実施しました。

でも、輸入サッシの場合、単純にガラスを交換して終わりというものではなく、様々な作業工程を正確にこなしていく必要がありますし、対応する道具もいろいろ用意しなくてはなりません。

写真は、ガラス押えを外して不具合のあったペアガラスを撤去し、劣化した輸入サッシ専用の防水テープをきれいに外した後に、掃除をした様子です。

ここで掃除をいい加減にすると、古いテープの残りが付いていたり、ゴミや油汚れがあったりして、新しい防水テープがうまく接着しないばかりか、隙間が出来て防水・気密が悪くなります。

ペアガラスも国産規格の厚みだったりすると、建具枠にフィットしませんから、ちゃんとインチ寸法の厚みのものを取り付けなければなりません。

いい加減なサッシ屋さんだと厚みが合わないガラスを入れたり、専用の防水テープを張らないでペアガラスを装着する場合もありますから、そこはチェックしておくべきだと思います。(まず輸入の専用防水テープなどは、持っていないでしょうね)

手順に従って全て装着しても、それで終わりという訳にはいきません。最後に、可動する建具(障子)の動きを調整し、雨漏れ防止の為に屋外側のガラスの周囲を防水処理して作業は完了です。でも、なかなかここまでやれる輸入住宅業者は、国内にはいないでしょうね。

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