お知らせ : ページ 26

スーパーシールのバランサー

以前半田市の輸入住宅に取り付けられていた不具合バランサーについてブログ記事に書かせて頂きましたが、ようやく代替のものを入手することが出来ました。

こちらがそのシングルハング用バランサーですが、バランサーの太さや先端のバランスシューの幅といったものも既存のものに合致しています。

このバランサーは、スーパーシール(Super Seal)という樹脂窓シリーズのもので、ハード(Hurd)が製造を担っていました。

現在でもハードを吸収合併したシエラパシフィック(Sierra Pacific)という会社が樹脂サッシも作っていますが、スーパーシールというシリーズでは製造をしていません。

その為、アフターメンテナンスの部材は、メーカーでは供給不能のものも出てきています。今回のバランサーもその類のもので、メーカーから送られてきた部材は全く既存のものとは違うものでした。

そこで再度適合するバランサーを探してもらい、今回調達したものが送られてきたという訳です。形状が全く同じではありませんが、取り付けるに当たって問題となる点は全てクリアしていますから、代替としてはちゃんと機能を果たすはずです。

全く同じでないと使えないなんて頭が固い人もいるかも知れませんが、専門知識と経験を備えていれば、使える部材でメンテナンスすることも可能ですから、専門家に相談することが大切です。

<関連記事>: 少し変わった形状のバランサーです (2023年3月21日)

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そのうちガラスも脱落します

愛知県のお客様から、輸入サッシについていくつか不具合があるので相談に乗って欲しいという連絡を頂きました。

窓は、今は亡きサミット(Summit)製アルミクラッド木製サッシ。(尚、サミットは、ウェンコ(Wenco)と表示された時期もありました)

ご相談を頂いた不具合の1つが、このダブルハングサッシ。階段室の途中にあり、手の届かないくらいの高さの位置に存在します。

一見見た目もきれいな窓なんですが、よく見るとガラスの外の方にいくつか白いものが見受けられます。よくよく見てみると、上げ下げ窓の上窓の建具の下側の枠が外れて落ちてきている感じです。

太く見える白いものが下枠の屋外側アルミカバーで、細くぶら下がって見えるものは、そこに付けられていたウェザーストリップ(気密パッキン材)です。

上窓の下枠材が脱落しているということは、下枠に固定しているロック(鍵)の受け金物もそのうち脱落する可能性もありますし、上窓のペアガラスも同様に下へ落ちてくる恐れもあります。

屋外側のアルミカバーとガラスとの間から雨が浸入し、木枠を腐食させたことが原因だと思いますが、新築から早い段階で予防措置を取っていればこうした問題は起こらなかったと思います。

今回の不具合以外にもバランサーの状態等を確認して、枠材の交換で対処すべきか、上下の建具ごと交換すべきかを検討していきたいと思います。

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吊りヒモを換えても元には戻らない

こちらは、窓メーカー不明の上げ下げ窓に付いていたチャネルバランサー。

輸入のシングルハングサッシではメジャーな部品ですが、建具(障子)と窓枠との間に隠れているので、普段目にすることはありません。

これを確認出来るのは、バランサーが破損したり不具合があったりして外に飛び出してきた時。

写真のように吊りヒモ(糸)が切れてしまったり、バネが錆びて正常に伸び縮みしなくなったりしたら、窓枠の隙間から顔を出します。

こういう時、お客様の中には吊りヒモを新しいものに換えることで直そうとする方もいらっしゃるようですが、一時的には直ってもそれ以外の部分も経年劣化していますから、近い将来また不具合を起すかも知れません。

重いペアガラスが入っている建具を片手で軽く持ち上げられるのは、こうしたバランサーが支えてくれているからですから、窓を快適に開け閉めする為に15年程度で定期的に交換することが大切です。

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位置調整も必要です

こちらは、札幌市のお客様から問い合わせを頂いた輸入サッシのロック本体。

ローウェン(Loewen)製の4連ボウウィンドウのケースメントサッシに取り付けられたロック金物ですが、ロック受けの金物を引っ掛ける為の白いプラスチック・パーツが割れて、鍵を掛けることが出来ません。

このアルミクラッドの木製ケースメントサッシには、上下2ヶ所にロックが付いていて、そのどちらも破損してしまっているようです。

こういう場合はロック本体の交換となる訳ですが、今は白いパーツが改良されたのか、ロック本体も新しくなっています。

見た目としては古いロックも新しいロックも全く変わらないのでいいのですが、白いパーツに引っ掛けられる側の受け金物を新しいタイプにしないと、白いパーツがうまく作動してくれません。

ですから、ロック本体だけを調達しても鍵が掛からないということになってしまいます。ただ、ロック本体とロック受けを交換したらスムースに鍵が掛かるかと言えば、そうでもありません。

鍵の部分が破損した原因を考えてそれを解決してやらないと、またすぐに鍵が壊れてしまうリスクがあるのです。

恐らく、サッシの建具(障子)の建て付けが悪いことで、窓枠に建具が真っ直ぐ引き込まれていない為に建具のどこかが窓枠に当たり、それ以上建具が閉まらず隙間が空いた状態(十分に建具が引き込めていない状態)で無理にロックを掛けようとしたことが、破損の原因です。

窓枠や建具の周辺をきれいに掃除して、ウィンドウヒンジや受け金物の位置調整、潤滑剤の塗布といったメンテナンスを行うことが、これを解決する方法です。

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閉まらなくなったケースメントサッシ

一宮市のお客様から、クランクハンドルを回しても最後まで窓が閉まり切らず僅かに開いたままの状態になるとの相談を頂きました。

サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製のケースメントサッシですが、こういう場合の原因はオペレーターの不具合か、サッシの周囲の掃除不足、ウィンドウヒンジの不具合又はそれらが複合したものと考えられます。

今回、まずはオペレーターの状況を、写真を送って頂き確認しました。オペレーターのハンドルを接続する回転軸には問題はなさそうですが、ギアの部分に摩耗が見受けられる感じです。

窓が閉め切る直前にオペレーターが動かなくなるという感じでしょうから、ある一定の場所までくるとギアが空回りするということでしょうから、オペレーターアームの位置をその場所に来るように動かして、そこでギアが噛み合わなくなるかをチェックしなければなりません。

そこでオペレーターに問題がないようであれば、ウィンドウヒンジの周囲や窓枠の状態を確認して、調整作業を行います。オペレーターのギアに問題があるようなら、部材の調達・交換を行い更にウィンドウヒンジや窓枠周囲の掃除などを行う計画です。

ヴァイスロイという窓メーカーは、現在存在していませんが、まだこのオペレーター自体はカナダから調達可能ですから、問題なく修理出来ると思います。

<関連記事>: 建具が当たって、窓が閉まらない (2023年12月27日)

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何もないと調整出来ない

こちらは、名古屋市の輸入住宅にお邪魔して、輸入玄関ドアの建て起こしを調整している様子です。

輸入の木製ドアは非常に重く、その為開閉によるドアヒンジへの負荷も大きくなります。

毎日何度も開け閉めするドアですから、長い間に頑丈な金属製のドアヒンジも摩耗してきます。そうなると、ドア自体が自然に下がって、敷居にドアが擦ってきたり、ドアラッチや鍵が引っ掛かったりするようになります。

それを放置していると、鍵が破損して防犯上の問題が生じたり、ドアが重くて開けられなくなりますから、早めにドアヒンジを交換してドアの下がりや傾きを調整してやることが大切です。

私たちは、まずドアがどの程度下がっているのかやどのくらい傾いているのかを確認し、どのくらい調整してやればいいのかを決定します。

その後、作業に取り掛かるのですが、重いドアが付いたままヒンジを交換しようとすると、ドアが更に下がってしまったり傾いてしまったりするので、写真のように様々な道具を駆使して重いドアの位置を固定します。

日本の建具屋さんや大工さんは、重量のあるドアには慣れていないばかりか、海外製の専用工具も持ち合わせていませんから、こうした調整を行うには相当な苦労と技術が伴います。

いい仕事をする為には、やはりいい道具やいい腕、それと場数が大切です。私たちが輸入住宅の新築やメンテナンスに長けているのは、深い専門知識と様々な現場があったからです。

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排水フタの開閉金具

こちらは、洗面ボウルに取り付けられた排水管等の金物の様子です。

排水管にはポップアップと呼ばれる排水フタを手動で開閉する金具が取り付けられているのですが、フタがうまく開閉出来なくなったとの連絡を頂きました。

ポップアップ自体は、輸入の水栓金具に付属している金物なので、国産の配管類では代替が出来ません。

排水フタの不具合の多くは、ポップアップロッドと呼ばれる長い棒状のものが、排水管内で腐食して欠損が発生することが原因です。

でも、ポップアップロッドの欠損だけでなく、ポップアップバーとロッドとの連携が取れていない場合でもフタの開閉が出来ないことがあります。

何年か前にポップアップロッドは交換した記憶がありますので、今回の問題は連携の問題かも知れませんが、ポップアップバーからロッドが外れないように固定する金属製のクリップ部品が付いていないようですから、それを装着してやる必要もあります。

排水フタの調整と共に、なくなってしまった部品も一緒に取付けてやれば、ポップアップの機能も安定するかも知れませんね。

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こちらもアンダーセン製です

昨日、アンダーセン(Andersen)製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の召し合わせの修理調査を行った旨記事に書かせて頂きましたが、そのおうちでダブルハングの不具合も見付かりました。

アンダーセンのダブルハングと言えば、一般的に吊りヒモが窓の両サイドに付いているナローラインというシリーズのものを思い浮かべますが、こちらのものはサイドジャムの周辺を見てもヒモ(糸)らしいものは見当たりません。

こちらは、ナローラインの後にシリーズ化されたもので、チルトウォッシュと呼ばれるダブルハングサッシになります。

クラシックな吊りヒモは使わず、ジャムの中にバランサーを仕込んだタイプで、他の輸入サッシ・メーカーのものに比較的近い仕組みのものとなっています。

定期的に交換が必要なバランサーですが、ナローラインは交換までの手間が結構掛かり大変なのですが、このチルトウォッシュはマーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)のものと然程違いはなく、比較的簡単に交換することが可能です。

ですから、ナローラインの窓枠はそのままにして、サイドジャムや建具(障子)をチルトウォッシュのものに入れ替えるということを希望されるお客様もいるくらいです。

(アンダーセンは、こうしたアップグレード・サービスにも対応してくれていますから、ご希望の方はご相談下さい)

今回の不具合は、ロックを外すとチルトウォッシュの上窓建具が、ズルっと下に下がってくるというものでした。

窓の下枠までストンと落ちる状況だと、落ちた衝撃でガラスが割れるなんて心配がありますが、落下が途中で止まる状況ですから、両サイドのうちの片方のバランサーだけが破損しているものと思われます。

ナローラインでも両方のバランサーの糸が切れて、窓が全く開けられないというケースも多くありますが、不具合を放置しておかない限り、通常はどちらか一方だけに不具合が起きますから、ストンと落ちることの方がマイナーなトラブルだと思います。

何れにしても、このままではよくありませんので、昨日の掃出しサッシの問題と一緒にこのバランサーの修理も行いたいと思っています。勿論、その際は窓の外側のガラスの周囲の防水処理も実施するつもりです。

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取付けは間違ってないが、少し変

静岡県のお客様からスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の召し合わせから外気が入ってくる気がするということで相談を頂きました。

召し合わせとは、ハメ殺しのドアと可動するドアとが重なり合っている部分のことを指します。

こちらのサッシは、アンダーセン(Andersen)のものなんですが、このサッシを含めて多くの輸入掃出しサッシの場合、ドアが重なる部分にはインターロッキングと呼ばれるものが付いています。

インターロッキングは、ドアとドアとの隙間を埋めると同時に、両方のドアに「コ」の字の召し合わせ部材が付いていて、ドアが閉まる際にそれがお互い噛み合うことで外せなくなるという機能を持っています。

その為、空き巣などがドアを屋外側から外して侵入するなんてことが出来なくなるという仕組みです。

ただ、その噛み合わせがおかしいのか、隙間風のようなものが入る気がするということで、そこにスポンジのようなパッキン材を張り付けて、隙間を埋めるということをお客様が独自にやっていらっしゃいました。

通常、インターロッキングはお互いがガッチリ噛み合う構造ですから、隙間も殆ど出来ないという感じになるはずです。

そこで、可動側のドアを外して、インターロッキングの部材がどのように取付けされているのかを見てみました。何でも新築時の大工さんが、輸入の掃出しサッシのことをよく分からず、このインターロッキングを当初付け忘れていたということでした。

ただ、私たちがドアを外してチェックした限りでは、特に取付け自体には問題がなく、ほぼ隙間もない状況であることを確認しました。

ということで、隙間風はお客様の気のせいではないかということになりましたが、可動側のドアに付いているインターロッキングが中央部分で少し幅が小さいということが判明しました。(しかしながら、大工が部材に後から加工を施したという感じでもありませんでした)

これで隙間が出来るとは考えられませんが、ドアの中央部分だけガッチリ噛み合っていない感じがして、ドアが若干がたつく感じもします。

メーカーに確認して、こうしたインターロッキング形状は正常なものなのか、それとも問題があるのか、チェックすることとなりました。

もしそれが通常のものであるということなら交換をしても仕方ないですが、そうでないなら新たに部材を取り寄せて付け替えることが必要かも知れません。

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普段開けないと開かなくなる?

こちらは、横浜市のお客様のおうちにある玄関のダブルドア。

ピーチツリー(PeachTree)の輸入ドアなんですが、いつも閉めっ放しであった副開閉側のドアが開けられなくなって困っているそうです。

メインの主開閉側ドアの方も、ドアヒンジが摩耗して敷居(ボトムシル)に当たってきているばかりか、鍵もうまく掛けられなくなっているそうで、大変な状況になっています。

近くの業者さんにお願いして、何度か補修をしてもらったようですが、勝手が分からない輸入ドアだった為か、場当たり的な修理になってしまい、副開閉側のドアも開けることが叶わなかったらしいです。

写真を見ると、副開閉側のドアも敷居に擦っている感じですし、フランス落とし(フラッシュボルト)の開閉レバーも変な位置で固定されていますから、建物側の開口寸法とドア寸法とに余裕がなくなっていると思います。

新築時に納まりを間違えたのか、家自体が下がってきているのか、それともその両方が複合的な原因となっているのか、はっきりしたことは言えませんが、何れにしても早急に状況を改善する必要がありそうです。

こうした修理・メンテナンスは、誰がどんな仕事をしたのかが全く分かりませんので、現場へ伺ってからしか状況判断が出来ません。

そこで正しく評価を行って、どう対処したらいいかを見極めることが必要ですが、その為の材料や道具といったものをある程度想定して出掛けないと、行っても何も出来ないなんてことになります。

そういう点で、ここでは要らないだろうという材料や道具も作業用のバンに積んで、即興で対応が出来るようにしておくことが大切です。こういうことが出来るには、今までの経験や道具を持った専門家でないと難しいかも知れませんね。

<関連記事>: 結構戻すのが大変でした (2024年2月10日)

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