お知らせ : ページ 49

予め木目で成型されています

木製のドアやドア枠が、シロアリや雨に曝されて腐ってくるというトラブルが輸入住宅ではよく見受けられます。

そういうことが嫌で、玄関ドアを国産のアルミのものに交換してしまい、玄関先が少し淋しくなったというお客様も多いかも知れません。

輸入のドアでも木製からファイバーグラス製のものに交換すれば、素材の劣化から解放することは可能なのですが、ドア枠の方は今まで通り木製というおうちも結構あります。

でも、それだとシロアリにも食われますし、雨による腐りといった問題も生じます。そこで私たちが取り入れているのが、腐らない素材で出来たドア枠材です。

木の粉と樹脂とを混ぜ合わせて作ったものもありますが、今回お見せするのは全くの樹脂で出来たドア枠です。写真奥が従来の木製ドア枠。手前側が樹脂製のドア枠です。

ウェザーストリップ(気密パッキン材)を取り付けられる形状は、どちらも全く同じですし、無塗装の状態だと遠目にはあまり見分けが付かないかも知れません。

樹脂製のドア枠には、木目が薄っすら付けられていますから、ファイバーグラス製のドアを塗装する専用の木目塗料を塗れば、本物の木のように見えると思います。

こういった素材を適宜お使い頂くことで、シロアリや雨に強い玄関先にすることが出来ますから、新築やリフォームの際に採用してみては如何でしょうか。

<関連記事>: 原因は複数あります (2023年2月11日)

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輸入掃出しサッシの戸車は頑丈です

こちらの戸車は、下田のお客様の輸入住宅の掃出しサッシに取付けられていました。

サッシは、ハード(Hurd)製のスライディング・パティオドア。

アルミクラッドの掃出しサッシは、相当な重量がありますので、それを支え動かすドア下の戸車は頑丈なものが付けられています。

ただ、ガラスからの雨漏れ等で木が腐ってきたりすると、木部に固定されている戸車自体も、木にめり込んだりビスが外れたりしてレールの上を走らなくなります。

時にはその雨漏れによって素材の鉄が錆びて、滑車が動かなくなることもしばしばです。こちらの戸車もそういった状況でしたが、既にドアの木部が腐ってきており、戸車交換を行うだけでは修理が不可能な状態でした。

こちらの戸車は、車輪も鉄で出来ていますが、今はバリエーションが増えてナイロンのローラー部品が装着されているものやステンレスのものも存在します。

ナイロンは強度的に弱そうに思えますが、紫外線に当たらない場所ですから意外に消耗しない素材です。また、ステンレスは一番長持ちする素材ではありますが、回転部分にゴミなどが詰まれば、同様に動きは悪くなります。

私は、オーソドックスでお値打ちな鉄のものでも問題ないと思いますが、レールに優しいナイロン製ローラーのものがベターな感じがします。

何れにしても、ドアや鍵の動きが悪くなったら、早めにドアの建て起こしを調整したり、戸車の調子を確認したりすることが大切だと思います。

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旧デザインのオペレーター

山梨のお客様からオーニングサッシ(建具の下側が開いていく窓)が、うまく開閉しないというご相談を頂きました。

サッシは、ローウェン(Loewen)の木製アルミクラッドサッシです。

どうやら開閉金物であるオペレーターに装着されているギアが傷んだようで、途中で引っ掛かったり空回りしたりしてしまう現象のようです。

こういうことになる原因は、建具が常に歪んだ状態で開閉していることで、窓枠に建具が接触していたんだと思います。

閉めている途中で接触すると、そこの部分だけにブレーキが掛かり、部分的に隙間が空いたり、鍵が掛けられなかったりといった状態になるので、それを何とかしようと開閉ハンドルを更にきつく回そうとするはずです。

そういったことが毎日長年繰り返されることによって、ギアに負荷が掛かり摩耗してしまうのです。

メーカーでは古いタイプのオペレーターは供給出来ないということでしたが、今回運よくオリジナルデザインのものを見付けることが出来ました。

他のサッシの交換部品がメーカーから届いたら、こちらの部品と一緒に取付け調整をしに現場へ伺おうと思っていますが、納期の関係で少し先になりそうです。

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窓が下がる感じなら、これを交換

こちらの白いプラスチックのパーツは、何だと思いますか?

これは、古いハード(Hurd)製のダブルハングサッシに取り付けられているクラッチシュー(バランスシュー)と呼ばれるバランサー部品です。

窓枠の両サイドにあるのですが、普段は上げ下げする建具に隠れているので、あまり見掛けることはありません。

このパーツは、建具(障子)を吊り下げているバネ部品と建具とを連結する為にある部品で、建具を室内側に倒したり建具を窓枠から外したりすると見えてきます。

建具はバネによって上に引っ張られている構造で、バネは比較的劣化が少ない部材のようですから、破損することは滅多にありません。ただ、この樹脂で出来た部品は長年の使用で割れたり欠損したりする為、バネが建具から外れてしまう状況になります。

そうなると、バネが外れた重い建具は下へと落ちてきてしまう状態になるのですが、両サイドが一度におかしくなることはありませんから、どちらか片方だけが建具を吊っているという不安定な状態です。

片方が無事な場合は、窓を開けてもそこから少し下がるくらいで落ち着きますが、両方に不具合が出ると窓が下までストンと落ちてしまいますから、建具やガラスの破損の原因となり危険です。

丈夫なバネは既に生産終了となっていますが、ほぼ交換は必要ないといった状況ですから、クラッチシューだけを入れ替えてやれば、バネと建具との連動が復活して窓を開け閉め出来るようになります。

でも、この部品は窓枠のレールの中に入っていますから、交換するには上下の建具を外して窓枠も一部分解しなければならないので、道具や経験がないとメンテナンスは難しいかも知れません。

<関連記事>: バランスシュー以外も点検を (2023年1月7日)

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原因は複数あります

岡崎のお客様から玄関のスチールドアやドア枠を直したいというご相談を頂きました。

ドアやドア枠に木が使われていますが、長年放置されてきたことで、写真のように下端が腐ってきてしまいました。(表面だけでなく、家の構造の木まで腐りが進行していることもあります)

輸入住宅の玄関ドアや勝手口ドアには木材が多用されることが多いのですが、設計・施工やその後のメンテナンスといった様々な問題によって、木の腐食が引き起こされます。

木で出来たものを使用する場合、如何に乾燥した状態を保つかということに腐心しなければならないのですが、そういったことが考えられていないということが言えるかも知れません。

まず、ドアを設置する際、木製のドア枠ごと土間と一緒に埋めてしまっているという現場をよく見掛けます。玄関土間はモルタルだからいいだろうという住宅会社が殆どですが、土間には隙間やヒビが多く入る可能性が高いのです。

また、土間の下が土であったりすることも多く、隙間などから土の湿気や水分と一緒にシロアリも上がってくることが往々にしてあります。湿気った木には腐朽菌が付着しますし、シロアリも好んで食べるといった状況ですから、見えない部分で腐食が進んでいくこととなります。

また、ヒサシの奥行が不十分だとドアの下端を中心に雨が常に当たる状況となりますが、ドアやドア枠の塗装が劣化してくれば、雨が素材の木に染みてしまいます。

雨の翌日などに付着した水分を雑巾などで拭き取るという習慣があればいいのですが、そういう気遣いをする人は殆どいません。そうなると、こうした場所のものは中からと外からと腐食が進んでしまい、最後には大掛かりに修復する必要が出てきてしまいます。

こういう場合、私たちはドアやドア枠を腐らない特殊なタイプのものに交換したり、ヒサシがなければ追加したりして対処します。また木製の輸入ドアにしたいというお客様の場合は、塗装をティンバーケアのような木部専用の防水塗装とすることも必要となります。

ただ、輸入ドアの寸法は、国産のものと違いますから、そのおうちに合わせた大きさとデザインにすることが、私たちプロの仕事です。

<関連記事>: 予め木目で成型されています (2023年2月15日)

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金物で隠れる部分も塗装します

先日、屋外側のガラスの防水処理作業をご紹介したマーヴィン(Marvin)製ケースメントサッシの建具(障子)。

屋外側にも白いアルミ製飾り格子が付いていましたが、室内側にも木製の飾り格子が付いています。

従来のマーヴィンでは、飾り格子は室内側だけで、脱着可能なものが付いていましたが、現在交換用として調達出来るものについては、こうした固定式の格子しか選択出来ません。

今までのように格子を外しての木部防水塗装が出来ませんから、マスキングテープでの養生も少し手間が掛かります。写真は、既に2回パラペイントのティンバーケアで塗装を行った様子ですが、なかなかいいアメ色に仕上がっています。

私たちは、サッシの木製建具を取付け交換する前に、屋外側の防水処理や室内側の防水塗装を行うのですが、製造時に取り付けられているロック金物のフックやオペレーターアームが走るトラックレール及びブラケットといった金物を全て取り外したうえで作業します。

そうすることで、取り付けられた金物類によって隠れてしまう木部まで、しっかり防水塗装を行うことが出来るのです。

現場に設置した後では、金物類を取り外して塗装を行うということは通常絶対にやらないですし、手の届かない場所まで丁寧に作業するということもありません。こうして単体になった状態で社内作業を行うことには、意味があるのです。

<関連記事>: マーヴィンの交換用建具の取付け前作業 (2023年2月6日)

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何とか調達出来ました

仙台のお客様から調達のご依頼を頂いていた輸入網戸用の部品が、アメリカから届きました。

輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)のインテグリティ(Integrity)というシリーズのサッシです。

今はシリーズの名前を変えて、エレベート コレクションと呼ばれています。

ただ、先般こちらでもご案内させて頂いた通り、マーヴィンは日本市場からの撤退をしてしまいましたので、今後はメンテナンス用の部材を入手するのが大変になると思います。

そんな中、インテグリティの網戸の上部を固定する為のステーショナリー・スクリーンピンという樹脂パーツが入荷してきたのです。写真は、在庫で持っている通常の網戸固定ピンとステーショナリー・スクリーンピンを一緒に撮った様子です。

ステーショナリースクリーンピンは、網戸のフレームの穴に差し込んで取付けられていますから、動かすことは出来ません。

つまり単純に網戸の上部が窓枠から外れないように、サポートをするのがステーショナリースクリーンピンの役目です。(尚、通常のマーヴィンのものには、このピンは付いていません)

ですから、バネが付いている通常のスクリーンピンを引っ張ることで網戸が窓枠から外れるという仕組みです。

ステーショナリースクリーンピンは、アメリカの部品メーカーでも販売されていませんから、ほぼ今回の調達が最後となるかも知れません。仙台のお客様にはお待たせして申し訳ありませんでしたが、ご依頼を果たすことが出来てよかったです。

<関連記事>: これは、替えたことがないなぁ (2022年5月7日)

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突然割れたようです

昨日、千葉のお客様から、輸入サッシについていくつか修理のご相談を頂いた旨記事に書かせて頂きましたが、今日はそのうちの2つ目をご紹介しましょう。

サッシは、昨日と同じハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシ。ボウウィンドウと呼ばれる弓なりになった豪華な出窓には、5つのケースメントサッシ(クランクハンドルで横に開いていく窓)が取り付けられています。

そのうちの右端の建具(障子)に付いているペアガラスの内側ガラスのみが、突然割れてしまったそうです。幸い外側のガラスは損傷していませんから、雨風の問題や防犯上の支障は出ていない状態ですが、このままではあまり気持ちがいいことはないですね。

ものがガラスに当たって割れるということはよくあることですが、ペアガラスの場合、熱割れと呼ばれる自然現象でガラスが破損することがあるようです。それは、外気と室内の温度との差が大きくなる冬場や、1日の気温差が極端な状況の時や太陽光が強く当たった時に起こります。

ペアガラスは、国産でも輸入でも2枚のガラスの周囲をスペーサーと呼ばれる気密保持材でガチガチに固めています。温度差が大きい時は、ガラスそのものの膨張や収縮が発生するのですが、周囲を固められていると、ガラスがサイズ変化した際逃げ道がありません。

その歪みがストレスとなって、ペアガラスが突然割れてしまうのです。勿論、ガラスの上に小さな傷のようなものが付いていたり、ガラス自体に僅かな不純物が含まれていたりすることも要因となります。

こうしたことは、事前に避けたりする術はありませんから、運に左右されるといっても過言ではありませんが、急激な温度変化に気を付けるということも対策の一つです。

ハードのケースメントサッシは、ガラスのみの交換は出来ませんので、可動する建具ごと交換となりますし、多少形状が新しくなっていますから他のケースメントとは若干の違いが出てしまいます。

それでも、20年以上前に施工されたサッシでも、既存のボウウィンドウにはピッタリと納められる寸法の建具をメーカーは作ってくれますので、その点は有難いですね。

<関連記事>: 細かな所まで丁寧に (2023年9月29日)

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新規格の建具に交換です

千葉のお客様からおうちに設置されている輸入サッシにいろいろと不具合があるので、まとめて修理をお願いしたいというご相談がありました。

サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。

ボウウィンドウのガラスの破損や掃出しサッシのロック金物の不具合など、いくつか問題があるようですが、今回はダブルハングのガラスについて書かせて頂こうと思います。

写真は2連窓のダブルハングサッシですが、向かって右側のボトムサッシュ(下窓建具)のペアガラスが曇っています。アルミでカバーされた屋外側の枠とガラスとが接する部分から、雨が枠内に浸入して、そこから湿気がペアガラス内へ入り込んでしまったようです。

ペアガラス内に入った空気は外に出すことが出来ませんから、通常ならペアガラスごと交換すれば直せるのですが、ハードのダブルハングの場合、建具からペアガラスを外すということを推奨していません。

つまり、ペアガラスが入った建具をそのまま入れ替えるという方法でしか修理をすることが出来ないのです。また、ハードは、古い規格デザインのダブルハングを製造中止としていますので、古いサッシ枠に装着出来るようなサイズで新しい規格の交換用建具を作ってもらう必要があります。

ただ、上窓建具は古い規格、下窓建具は新しい規格というふうに、1つのサッシでそれらを混在させることが出来ませんから、上窓建具も新しい規格で同時に交換する必要があります。

その分費用も掛かってしまいますが、壁を触ることなく入れ換えだけで直せるという点では比較的ベターなメンテナンスかもしれません。こうならない為には、10~15年に一度くらいの間隔でサッシの防水処理をするようにしたいものです。

<関連記事>: 見た目は若干違います (2023年11月20日)

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マーヴィンの交換用建具の取付け前作業

岐阜のお客様のお宅に取付ける前に、サッシ建具(障子)のガラス防水処理と木部防水塗装を社内で実施しています。

サッシは、最近日本からの撤退を決めたマーヴィン(Marvin)製のケースメントサッシです。

写真は、屋外側となる面のペアガラスを雨漏りから守る為に、防水作業をしている様子です。防水材料をガラスの周囲に施工する前に、変な部分まで材料が付かないように養生用のマスキングテープを張っています。

また、雨漏れするのはガラスだけではありませんから、アルミカバーのつなぎ目や隙間などにも防水作業を行います。

万一雨が建具内に入った時のことを考えて、建具の上下には水抜きの穴が付いていますが、知らずにそういった部分も防水してしまうと、水が内部で木を腐らせるといったトラブルも発生します。

そういった点では、どこもかしこも隙間や穴を塞げばいいというものではありませんから、注意が必要です。

こうやって交換用に調達した新しい建具を防水処理するのも、あと少しかも知れませんが、何とか他の輸入サッシメーカーにお願いして、交換用の部材を作ってもらえるようにしていきたいものです。

<関連記事>: 金物で隠れる部分も塗装します (2023年2月10日)

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