お知らせ : ページ 36

輸入網戸は直ります

千葉県のお客様から輸入サッシの網戸を直して欲しいというご相談を頂きました。

サッシはどこのメーカーか分かりませんが、形状や仕様からすると汎用の網戸パーツを組み合わせて出来ているようです。

破損の箇所は、網戸のコーナー部分の劣化とフレームの曲がりが主ですが、グラスファイバーの網や網押さえのゴム、取っ手(持ち手)、網戸を窓枠に固定するバネ部品といったものも経年劣化が進んでいますから、交換すべきと考えます。

必要な部材のサイズや形状を確認した上で、アメリカの部材メーカーに注文をして約1ヶ月。全ての部材が揃った処で、網戸の修理を実施しました。

フレームは1本を新しくすれば、残りの3本は多少の歪みを修正することでそのまま使えそうでした。プラスチックのコーナー部品は、既に4個共相当劣化していましたから、全て交換しました。

耐久性のあるグラスファイバーの網や網押さえのゴム、取っ手なども全て交換しましたので、フレーム以外はほぼ新品の状態です。

ただ、網戸の大きさが結構な大きさですから、本来であれば網戸の中央にセンターフレームを1本入れて補強をしないと、網の張り替え時に網戸が引っ張られて歪みが生じてしまいます。

今回は既存の網戸の仕様や大きさを正確に再現して修理した関係で、そういった補強の追加は行いませんでしたが、場合によってはお客様の了解の下、そういった作業も実施していきたいと思います。

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シロアリと雨漏れ被害を復旧しました

熊本のお客様からご依頼を頂きましたスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の修理メンテナンスを行いました。

サッシは、リッチモンド(Richmond)製のアルミクラッドサッシです。

恐らくサッシ枠の下から侵入したシロアリが、雨漏れで枠が腐ったドア本体をも食べて被害が広がったのだろうと思いますが、両サイドのサッシ枠やハメ殺し(FIX)ドアと可動ドアにも被害が拡大していました。

両ドアの下枠だけでなく、側枠をも食べていましたから、大きなペアガラスといったものも一旦外して、ドアの枠全体を取り替えなければ修理不能といった大掛かりなメンテナンスでした。

2つのドアを外して名古屋まで持ち帰り、ドア枠の部材は交換の範囲をチェックした上で、食われた部分の木枠を新しく作り直すことが必要でした。

1枚当たり100kg近いドアを2枚熊本と名古屋を往復させなければならず、途中でガラスを破損させたら万事休すですから、結構難易度が高い案件だったと思います。

それでも、必要な材料や道具、適正な作業手順があれば、何とかなるもので、無事に修理を完了することが出来ました。

ただ、今回のドアの雨漏れは、以前ガラスを交換したサッシ屋さんのミスが原因であるかも知れません。

それは、本来強化ペアガラスの厚みが1インチ(約25mm)なければいけないのに、21~22mm程度しかありませんでした。

その分、外部のガラス押え(押縁)とペアガラスとの間に隙間が生じて、そこから雨がドア枠の下枠等に浸入し木部を腐らせたと思います。

そうなった処にサッシ枠を経由してシロアリがやってきて、ドアの木枠を食べてしまったというのが実情でしょう。

お客様はシロアリの被害を大きく感じていらっしゃるようですが、この問題は雨漏れという複合要因があっての不具合ですから、今回その両方に対処することで将来のトラブルを防げるはずです。

<関連記事>: ドアだけじゃないかも・・・ (2023年5月11日)

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一からオーダーなら高くなります

愛知のお客様から輸入サッシの網戸の修理及び製作をお願いしたいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂窓です。

網戸の相談は3枚あって、1枚は破損したものの修理、残りの2枚はどこかになくなってしまったものを2枚新しく作って欲しいということでした。

写真は破損している網戸ということですが、グラスファイバーの網(スクリーン)が破れて直してあるのが分かります。

なくなってしまったという網戸は、破損している網戸と全く同じものということですから、寸法や仕様といったことを破損したものから確認出来れば全く同じに作り直すことは可能です。

ただ、網戸に使われている部材を北米から取り寄せて、それを日本で私たちがフレームをカットするなどして特注していく訳ですから、既製品を購入するのとは費用も納期も全然違います。

特にフレームや網などは、長い箱や筒に入れて海外から送ってもらいますので、重さの割に高い送料が掛かります。

国内でサッシ屋さんにお願いして適当に作ってもらうことを考えるかも知れませんが、インチ単位では到底材料を調達出来ませんから、お金を掛けた割にはあまり納まりがよくない網戸しか作ることは出来ないと思います。

今後も長く使っていくものでしょうから、お金は掛かってもちゃんとしたものをオーダーで作ってもらうことをお勧めします。

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もしもに備えて

要らないものかも知れませんが、最近こんなものを買いました。

それは、災害時用の充電機能付き多機能ラジオです。

中国製ですから2,000円程度で購入出来るのですが、手回し充電してAM・FMラジオを聴くことが出来ます。(意外とちゃんと聴こえます)

勿論、乾電池も使えますが、小さなバッテリーも備えていますから、USBでスマホの充電や夜間の照明、警報(サイレン)といった機能もあるのです。また、小さなソーラーパネルも付いていて、それでもバッテリーを充電出来ます。

会社の場所は名古屋のほんの脇ですから、余程のことがない限り避難所生活なんてことにはならないと思いますが、それでも停電や断水くらいは起こる可能性がありますから、最低限の情報収集が出来るものは用意すべきかも知れません。

台風7号が近づいている今、何某かの災害対策を考えてみては如何でしょうか。もし台風と大きな地震が同時に起こったとしたら、そりゃ想定外のことが身近に発生すると思いますよ。

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古いデザインは素敵です

福島のお客様から玄関ドアのハンドルセットを調達したいというご相談を頂きました。

ドアハンドルは、シュラーゲ(Shlage)製。

アメリカではメジャーなメーカーですが、日本では知る人ぞ知るという感じでしょうか。

写真が現在玄関ドアに付いている古いハンドルセットですが、装飾がしてあってクラシックないいデザインです。

ただ、このデザインのものは既に廃番になっており、少しデザインの異なるものしか入手することは出来ません。

取り敢えず、少しデザインが違う新しいハンドルセットを調達しますが、そちらもアンティーク・ブラス色のもので感じはよさそうです。でも、長く使い続けるって難しいですが、すごくいいことですよね。

<関連記事>: 雰囲気はそのままに (2023年9月2日)

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市販のワックスで大丈夫です

横浜のお客様から、メンテナンスで無垢のオークの床材に塗るWAXを調達したいというご相談を頂きました。

図面には、フローリングについて「ブルースフロア ハニーゴールド」という表記がされているそうです。

通常のブルース・フローリングと言えば、WAX仕上げのものが主流なのですが、たまにピカピカのウレタン塗装が表面に塗ってあるものがありますので、念の為床の写真を送ってもらいました。

頂いた写真を見ると、表面がツルツルしているような感じで、光沢のある床材に見受けられます。こういう場合、ブルースやロビンスでは一般的なWAX仕上げのものではなく、マイナーですがウレタン仕上げのフローリングであると考えられます。(ウレタン塗装は、ツヤのある透明な樹脂でコーティングしたようになります)

WAX仕上げの床材をメンテナンスするのに用いるデュラ・シール(Dura Seal)という専用WAXをホームメイドでは販売していますが、ウレタン仕上げの床材に用いる必要はありません。

ウレタン塗装のものには、一般で販売されている国産のメンテナンス用WAXで十分ですから、敢えてデュラ・シールを使う必要はありません。

勿論、WAX仕上げのフローリングに市販のワックスを使ってしまうとせっかくの木の呼吸作用を阻害したり、本物のオークの素材感が失われてしまいますから、気を付けなければなりません。

<関連記事>: ブルース・フローリング用ワックス、入荷! (2015年2月26日)

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外の景気がクリアです

昨日、岐阜のお客様の輸入住宅でオーニングサッシの建具交換を行ったと記事に書かせて頂きましたが、その時同時にダブルハングサッシの建具交換も実施しました。

ペラウィンドウ(Pella)は、建具を上からヒモで吊って吊り金物(バランサー)で開閉を楽にするという機能を持っています。

ですから、建具を交換する際には、バランサーの吊りヒモを一時的に外さなければなりません。

でも、バランサーの巻き取りバネが強い状態だと、外した瞬間にヒモがバランサーの奥まで巻き取られてしまい、取り出すのが大変になりますから注意が必要です。

まあ、そうは言っても私たちは慣れていますから、そういう状況になってもヒモが中まで入らない工夫をしていますから問題ありません。

今回交換しなければならなくなった原因ですが、写真を見ると分かりますが、ペアガラスの中に雨や湿気が入り込んで内部結露を起こし曇ってしまったという不具合です。

他の輸入サッシでも同じですが、ガラスと建具枠との隙間から雨が浸入してそれがペアガラスの中へと徐々に入り、抜けなくなるのです。

こうなったら、ペアガラスを交換する以外方法はないのですが、ペラの場合はガラスが入った建具ごと交換しなければなりませんから、費用も結構掛かります。

輸入の樹脂サッシであればガラスのみの交換は可能ですが、木枠で出来たアルミクラッドサッシの場合は建具ごとの交換が主ですから、屋外側の防水処理を早めにやっておくようにしたいものです。

そうしておけば、窓から眺める景色はいつもクリアに見えますから、気持ちもいいですよね。

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ペラのオーニングはやりづらい

岐阜のお客様の処で、昨日輸入窓の建具交換を行ってきました。

窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシです。

今回記事に書かせて頂くオーニングサッシ(下側が外に開いていく窓)以外にダブルハングサッシの建具交換も行いました。

で、今回のオーニングですが、ガラスとアルミカバーがされた下枠との間から雨が浸入して下枠の木を腐らせてしまったということで、交換をすることになりました。

以前にも他の窓でペアガラスの曇りといったトラブルがあったので、その際も注意をして欲しいというお話をしていたのですが、輸入サッシの雨漏れ対策はやはり必修です。

写真は、腐った古い建具と防水処理や防水塗装を済ませた新しい建具とを並べて、金物類を付け替えしている様子です。

メーカーは、建具のみを供給するだけで、金物類は既存のものをそのまま使うという形式を取っていますから、建具以外にも問題があるようならそういった部材も一緒に手配をしないと不完全な修理になってしまいます。

それにしても、ペラウィンドウのオーニングは、開閉金物のビス位置が狭い場所にありますから、電動ドライバーや長いプラスドライバーが非常に使いづらい状況でした。(キッチンの流しの奥にある窓でしたので、体の体勢としても力が十分入らない感じでした)

下手に無理して使うと取付けビスの山を舐めてしまうので、殆ど手回しの道具で装着していくしか方法はありません。勿論、電動工具が使える時もあるのですが、それはほんの僅かな時間です。

単に建具を交換するだけでなく、開閉がスムースに行くかどうかや動きに歪みが出ないかどうかといったことを点検しながら調整を進めていきますので、普通の修理屋さんとは手間や時間が違います。

最後に、他の家の不具合などについても相談に乗って、調整程度で済む問題はその場で直して差し上げました。そこが見積には反映しない部分なんですけど、たぶん一番大切な仕事だと思っています。(そんなことは普通やってくれませんからね)

お客様がそれでいいとおっしゃるなら、全く文句はありませんが、経験値よりも値段勝負で依頼される人は、結局損をしているのかも知れません。

<関連記事>: 違うものが届きました (2023年4月3日)

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初めてなら、まずは専門家に

福井のお客様から輸入サッシのペアガラスが内部結露を起こしたので、ガラス交換が可能かどうか教えて欲しいというご相談を頂きました。

窓は、アメリカのアルサイド(Alside)製樹脂サッシです。

どうやらシングルハングサッシの下窓だけが内部結露を起こして、付いた水滴に所々カビ(汚れ)が生えたという感じになっています。

こういう場合、建具の内側か外側にガラスを固定する為のガラス押えが装着してありますから、それを外せばペアガラスを取り外すことは可能です。

ただ、屋外側にそれがあると、2階などの高い場所の窓では足場が必要となる場合がありますから、気を付けなければなりません。(今回は可動する下窓建具ですから、窓枠から建具を外すことが出来れば室内に持ち込んで作業が出来ますから、足場は不要です)

次に用心しないといけないのは、ガラス押えが劣化しているかどうかです。樹脂サッシのガラス押えも樹脂で出来ていますから、20年以上太陽に曝されていると紫外線で劣化を起こしているかも知れません。

そういう場合は、適切な道具もなく下手に外すと、ガラス押えが割れてしまいますから、ペアガラスだけでなくガラス押えも海外から取り寄せる必要が出てきてしまいます。

どこの窓でも使われている汎用部材であればいいのですが、アルサイドだけの特殊なものだったりすると、入手が困難というリスクもありますから慎重に作業を進めなければなりません。

輸入サッシのガラス交換を経験したことがないという建築業者さんやリフォーム業者さん、お施主様であれば、やはり最初は作業に慣れた専門家にお願いして、採寸調査・部材の手配・交換作業まで一括してやってもらうことをお勧めします。

出張作業費が高いとおっしゃられるかも知れませんが、ガラス以外をも破損させるようなことがあれば、反って費用が嵩んでしまうことを忘れてはいけません。

勿論、作業手順に間違いがあれば、更にサッシの雨漏れを誘発することにもなりますから、急がば回れですよ。

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外開きドアの防犯対策

昨今、空き巣や泥棒の被害が都市部だけでなく。市街地近郊でも発生するようになってきました。

外国人の流入もその一因と言われていますが、それだけでなく若者の低所得化や非正規雇用の増大などで局所的な犯罪の増加があるのも確かです。

特に大きなお屋敷や立派な輸入住宅ともなると、そうした犯罪に狙われやすくなるのは必然かも知れません。裏手から空き巣が侵入すると思われがちですが、意外と多いのが玄関ドアをこじ開けて室内に入られるというケースです。

欧米と違い、日本では防犯上不利とされる外開きのドアが殆どで、デッドロックバーが外から丸見えだったり、デッドロックバーを隠すカバーが薄いアルミ板で出来ていたりしています。

そういう場合、空き巣は太いバールを用いて、ドアの隙間からバーを切ったり破壊したりしますから、ステンレス等の頑丈なガードプレートを装着する以外侵入を防止する方法はありません。

また、外開きのドアの場合、ドアヒンジは屋外側に露出していますから、ヒンジの左右の蝶番を外してドアを開けてしまうという危険もあります。

それに対処する方法として、写真のような防犯用ヒンジピンというものがアメリカでは販売されています。

アメリカでは殆ど外開きのドアを外部ドアとして使うことがないので、あまり必要がないように思うのですが、やはり念には念を入れて防犯対策をしたいという人がいるのかも知れません。

ヒンジピンは、片側の蝶番のビスを1つ外してそこに装着することで、簡単に取付け出来ます。また、ドアを閉めた際にピンが反対側の蝶番に差さるように、反対側のビスを外して穴を明けておく必要があります。

そうすることで、ドアを閉じた時にピンが反対側の蝶番に固定され、外からドアヒンジを外すことが不可能となる仕組みです。

簡単な部材ですが、ガードプレートと共に玄関ドアや勝手口ドアの防犯対策としては非常に効果的ですから、試してみては如何でしょうか。

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