木製のドアやドア枠が、シロアリや雨に曝されて腐ってくるというトラブルが輸入住宅ではよく見受けられます。
そういうことが嫌で、玄関ドアを国産のアルミのものに交換してしまい、玄関先が少し淋しくなったというお客様も多いかも知れません。
輸入のドアでも木製からファイバーグラス製のものに交換すれば、素材の劣化から解放することは可能なのですが、ドア枠の方は今まで通り木製というおうちも結構あります。
でも、それだとシロアリにも食われますし、雨による腐りといった問題も生じます。そこで私たちが取り入れているのが、腐らない素材で出来たドア枠材です。
木の粉と樹脂とを混ぜ合わせて作ったものもありますが、今回お見せするのは全くの樹脂で出来たドア枠です。写真奥が従来の木製ドア枠。手前側が樹脂製のドア枠です。
ウェザーストリップ(気密パッキン材)を取り付けられる形状は、どちらも全く同じですし、無塗装の状態だと遠目にはあまり見分けが付かないかも知れません。
樹脂製のドア枠には、木目が薄っすら付けられていますから、ファイバーグラス製のドアを塗装する専用の木目塗料を塗れば、本物の木のように見えると思います。
こういった素材を適宜お使い頂くことで、シロアリや雨に強い玄関先にすることが出来ますから、新築やリフォームの際に採用してみては如何でしょうか。
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