お知らせ : ページ 39

ドアラッチの他も劣化してる?

東海市のお客様から玄関ドアのハンドルの調子が悪いので、メンテナンスしたいというご相談を頂きました。

ハンドルセットは、カナダのワイザー(Weiser)製。

室内側のドアレバーが、下がった状態になっているということで、恐らくレバー内に装着されているバネやラッチ部品、ハンドル側の開閉パーツの何れかに問題があるかも知れません。

ドアハンドルやドアノブといったものは、常に操作するものですからどうしても消耗が激しい箇所となってしまいます。

こうした製品は、比較的シンプルに出来ていますから、破損するリスクは少ないですが、それでも20年近く経っていれば、交換時期が来てもおかしくありません。

既にこのワイザーのハンドルは廃番になっていますから、出来るだけ近いものをということで、姉妹会社のクイックセットの小ぶりなものをアメリカから調達して交換することにしました。

ただ、取付け穴の位置などは全く同じなんですが、デザインが若干変わってきていますから、ドアが塗装していない部分が露出してしまう可能性があります。

交換後にドアを塗装するなどしてきれいにする必要はありますが、まずはハンドルセットがこのドアに合うかどうかが鍵ですね。

<関連記事>: 思った以上に出来ました (2023年7月17日)

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夏に向けて、網戸のメンテナンス

群馬県のお客様から輸入サッシの網戸の修理部材が欲しいというご相談を頂きました。

サッシは不明ですが、網戸の部材は汎用品が多く、交換パーツは供給可能です。

今回ご相談頂いたのは、プラスチックで出来た網戸のコーナー部品と網戸の持ち手。新築から20年以上経つと、網戸の各部も劣化してきますから、それに応じてメンテナンスが必要となります。

梅雨に入ってから、こうした網戸部品や網戸そのもののお問い合わせが増えてきたように思います。やはり、夏に窓を開けて風を部屋に通したいということで、網戸が破損していたのでは役に立たないということのようです。

写真は、網戸の持ち手ですが、網戸を外す時に引っ張ると、千切れて欠損してしまうことがよくあります。

そうなると、グラスファイバーの網に張り替えても、窓枠に戻せなくなりますし、ガラスの掃除をしたくても網戸を外すことが出来なくなって不便です。

ただ、こうした部材はいくつも種類がありますし、形状が今までと違っていてもどれも機能的には全く同じですから、好みでチョイス出来るのもいいところです。

輸入の網戸を張り替える時には、この持ち手も新しいものに交換しては如何でしょうか?

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結構調整がシビアでした

海部郡大治町のお客様のおうちで、玄関ドアのハンドルを修理してきました。

ハンドルセットは、高級なボールドウィン(Baldwin)製。

3年くらい前に新品に交換したものなんですが、室内側のドアレバーを下げてもラッチの鍵爪が引っ込まなくなってしまい、室内側からはドアが開けられなくなった状態でした。

外からはハンドルレバーを下げるとドアが開くという状況ですから、何か内部の機械部品に不具合がある感じでした。

そこでメーカーに状態を連絡して相談した処、エングレス・カートリッジと呼ばれるバネ開閉内蔵の部品に問題があるとのことで、部材を取り寄せて交換することになりました。

今回それを現場に持参して交換作業を行ったのですが、正しい位置にセットしないと鍵爪が途中で引っ掛かって、うまく開閉が出来ません。

位置が少しでもずれていると、この部品やドアラッチにストレスが掛かってスムースに動かない状況でしたから、どの部品がどこで引っ掛かっているかを確認して、それをどうやって解消するかを試行錯誤しながら何度も調整を行いました。

本来であれば30分程度で完了するであろう作業でしたが、ボールドウィンのこのハンドルはクセやご機嫌があるようで、修理までの時間は2時間。

こういうことも経験を重ねないと分かりませんし、次回同じようなことが起こった時の糧になりますから、これも大切な時間だったと思います。

<関連記事>: 内蔵金物の問題か? (2021年9月7日)

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心が洗われます

いつも輸入住宅のことばかり書かせて頂いているので、今日は違うことを書かせて頂こうと思います。

実は先日お休みを利用して、名古屋市の西に位置する愛西市の立田村で行ってきました。

立田村は、地元では蓮根の産地として有名で、至る処の畑に蓮根が植わっています。丁度道の駅の隣にも蓮根畑があって、そこは観光客が見学出来るようにしてくれています。

6月末から7月中旬くらいまでは、この畑でハスの花が見られるとあってドライブがてら車で出掛けてきました。そこで撮ったお花の写真がこちらです。

透き通るような薄い白地に、薄っすらピンクの色が差しているという神々しいような美しさ。ハスと蓮根は違うということのようですが、まさにお釈迦様のお花という感じがして、すごく心が癒されました。

お昼になるとお花が閉じてしまうということで、午前中であればこんなお花たちと出会えます。皆さんも梅雨の合間を見て、お出掛けされては如何でしょうか?

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勾配が足りないのもリスクです

名古屋市のお客様からご相談を頂いた天窓のメンテナンスを行いました。

トップライトは、スウェーデンのベルックス(Velux)製。

現在国内のサッシメーカーは、自社で天窓は製造を行っていませんから、現在新築で施工されているものは、全てベルックス製のものです。

今回のものは、2006年に施工されたトップライトなんですが、窓枠と建具との隙間から雨が漏れてくるというトラブルでした。

17年も経っていますから、気密パッキン材も劣化してきていますし、各部を防水した部分も悪くなってきているでしょうから、天窓をオーバーホールする安心点検工事をベルックスにやってもらいました。

写真はその様子ですが、屋根に上がってみると、その勾配の緩さに少々ビックリしました。

通常私共であれば、強い雨風の時の吹き上がりに備えて、屋根勾配を3.5寸(水平方向対垂直方向の比率割合 10:3.5)以上にするのですが、2寸(10:2)程度しかない状況でした。

安心点検を実施すると、新築から20年まで保証延長をしてくれるのですが、今回は根本的な設置条件を満たしていないということで、保証をしてもらえないということでした。

じゃあ、施工自体の保証はどうかと尋ねたら、雨漏れ保証が出来ないということは、いくら施工をちゃんとやっていても設置ミスで雨漏れするリスクがある以上、今回の工事の保証も出来ないとの見解でした。

確かに全てが製品設計に合致した状況でなければ、修理を手順通りに行った処で、雨漏れは発生しないと言える訳はありません。

まさか新築の時の建物構造自体に天窓を設置する条件を満たさないミスがあるとは夢にも思っていませんでしたから、大変ショックです。

そうは言っても、メーカーによるメンテナンスを行っていなかったら、今回天窓の雨漏れを止めることは出来なかったと考えますので、保証は受けられませんが、やるべき修理だったことは確かです。(細かい部分にまで防水処理を行って頂きました)

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鍵の調子が悪いようです

横浜のお客様からスライディングパティオドア(掃出しサッシ)の鍵金物類を調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、昨年日本からの撤退を表明したマーヴィン(Marvin)製のアルミクラッドサッシです。

ロックケースに内蔵された鍵爪のラッチの出入りが悪くなってきたことで、それを受けるロックキーパーやハンドルに付いているロックレバーも一緒に手に入れておきたいとのことでした。

(こうした部材が破損すれば、ドアが開閉出来なくなるリスクも生じます)

写真はドアハンドルの横から顔を出しているロックレバーですが、長年使い続けてきた為か、黒い焼き付け塗装も少し剥げてきています。

まだまだ使える状況だとは思いますが、調子よくお使い頂く為にはやはりドアの建て起こしの調整や鍵の掛かり具合の調整などを定期的に行って頂きたいと思います。

ハンドルに関しては特に要望はないようですが、屋外側は樹脂で出来ていますから、紫外線による劣化が気になってきたら、交換の準備をして頂きたいと思います。

マーヴィン自体は国内でアフターサービスをしなくなってしまいますが、20年以上経ってもこうした交換部材は部品メーカーから直接調達が出来ますから、国産サッシより息が長く使えるはずです。どうぞこれからも、大切にお使い下さいね。

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分厚い金属製です

こちらは、今朝アメリカから届いた戸車(ローラー)部品。

サッシは、リッチモンド(Richmond)製のスライディングパティオドア(掃出しサッシ)です。

ドアは1枚80kg以上の重さがありますから、このくらい頑丈な鉄で出来ていないと、長い年月のうちに破損してしまいます。

ドアにはこの戸車部品が2つ付いていますから、合計4個のローラーが下枠レールの上を走ります。

もの自体はびくともしないくらい丈夫なのですが、雨漏れでドアの木枠が腐ってしまったりすると、この戸車にも水が付着して金属が錆びて劣化することもあります。

また、日頃からレールの溝を掃除する習慣があるお客様ならいいのですが、殆どの人はゴミや綿ボコリが溜っても気にしないのが普通です。そうなると、そのうちローラー部分にホコリが絡んで、戸車がスムースに動かなくなります。

勿論、ドアの建て起こし(水平・垂直)の調整を全くしていないということもよくありますから、たくさんのホコリと相まってドアが重くて開けられないといった状況になります。

窓の防水メンテナンスや建て起こし調整、掃除といったことを定期的に行うだけで、輸入サッシは不具合もなく長く使い続けられるだけのポテンシャルを持っていますから、輸入住宅にお住まいの皆さんは適宜お手入れをお願いします。

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随分いい線になってきました

稲沢市で新築を計画されているお客様のおうちのプランを思案中です。

家はコンパクトながら、様々な拘りのあるお客様で、なかなかそれらを満足させるラフプランがまとまりませんでした。

そこで、もう少し突っ込んだ内容の質問をさせて頂いた処、少々明かりのようなものが見えてきました。

間取りのプランというものは、合理的に組み合わせていけば自然と形になるように思われるかも知れませんが、お客様のバックグラウンドとなるものや経験値・憧れ・予算感といったものは人によって様々ですから、すぐに決まるというものではありません。

そう言いながら、紙に描いたり頭の中で模索したり、寝る前にふと考えが浮かんだりといったことを繰り返していると、突然天から降りてくる
ことがあるんです。

恐らく芸術家の皆さんやデザイナーさんという職種の人は、そういったインスピレーションがあって無から有を生んでいくのだろうと思います。まあ、私がそうとは言いませんが、そういう瞬間は誰しもあるはずです。

今回のプランも昨日突然いい案が浮かび、それの概略を殴り描きしたものが写真です。これだけラフに描いただけで、建物の外観まで既にイメージ出来ていますので、後は何も考えずに詳細を描けば終わりです。

但し、その終わりはどこまでも尽きないというのが、建築プランなんですけどね。

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梅雨でバランサーが不調かも・・・

名古屋市のお客様からシングルハングサッシのバランサーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシです。

通常、バランサーは建具の両サイドに隠れるように装着されていますが、内蔵されたバネが錆びたり弱ったりしてくると、バランサーが建具の下の方から飛び出してきます。

また、バネだけでなく吊りヒモが切れたりしても、同様にバランサーが露出してきますから、その時はバランサー自体を交換しないと窓が開かなくなってしまいます。

やはりバランサーの寿命も15年程度ですから、1ヶ所に不具合が発生したら、他の上げ下げ窓も同時に交換・メンテナンスすることをお勧めします。

不具合が発生する度に調達して交換作業を行うという人もいるかも知れませんが、それでは海外からの送料がバカになりませんし、交換作業にも何度も来てもらう必要があるので効率が悪くなります。

このお客様はまとめて25本をご注文頂きましたが、複数のお客様から10本単位でのご依頼も頂いております。湿気の多い梅雨の季節ですから、バネやヒモの不具合も多くなるのかも知れませんね。

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元々付いていたものじゃないかも・・・

あま市のお客様のアパートに伺って、輸入サッシの鍵部品の交換をしてきました。

サッシは、アルパイン(Alpine)製の片引きの引き違いサッシです。

無事に交換が出来たのですが、アルパインの窓でいつも交換しているロック・クレセントとは若干形状が違います。勿論、交換出来たのですから、取付け穴の間隔や位置は全く同じなんですが、細かな形状が異なっています。

私共が用意した新しいクレセントは、アルパインのサッシに標準的に装着されているものなんですが、レバーの当たり留めのような突起は付いていません。(突起がなくても、必要以上に回転しないような作りになっています)

また、回転する鋳物のラッチ部分の形状も違っています。私が推測するに、この部品は以前一度不具合があって交換しているように思います。

その際、穴位置さえ同じであれば大丈夫だろうと、若干形状が違う部材を調達して取り付けたのだろうと思いますが、ラッチの形状の違いで最後までレバーを回すことが出来ず、それを無理に回そうとしてラッチの先端が折れてしまったと思われます。

先が少し細いことで、ロック受けの方に引っ掛かることが出来ますが、そうなっていないのでラッチが受けに掛からず鍵が出来なくなったように思います。

小さな違いですが、こういう部分まで確認出来れば、ちゃんと長くお使い頂けるはずですので、うまく鍵が掛からない時は専門家に相談して下さいね。

<関連記事>: 不具合のあるロック・クレセント (2023年3月26日)

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