お知らせ : ページ 4

網戸が動かない

愛知県のお客様から輸入サッシの建具交換のご相談を頂いた際に、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の網戸についてもご相談を頂きました。

輸入窓は、木製PVCクラッドサッシのアンダーセン(Andersen)製パーマシールド。

写真は、そのサッシに付いていた網戸を横倒しにして、その下側部分の様子です。白い樹脂製の戸車が覗いているのが分かりますが、これが劣化して欠けてきています。

また、戸車が引っ込み過ぎているようでしたので、写真上方の穴にある調整用のツマミを回そうとしたのですが、それも劣化していて回せない状態でした。

調整ツマミ付きの戸車を交換するには、網戸の網も一緒に交換しないといけない状況のようですから、メーカーに確認して戸車部品の代金と網戸全体の代金の両方を出して頂いて、比較検討をしてみたいと思います。

現状網戸は完全ではないですが、何とか動かせる状態にまでは持っていけましたから、修理・交換が完了するまではお使い頂けると思います。

20年以上経ったおうちですから、そろそろいろんな部分でメンテナンスが必要となってくる頃ではないでしょうか?

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今回も見事な養生です

長野県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入ドアの取外し作業を行ってきました。

輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ダブル フレンチドア(アウトスウィングの両開きドア)。

サッシ枠の高さが、2.1mもある大きなドアで、ペアガラスも強化ガラスになっていますから、非常に頑丈で重いドアでした

今回のドアの取外しは、主開閉側のドアの木製下枠が雨漏れで腐ってしまい、外側のアルミカバーも脱落してしまったということを修復する必要があったのと、主開閉・副開閉の両ドアのガラスが内部結露を起こして曇ってしまった為、交換が必要になったのが発端です。

ガラスの周囲の押縁を取らなければ、ガラスの厚みを含めた実寸法を計測出来ませんから、まずはそういった作業が最初です。それと同時に、木枠が腐ったドアの修復作業を建具屋さんにやって頂いて、後はガラスが出来上がってきたら、交換・挿入して形が完成します。

その後、木部の着色及び防水塗装を行って、外部のガラスの周囲の防水処理が出来たら、現場へ取付けに伺います。

ただ、一連の作業は2ヶ月近く要するような気がしますから、12月に入ってからの現場仕事となる為、あとは雪や路面凍結の状況次第ですね。今年は猛暑でしたから、冬も暖冬となることを願うばかりです。

それまで写真の養生が、頑張って防犯対策・防雨対策を担ってくれると思いますが、外からビスや釘の頭は1本も見えませんから、空き巣が外から養生を外して中に侵入することは不可能なように細工がしてあります。どうやってやったかは、企業秘密ですよ。

<関連記事>: ペアガラス交換と木部修復 (2024年9月4日)
<関連記事>: 新しい技を編み出しました (2024年10月17日)

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上側だけでは支えきれません

神奈川県のお客様から、輸入サッシが腐ってきたので交換したいというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドケースメントサッシのペラウィンドウ(Pella)。

写真は、そのサッシの可動建具を下から撮影した様子です。

建具の木製枠ですが、下側に穴が明く程ゴッソリと木が腐ってきています。また、そこにビスで固定されていた建具下側のウィンドウヒンジも、ビスが脱落して完全に外れた状態になっています。

このトラブルの原因は、アルミカバーに接しているガラスの周囲から雨が中に入り込んで、建具の下枠を内部から徐々に腐らせていったことにありますが、中からなので酷い状況になるまでお客様は気付くことが出来ません。

こうなると、ペラの場合は建具を新しいものに交換するという手順になるのですが、オーダーしてから半年くらい納期が掛かってしまいます。

現状、この重い建具を支えているのは、建具の上側に取り付けられたウィンドウヒンジだけになっていますから、それがおかしくなると建具が窓から落下するなんてことにもなりかねません。

取り敢えず、当面の間窓を開けずにお過ごし頂くことになりますが、落下なんて状況になる前に早めに交換手配をして差し上げたいものです。

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将来の雨漏れに備えよ

岐阜県のお客様から、輸入サッシの建具が黒ずんで腐ってきたというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製サのアンダーセン(Andersen)製ナローライン・シリーズのダブルハングサッシ。

写真のように、上げ下げ窓の上窓建具(アッパーサッシュ)の木が雨漏れして腐ってきているようです。

実は、こちらのサッシは随分前に下窓建具を新しいものに交換しました。ガラスの防水処理やティンバーケアで木部の防水塗装をしている為、ローワーサッシュは美しい状態を保っています。

下窓建具を交換した際に、上窓建具も念の為交換しましょうと提案しておけばよかったのでしょうが、仏心が出てしまったのかこちらは交換しませんでした。

一見何も不具合がない窓だとしても、木製サッシやペアガラスが入ったサッシでは、雨漏れによる木の腐りやガラスの内部結露が発生します。それは、外部のガラスの周囲に施してある防水材が劣化したり、縮んだりしてガラスと建具枠との間に隙間が生じるからです。

長い年月太陽の強烈な光や温度変化に耐え、激しい風雨に曝されているサッシですから、そうなることは仕方ありません。やはり、外壁を塗り替えるタイミングの10~15年毎に窓の防水処理をしておくことは、将来の雨漏れトラブルの対策として有効だと思います。

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近くの水道屋さんでやれるでしょうか?

茨城県のお客様から、輸入水栓の部品が欲しいというご相談を頂きました。

水栓金具は、デルタ(Delta )製の4インチ・タイプ。

吐水口から水がポタポタ落ちるという水漏れのようですから、カートリッジバルブの問題だと思いますが、デルタの製品の場合バルブ以外にも不具合が発生する部品が存在します。

お客様は以前お近くの水道屋さんでこの水栓を直してもらったことがあったようですが、当時の記録もなく部品類の調達も出来ないとのことで、私たち ホームメイドに問い合わせを頂きました。

今回、現場が遠いということもあって、お客様は私共に修理を依頼するのではなく、部材の調達のみをさせて頂くだけで、交換修理は水道屋さんにお願いされるとのことでした。

また、何も記録が残っていないということから、頂いた水栓金具の写真だけを頼りに部材を調達しなければなりません。

ただ、同じ製品であっても、製造時期によって取付けされた部品に僅かな違いがあることも多い為、万一取付けが出来なくても責任外という条件の基手配をさせて頂きます。

そして、アメリカの水栓はインチで全て出来ていますから、使用する工具もインチ対応のものでないとナットが舐めてしまったりしたらアウトです。

また、輸入水栓は国産のものと勝手が違いますから、昔行った作業を覚えていないと手順がさっぱり分からないなんてことがあるかも知れません。

そこまで心配するのはお節介と思いますので、これ以上申し上げることはありませんが、ちゃんと修理が完了することを心から願っております。

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こればかりは、お手上げです

先日愛知県のお客様のおうちに伺って、アルミクラッドサッシの腐った木製建具を交換しに伺いました。

輸入窓はサミット(Summit)製のダブルハングですが、ガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などから雨が浸入し、建具の木枠を腐らせてしまいました。

そこで、今は亡きサミットのものではなく、旧ハード(Hurd)のシエラパシフィック(Sierra Pacific)の建具を古い窓枠の大きさに合う形で製作してもらいました。

つまり、外壁に固定されているサッシ枠はそのまま残した状態で、そこに他社の建具を入れ替えるという離れ業を実施するという手法です。

ですから、オーダー前の採寸を少しでも間違えると、建具がうまく装着出来ないなんてことにもなりますから、緻密な作業が必要です。で、写真は、窓の両サイドのジャムライナーを取り替えて、上窓建具をそこに挿入した様子ですが、非常に納まりよく出来上がっていますよね。

でも、よく見るとほんの僅かですが、ペアガラスの屋外側のガラスにヘアークラックが入っているではありませんか。取付け作業前に、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を社内で行っているのですが、その時は何も気付きませんでした。

割れは、何かが当たったというものではなく、木枠で隠れた部分から伸びてきているように見えますから、ガラスの縁に傷のようなものがあって、何かの拍子にピッと割れが入ったか、熱割れという自然現象で起きた可能性も考えられます。

ただ、こうした不具合は私たちが何かをぶつけたり取り扱いを乱雑にしたりした訳ではありませんので、こればっかりは事前に避けることが全く出来ないものなので仕方ありませんね。

何れにしても、メーカーには交換用のペアガラスか建具を送ってもらえるようにお願いしましたので、その間のご不便はご容赦頂きたいと思います。でも、何年かして割れたりしたら保証は利きませんが、取付け作業時に発見したことは不幸中の幸いかも知れません。

<関連記事>: ダブルハングの交換用建具(障子) (2024年8月27日)

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ピボットバーが腐食した

福岡県のお客様から、浴室に取り付けられた輸入サッシの上げ下げ窓がうまく開けられなくなったというご相談を頂きました。

輸入窓は、シングルハング樹脂サッシですが、メーカーは不明です。

写真は、そのサッシの両サイドにあるレール溝に付いていた部品ですが、ゼンマイのようなバネで上げ下げするコイルバランサーのようです。

実は、コイルバランサーは今の処正常に動いてくれているようですが、バランサーの穴に差し込むピボットバーと呼ばれる建具側の部品が錆びて欠損してしまったとのこと。

ピボットバーがコイルバランサーと連携することで、建具を吊り上げることが可能となるのですが、それが欠損していると流石に窓は開けられません。

今回ピボットバーを新しいものに交換することで不具合を直すことは可能だと思いますが、コイルバランサーのバネも浴室の湯気や水分で劣化が進んでいるはずですから、近い将来バネが破断する恐れがあります。

そうなると、また私たちが遠く福岡まで出向いて修理することになりますから、ピボットバーと一緒にコイルバランサーの交換も実施しておくことが必要です。

勿論、交換すれば終わりではなく、お風呂を使った後は窓を開けたり換気扇を回したりして換気をして頂き、窓周りの水気は雑巾等で拭き取って頂くようにして頂きたいと思います。

あと、ペアガラスの周囲から水が枠内に浸入しないように、防水処理をすることも忘れないで頂きたいと思います。

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えらい大変でした

愛知県のお客様から、輸入キッチン水栓が水漏れするので修理して欲しいというご相談を頂きました。

水栓金具は、ヤスダプロモーション製でクラシックなゴールドの本体に2つの白いレバーハンドルが付いたタイプです。

施工から12年が経っているということでしたが、曇りもなく非常にきれいな状態を維持しています。

今回お客様から交換用の止水バルブを支給して頂き、それを交換するという内容でしたが、近くの水道屋さんは輸入ものだと何かあったら責任問題になるからということで、どこからも修理を断られてしまったそうです。

私たちは、インチのスパナやレンチ等の工具も持っていますし、万一何かあった時に対処が出来るように常に材料や道具を持っています。ですから、それ程大変な工事になるとは思っていなかったので、まずは通常の工具をキッチンに持っていきました。

でも、水側のカートリッジバルブ(止水バルブ)がどうしても取れません。キャビネット下に潜って工具で配管関係を掴んでいるのですが、カウンターの上でバルブをレンチで回しても一向に配管からバルブが外れてくれません。

変なことをやれば、フレキの配管を傷めてしまったり、取付けてある固定ナットを舐めてしまったりしますから、狭くて力が入りづらいキャビネットの中で悪戦苦闘となりました。

ただ、最後に上でレンチを回しても水道配管が一緒に回っていかない方法を思い付き、それを実行した処見事に古いバルブを取り外すことが出来ました。

新しいバルブを装着して、レバーの台座やハンドルを基に戻して水とお湯が出るかをチェックしたら、無事に水漏れ修理が完了しました。文字にすると簡単そうですが、普通の業者さんはやりたがらないでしょうね。

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少し黒くなっていますが・・・

東京都のお客様から輸入サッシの網戸を固定する為の部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入サッシ自体は、メーカーも何も分からないのですが、網戸を固定するパーツは特定することが出来ました。

写真は、そのサッシに付いていた網戸固定用の部品ですが、通称バタフライ・クリップと言って、蝶が羽根を広げたような形をしています。

長年屋外の汚れに曝されている為か少々黒くなっていますが、元々は透明なプラスチックで出来ています。バタフライ・クリップは、種類が豊富で様々な大きさ・形のものが存在していますから、それを特定しないとちゃんと取付けは出来ません。

まだ、こちらの部品は破損がないようですが、太陽の紫外線や熱によって割れたり欠けたりしてきます。当然破損すれば、網戸が外れたりしてきて虫などが入るようにもなりますから、壊れる前に予備を含めて多めに調達しておくといいかも知れません。

私たち ホームメイドは、輸入住宅のこうした小さな部品も含めて調達・メンテナンスをしていますから、お困りの際はご相談をお願いします。

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ハメ殺しドアの挿入は至難の業

岐阜県のお客様の輸入住宅で、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の復旧作業を行いました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。

写真は、下枠が腐ったハメ殺し(FIX)ドアを外して、防雨・防犯の為に耐水合板で養生をした様子です。

ドアを外す時も少し引っ掛かる感じがあったのですが、ドアの下枠が腐っていたのでその分隙間が多く、思っていたより作業は難しくありませんでした。

ただ、ドアの木枠を修理した後、それをサッシ上枠のトップレールとボトムシルとの間に挿入するのは至難の業でした。

ドアの上下に隙間があれば、そこから雨や風が入り込んでしまいますから、基本全く隙間がない状態の処にドアを入れなければなりません。

また、サッシの上枠には建物の重量が圧し掛かってきていますから、サッシ上枠のセンター部分が弓なりに下がってきています。

隙間がないばかりか更に中央部は低くなっているので、普通ならドアを入れることは不可能です。(ドアの外装にはアルミが張ってある為、削ってドアを小さくすることも出来ません)

でも、写真を見ると、サッシ枠にきれいにハメ殺しドアが納まっているでしょ。こうした突発的な問題にも対処が出来るように、常にメンテナンスカーには特殊な道具や材料がいろいろ積み込まれています。

勿論、マーヴィンのドアがどのように作られているのかといったことや自然の摂理を理解していないと、こうした仕事は出来ないと思います。

<関連記事>: 気温38度では作業は数時間がやっと (2024年8月3日)

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