お知らせ : ページ 56

追加したのは機能とデザイン

昨日、日進市のお客様の処で輸入サッシのペアガラスを交換したという記事を書かせて頂きましたが、そのおうちのリビングにもシーリングファンを追加させて頂きました。

シーリングファンは、アメリカ ハンター(Hunter)社製。

全館空調をしているのですが、リビングの吹き抜けが大きい為、暖かい空気が上に冷やした空気が下に滞留してしまうのが玉に瑕でした。

そこで今回の外装の塗り直しを機に内部足場を設置して、高い天井へ新たにシーリングファンを設置して、部屋の空気をサーキュレーションしようということになりました。

ただ、この吹き抜け空間には天井の中央に大きめのトップライトがあるし、2階の部屋から下を見下ろす為の大きなフレンチ窓が付いている為、それらが干渉しない位置にファンを持ってくる必要がありました。

手っ取り早く国産メーカーのものをとも思いましたが、傾斜が強い天井に取付けられるものがなく、ファン本体を開き窓よりも下に持って行けるだけの長い延長ロッドもありませんでした。

また、デザイン的にも如何にも中国製といったようなありきたりのものしかなかったので、やはり本場アメリカ製のものを探すことにしました。

電気配線は屋根裏に付いていたコンセントからこの天井まで引っ張ってくることが出来ましたし、高い位置にあるシーリングファンにはなかなか手が届かないであろうということで、ファンのスイッチや照明の点灯はリモコンで操作する形にしました。

延長ロッドは、通常あまり使われない1.8mの長さがあるものを用いて、少し高い脚立があればLEDの電球もお客様自身で交換が出来る位置まで本体を下げることが出来ました。色やデザインもリビングに相応しいものとなりましたので、リノベーションはバッチリだと思います。

リフォームは原状復帰して元通りにするというケースが多いですが、それではあまり楽しくありません。せっかくやるのですから、何か1つやりたいことをやって満足出来る工事とすることが、本来のリフォーム・リノベーションではないでしょうか。

<関連記事>: 全館空調なので、ファンが欲しい (2022年9月12日)

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FIXの上窓は、手間が掛かります

先日、外装塗り直しの足場を利用して、輸入サッシのペアガラスを交換した日進市のお客様のおうちですが、他にもペアガラス内に結露がある窓が見付かりました。

サッシは、ACAN製のシングルハング樹脂サッシ。

2ヶ所並んだ同じ大きさの窓の、ハメ殺しとなった上窓のガラスです。

既に足場は撤去されていますが、この窓の下に丁度下屋の屋根が張り出している状況であった為、そこに乗っかる形で外側のガラス防水も出来ました。(勿論、落下防止の為の安全帯も付けて仕事をしました)

写真は、新しいペアガラスを建具枠の中に入れた直後の状況ですが、気密を保つ為の周囲の黒いスペーサーが分かりますね。また、遮熱LOW-Eの断熱ガラスとなっていますから、ガラスが少し青みがかっているのも分かります。

採寸した新しいガラスは、隙間がないくらいピッタリの状況で装着されていますから、並んだ見た目も美しいと思いませんか。

こうしたペアガラスの交換は、通常は窓から建具を外した状況にしてやるもんなんですが、FIXの窓である為建具枠が窓に付いている状況で作業を行わなければなりません。

また、雨がまたペアガラスを曇らすことがないように、外側のガラスの防水作業を行いますが、建具が外せられれば床に置いて楽に作業が出来るのです。少し面倒な作業となりましたが、こういう丁寧な作業が出来るのは私たちしかいないのですから、頑張らないといけませんね。

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気密の為に交換を

名古屋市天白区のお客様から掃出しサッシの部材を交換して欲しいというご相談を頂きました。

サッシは、マーヴィン(Marvin)製のスライディング・パティオドア。

そこに付けてあるウェザーストリップ(気密パッキン材)のいくつかが割れたり欠損したりしています。

写真がその様子ですが、上枠にあった「1」のものは、完全になくなっています。「2」については、付いているように見えますが、ドアとの隙間を埋めるリーフと呼ばれるフラップ部分が破れてなくなっているものと思います。

「3」と「4」については、写真のハメ殺しドア側については問題ないのですが、可動側のドアが当たる部分については、やはりリーフが欠損していると思います。

ウェザーストリップの多くは、塩化ビニールで作られていますから、太陽の熱や紫外線によって硬化したり、逆に溶けてベトベトしてきたりして、裂けてしまいます。こういったパッキン材は、柔軟性という特徴と引き換えに、耐久性は15年程度しかないと考えるのが普通です。

破れてきた時放置せずに、メンテナンスして出来るだけいい状態にしておくことが、サッシの気密性・防雨性・防風性・断熱性・遮音性を上げることにつながります。

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ガラスの採寸調査

こちらは、ミルガード製樹脂サッシのスライダー(引き違いサッシ)の可動側建具(障子)。

輸入サッシの引き違い窓は、両方の建具が開閉出来るものもありますが、通常は片方がハメ殺しで、もう片方だけが横に開閉するという片引き窓になります。

今回は、可動側建具のペアガラスが割れてしまったということで、交換用のガラスを製作する為にガラスの採寸調査に伺いました。

(尚、輸入サッシのペアガラスは、インチ単位でガラスが出来ているので、普通の国産ガラスでは対応することは難しいのです)

ペアガラスの中には白い飾り格子が入っているので、格子のデザインが左右で違わないように、ハメ殺し側のガラスも交換するように段取りします。

ですから、写真の可動側だけでなく、ハメ殺し側の建具もガラス押えを外してガラス全体を露出させて大きさを確認しなければなりません。

ガラス押えが劣化して割れやすくなっているせいか、今回一部が割れた際に欠損している状態でした。ですから、ペアガラスだけでなく、ガラス押えも形状や寸法を確認して、アメリカから取り寄せる必要があります。

輸入の樹脂サッシの場合、ペアガラスの交換だけであれば比較的簡単に調達することは可能ですが、20年以上経過した窓のガラス押え(押縁)であれば、一緒に手配をしておかないとちゃんと元に戻すことは出来ません。

もし一部が欠損したり割れたりしていれば、ガラス押えの処から雨が建具のフレーム内に入ってきてしまい、ペアガラスの内部結露や曇りを発生させる恐れが生じます。

そういうことまで気が回らないサッシ屋さんにお願いすると、結局また修理・メンテナンスが必要になりますから、注意が必要です。

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窓枠側の雨漏れは問題です

千葉のお客様から、既に会社がなくなった輸入サッシの修理・メンテナンスをしたいというご相談を頂きました。

サッシは、ウィルマー(Willmar)製のアルミクラッドサッシ。

ケースメントと呼ばれる横に開くタイプ(日本では竪辷り窓と呼ぶ)ですが、外壁に固定された窓枠に損傷が見受けられるようです。

これは、通常可動する建具にウェザーストリップと呼ばれる気密(防水)パッキン材が装着されているのですが、それが経年劣化を起こしたか、建具の建て起こしが悪く建具と窓枠との間に隙間が生じたのかで窓枠の奥側にある木部枠に雨が入り込んだ為と思われます。

もしそうでないとしたら、屋根や外壁からの雨漏れが壁の中を伝ってサッシに到達したことで、窓枠を腐らせたということも考えられます。

窓枠のコーナー部分に集中的に腐りが発生していることからすると、下枠の木の板が水平又は室内側に僅かに傾斜しているということも考えられますし、窓枠の側枠を伝って上から水が落ちてきている可能性もあります。

通常であれば、窓枠の木部も防水塗装を行う必要がありますが、木目が薄っすら見えることを考えると、そうした塗装も十分でなかったのかも知れません。

先に述べたように、製造した窓メーカーは既に存在していませんから、窓枠や建具(障子)といったものの交換部材は作ってもらえません。

また、窓枠は外壁に固定されていますから、外して木部を交換するとなると外壁も一部カットするなど相当大変な作業になります。(尚、建具の補修については、比較的簡単に直せるように思いますが、それでも結構面倒な作業が必要です)

状況にも拠りますが、こういう場合は木部に塗装や防水コーキングを打つなどして、これ以上腐食が進まないようにした上で、雨漏れの原因となる建具の建て起こし調整やウェザーストリップと呼ばれるパッキン材の交換、雨漏れ箇所のチェックをするという簡易な修理が現実的です。

勿論、将来的には窓ごと外壁から外して、同じかそれに近いサイズの他社のアルミクラッドサッシに取り替えることも計画に入れておく必要があります。

また、ペアガラスからの雨漏れリスクもありますから、全てのペアガラスサッシの防水処理を実施することも忘れてはいけません。

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温度差が大きくなると出てきます

岐阜のお客様からダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のペアガラスが曇ってきたというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。

同じ窓が2つ並んだ2連の窓のうちの片方で、上窓のペアガラスだけが内部結露しているとのことでした。

エアコンや暖房を使っていない季節には、こうした現象は出てこないのですが、外気と室内の温度差が大きくなる季節には結露したり曇ったりする状況が見られます。

夏場はペアガラスの室内側のガラスで、冬場は屋外側のガラスの内側でそういうことが起こるのですが、それは冷たくなったガラス側に中の湿気や水分が付着するからなんですね。

ペアガラスは通常外から中に空気が入らない気密空間になっているのですが、何らかの隙間が生じて雨水が中に入り込んでしまうとこういうことが発生します。ペラの場合、これを直す為には、上窓の建具ごと交換しなければなりません。

円安やアメリカでのインフレによる値上げ、海上輸送コストの上昇などで、交換部材の調達も高くなってきています。こうなる前に、出来ればおうちの全てのペアガラスサッシを防水処理しておくことが大切ですが、そうしたメンテナンスを知っている人は国内に殆どいません。

輸入サッシの専門家を見付けて、出来るだけ早くメンテナンスすることをお勧めします。

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折れるには訳があります

鳥取のお客様から輸入の掃出しサッシのロックレバーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドア。

室内側のハンドル部分に付いているロックレバーが、破損してしまったとのことでした。写真がそのロックレバーですが、レバー部分が真っ二つに折れていますし、ロックケースに差し込む部分の二股の爪の片方も折れています。

このレバーは鉄の鋳物で出来ていて、堅い反面強い衝撃には弱いという性質を持っています。鉄は鋳物にすると堅くなりますが、鉄そのものの粘りや柔軟性はなくなります。

ミルガードの古いロックレバーは、レバー部分の厚みが今のものよりも少し薄く、強度的に現行品より若干弱いと思います。それでも、普通にお使い頂いていれば、折れるということは起こりません。

折れた原因は、レバーそのものの強度不足というよりも、ロック(鍵)が掛けづらかったり、掛けた鍵が外れにくかったりして、無理にレバーを上下させたことだと思います。

つまり、本来のドア位置がずれてきて、ロックが掛かる位置も変わってしまった為に、鍵爪と受け金物との位置関係が正しくなくなったということです。

ドアの高さ調整や水平垂直の確認、ロック部材の位置関係の調整をしない限り、ロックレバーをいくら交換しても、また同じトラブルが発生します。

勿論、レバーの強度は上がっていますが、その分他の弱い部材に負担が掛かり、そちらの方に不具合が出ることを覚悟しなければなりません。部品交換の際は、ちゃんとその周囲の状況も改善して、無理なく操作出来るように調整することが大切です。

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ここまでよく我慢されました

静岡のお客様からスライディング・パティオドアのハンドルが破損したというご相談を頂きました。

サッシは、アルメトコ(Almetco)製の樹脂製掃出し窓。

写真が破損したロックレバー付きのハンドルセットですが、ハンドルの根元などが随分と破損しています。

原因は経年劣化だと思われますが、鍵がうまく掛からなかったり、逆に掛かったままロックが外れなかったりして、ハンドルを強く引っ張ったことも災いしたのかも知れません。

この状態で長く出入りをされていたでしょうから、結構不便だったと思います。これと同じ形状のハンドルは既に製造されていないようですが、同じ納まりになる違うタイプのハンドルが手に入りますから、心配される必要はありません。

でも、お客様は今後手に入らなくなるかも知れないということを心配して、余分にハンドルセットを購入されたいということでした。

確かに私たちが部材の調達の仕事を止めてしまうようなことがあれば、どこに依頼をしたらいいのか分からなくなるでしょうから、今のうちに心配を払拭しておきたいという気持ちも理解出来ます。

ただ、今回の破損がロックの掛かりに関係するものだとしたら、ハンドルの交換だけでなく、ドアの建て起こしの調整やロックの位置調整を同時に行う必要があります。

そういったことまでやれて、初めてスムースな開閉が可能となりますから、メンテナンスをしっかりして頂きたいと思います。

<関連記事>: 形は変わりますが、お使い頂けます (2022年11月7日)

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思わぬ所で苦戦しました

北名古屋市のお客様からご依頼を頂いていた水栓金具からの水漏れ修理に伺いました。

水栓は、アクアディス(Aquadis)製洗面水栓。

原因は、セラミックカートリッジと呼ばれる止水パッキン部品が不具合を起こしたことで、通常はこれを交換すれば解決します。

既に水栓メーカーはなくなってしまっていますから、こうした部品を入手することは非常に困難なんですが、今回部品をいくらか調達することが出来ましたので、交換作業を行いました。

よく見ると少し形状に違いはありますが、サプライヤー曰く、大きさや取付け部分の形状はほぼ同じで取付け可能ということでした。で、実際に取付けてみたのですが、ちゃんときれいに装着出来ました。

そして、作業完了ということで帰ろうとしたのですが、お客様からハンドルレバーの台座部分から少し水が染み出てきていると呼び止められました。

そこで再度水栓から止水バルブを外して装着し直したのですが、バルブの頭の金色の部分の根元から僅かに水が染み出てきています。

新品の部品なのに製造時の欠陥があるのかと思い、部品を引き上げようと考えていましたが、バルブの下に付属している赤いゴム部材の厚みが古いものと少し違うことに気が付きました。

そこで、新しいバルブに古いゴム部材を付け替えて水栓金具に装着してみた処、水漏れがピタッと止まり、正常に機能するようになりました。

こんなことは今までなかったことですが、このバルブを取り付ける本体側に何らかの癖があって、新しいゴムではそれに対応することが出来なかったのだろうと思います。

カナダの製品には個体差のようなものがあって、それにどう対応するかということも考えなければならないようです。輸入住宅の修理メンテナンスを行う私にとっては、いい勉強になりました。

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ガラスパテって、分かりますか?

蓼科のお客様の別荘に伺って、ノルディスカヒュースが施工したスウェーデン製木製サッシ(2重サッシ)のメンテナンスをしてきました。

室内側だけでなく、屋外側も全て木製で出来ていますから、木が腐らないように塗装をする必要があるのですが、ガラスの周囲も防水処理が必要です。

ガラスの周囲には、専用のガラスパテが打ってあるのですが、30年近く経ってくるとパテが硬化して割れてきたり、ガラスとパテとの接点に隙間が出来たりして、木枠の中に雨が浸入してきます。

そうなると、室内へ雨漏れするだけでなく、窓の木が黒ずんだり腐ってきたりしますから、悪くなったパテを取り除いて新しい防水パテを打たなければなりません。

ただ、古いパテはガラスに密着している為、そう簡単にはガラスや木枠から剥がすことが出来ません。剥がす為には専用の道具を使いますが、ガラスが割れる恐れがある為、これを使うにも時間と労力、細やかな神経が必要です。

写真の格子入りの窓であれば、2重窓のパテの除去と打ち直しで1日に2ヶ所の窓をやるのが精一杯。20ヶ所以上ある家の窓全部の施工には、相当な体力が必要です。

何せガラスパテなどといった材料を使ってサッシを防水するなんて、日本では考えられないですし、そうした技術を持った職人もいないのが現実です。

スウェーデン製のパテや道具を駆使して、今回ようやく全ての窓のメンテナンスを終えることが出来ました。でも、1枚だけガラスパテを除去する際に、ガラスに僅かなクラックが入ってしまいましたので、後日交換に行かなければなりません。

でも、こうやってきれいになった木製サッシを見ると、苦労した甲斐があるというものです。

<関連記事>: こういうこともしょっちゅうです (2022年11月14日)
<関連記事>: やり残した仕事を完了しました (2023年5月23日)

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