お知らせ : ページ 24

鍵が掛からないスライディング・パティオドア

会社の近くの輸入住宅ですが、掃出しサッシの鍵が壊れたので修理をして欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓のメーカーは不明ですが、どうやらアルミクラッド木製サッシのようです。

これから現地調査に伺って、不具合箇所を特定した上で必要な部材を調達・取付けするという段取りになります。

写真を見る限り、どこが破損して鍵が掛からなくなったのかは分かりませんが、今までの経験からするとドアに内蔵されている鍵本体のロックケースか、ロックレバーの破損ではないかと考えています。

ただ、破損の原因は破損した部品以外の処にあるでしょうから、そこを解決しないと根本的な修理にはなりません。

このハンドルセットは、北米では結構出回っているものになりますから、部材の調達には然程困難はないと思います。アメリカは物価が高騰していますし、昨今の円安が激しいですから、海外輸送費や通関費を含めるとそこそこの費用は掛かると思います。

それでも、20年以上前のサッシが今でもメンテナンス出来るのですから、輸入サッシのパフォーマンスは大したものだと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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揺らいだガラスがいいでしょ

こちらは、先日輸入した玄関用外部照明です。

アメリカでもシンプル・モダンなデザインが多くなっており、こうしたアンティークな感じの照明器具は少なくなっています。

本体はゴールド色に少し時代が付いたような仕上げになっており、ガラス面はゆらゆら水面が揺れているような凹凸が素敵です。

こういう部分は国産の照明であれば、透明のプラスチックで出来ているのでしょうが、アメリカのものはちゃんとガラスで作られている処も手抜きがありません。(尚、こちらは中古品ではなく、新品です)

写真を見ても殆ど分からないと思いますが、照明の上部には明るさセンサーが付いていて、夕方周囲が暗くなると自動でライトが点灯し、朝明るくなると勝手に消灯するという機能が付いています。

また、白熱灯だけでなく、電球型のLEDなども使えるようになっていますから、LEDのフィラメント電球を使用すれば、レトロな明るさと省エネの両方を実現することも可能です。

アメリカやカナダにはまだまだこんな素敵な照明器具が販売されていますから、ご自身のおうちのリノベーションや新築時の照明計画に如何でしょうか。私たち ホームメイドなら、コーディネーションのお手伝いも出来ますよ。

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手入れがなければ、寿命は10年

名古屋市のお客様から敷地を囲むフェンスについて、メンテナンスの相談を頂きました。

何度か修理を行っているようですが、木の板を横に張っただけのものである為、どうしても雨が染みて木が腐食を起こしてしまいます。

フェンスには恐らくキシラデコールという防腐剤が塗ってあったと思うのですが、防腐効果はあっても防水性能は全く期待出来ない塗料ですから、施工した業者さんは材料の性質を理解していなかったのだと思います。

半年に一度塗っていれば、まだ寿命は長くなったかも知れませんが、そんな手間を掛けられるお客様は皆無だと思いますので、屋外で雨ざらしの木を使用する場合は、ティンバーケアのような木部用防水塗料を使わない限り、せいぜい10年がやっとではないでしょうか。

腐った板は都度交換をしているようですが、次から次へと腐ってくるので、今回は耐久性のある樹脂製の幕板に全て交換するようにと考えております。

ただ、板の厚みや幅といったものが、既存の木の板とは違ってきますから、どういう納まりが一番いい感じになるかを考えないと、出たとこ勝負のようにやっつけ仕事になりますから、最初の調査が肝心です。

納まりを考えながら材料を選定していくのですが、その分どうしても余分に費用が必要となってきます。ただ、お金だけを考えて修理をしようとすると、耐久性や見た目といったことを犠牲にしなければならなくなり、そういう提案はしたくありません。

それでも昨今の資材や工賃の高騰を考えると、お客様が想定していらした予算では到底施工することは出来ません。

勿論、他の業者さんで施工をされるかも知れませんが、私たちは私たちが最善と考えるやり方や材料で提案することが、施工業者の良心と思いますので、それはそれで仕方がないことですね。

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こんなクラシックな水栓は手に入らない

先日、東京のお客様から輸入のキッチン水栓の水漏れ修理をご相談頂いたという記事を書かせて頂きました。

こちらの洗面用水栓金具も、同じお客様からご相談頂いた製品です。

メーカーは、やはりデルタ(Delta)なんですが、デザインはクラシカルな美しいデザインをしています。

こちらもキッチン水栓同様製造は既に中止されているようですが、パッキン用の部材などの交換部品は製品を間違えなければ今でも手に入れることは可能です。

こうした装飾的な水栓金具は、アメリカでも数が少なくなってきており、シンプル・モダンの直線的な製品が主流になっており、今では貴重な存在と言えるかも知れません。

また、円安やアメリカのインフレなどが相まって、昔手に入れた時の値段では到底入手することが難しくなってきていますから、どこにでもあるようなデザインのものと交換してしまうのは惜しいと思います。

止水パッキンの部品さえ交換すれば、新品の時と同様にちゃんと使えるようになりますから、メンテナンスをしながら長く使い続けて頂きたいと思います。

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適合するビスも調達可

滋賀県のお客様から輸入のアルミサッシに付いているロックレバーが欲しいというご相談を頂きました。

写真がそのロック部品ですが、窓メーカーはミルガード(Milgard)です。

ミルガードと言えば、通常は樹脂サッシのメーカーですが、古い時代にはアルミサッシも製造していました。

このロックレバーは、ミルガードに採用されている以外は、他社では取り付けられているのを見たことがありません。既に施工されてから20年以上経っているサッシですが、未だにこうした交換部材を手に入れることは可能です。

勿論、似たような形状のロックレバーもありますから、調達の際は寸法・形状の確認は必修です。

あと、このロックレバーを固定する為の取付けビスについても、お問い合わせを頂くことがよくあります。形状も特殊なんですが、寸法もインチで作られていますから市販のビスを流用することは出来ません。

必要あれば、ロックレバーと一緒に取付けビスを輸入することも可能ですから、ご相談の際はビスの調達もご依頼頂ければと思います。こうした部材は、防犯の観点からも早めに直しておきたいものですね。

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廃番のものでも修理出来ます

東京のお客様から輸入水栓の修理のご相談を頂きました。

中古で購入されたマンションに設置されていたらしく、詳しい品番も品名も分かりません。

ただ、デルタ(Delta)製の水栓金具であることはロゴで判断可能なようで、そこから不具合のある部品を特定していく以外方法はありません。

今回相談を頂いたのは、写真のキッチン水栓の他に洗面水栓もあるのですが、何れも吐水口からポタポタ水が漏れるという不具合です。

デルタの水栓金具は、他のメーカーのものと違って、交換すべき部品の点数も少し多いですし、作業の仕方も少し変わっています。

お客様が当初相談された水道屋さんには、水栓金具を全交換しないと直らないと言われたようですので、私たちが交換部材のみを供給してその水道屋さんに直してもらうというのは、ちょっとハードルが高いかも知れません。

勿論、私たち ホームメイドが東京まで修理に伺うことは全然平気ですが、お客様に交通費等の出張旅費をご負担頂けるかが鍵となります。

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無理に下げると折れてしまいます

根元付近でポッキリ折れてしまった掃出しサッシのロックレバー。

こちらの部品は、ミルガード(Milgard)のスライディング・パティオドアのハンドル部分に装着されているもので、堅い鋳物で作られています。

いくら丈夫な鋳物であっても、長い間何度も衝撃を与えていれば、ある日突然ポキッと折れてしまうことがあります。

普段はレバーを軽く操作するだけで、簡単に鍵の開閉が出来るのですが、ドアの高さが変わってしまったり、ロックのフックの位置が変化してしまったりすると、ロック・フックがうまく受け金物に引っ掛からず、それを無理矢理何とかしようとした時にレバーが破損してしまうのです。

古い部材ではありますが、今でも海外から取り寄せることは可能です。でも、ドアやロックの位置調整を行わないで、単にロックレバーのみを交換するだけでは、近いうちにまた折れてしまうかも知れません。

折れた原因は、ロックレバーそのものの強度ではなく、無理に操作をしようとしたことであるという認識に立って、適切にメンテナンスを行うことが大切です。

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室内側でも劣化はする

静岡県のお客様から輸入のケースメントサッシに付いている網戸を固定する部品が欲しいとの相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製のようですが、室内側に取り付けた網戸を窓枠に固定する為のクリップ部品が割れたりしてきているようです。

上げ下げ窓のように網戸が屋外側にある場合は、網戸やその付属部材も太陽の紫外線などで劣化が早く進むのですが、開き窓のケースメントは網戸が室内側に付いているので、その寿命も長くなります。

ただ、そうは言っても太陽光に当たらない訳ではありませんから、徐々に劣化してくるのは止むを得ません。小さなクリップパーツですが、これがないと網戸を窓に固定出来ませんから、定期的に交換することが必要となります。

この部品も大きさやサイズが違うものがたくさん存在しますから、既存のものと同じかそれに近いものを探すのは結構大変です。

でも、どこの窓メーカーでもこうした部品を使っているはずですから、互換性のあるものは何某か存在するはずです。使えそうなものが見付かったら、今後の交換用に予備を含めて多めに調達しておきたいものです。

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手動でもWifiでも

お客様からの要望で、Wifi経由操作が出来るスマートロックを玄関ドアに取り付けました。

こちらのデッドロックはクイックセット(Kwikset)製で、画面に映し出されたテンキーやキー(鍵)でもロックが解除可能です。

細かな設定は、スマホのアプリで行えるようですが、セキュリティの関係でお客様自身で行って頂く必要があります。

最近では、国産の製品でもスマートロックが出始めているようですが、取付け穴の位置や大きさが輸入の製品とは違いますから、輸入ドアに取付けをするのであれば、クイックセットのようなアメリカ・カナダの製品を採用する方が納まりがいいと思います。

こうした製品はまだまだ出たばかりで馴染みが薄いとは思いますが、早晩普及が進むはずですから、そのうちどこの輸入住宅でも見掛けるようになるかも知れませんね。

当然Wifiを使いますから、宅配屋さんが玄関先に来てもリビングから鍵を操作して解錠することも可能ですし、来訪のお客様に一時的なキーを発行して玄関ドアを開けてもらうことも出来ますよ。

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どこまで腐っているかは、壊さないと分からない

愛知県の輸入住宅にお住まいのお客様から、家が雨漏れしているというご相談を随分前に伺いました。

それから音沙汰がなく、新築を担当した業者さんに直してもらったのだろうかと思っていましたら、年明け早々久し振りに連絡を頂きました。

その業者さんにお願いして、室内に雨水が漏れてきている外壁ラインの石膏ボードを外してもらったようです。

写真がその様子ですが、中にあった黄色いグラスウール断熱材を外した処、床部分に寝かす形で入れてあった2x4材が真っ黒になっています。ただ、外壁に張ってある構造用耐震合板はきれいなままですから、外壁そのものから雨漏れをしている感じではなさそうです。

こちらのおうちは、外壁をコの字に高く立ち上げ、その内側に屋根を囲う形で施工しているという特殊な形状をしています。いわゆる軒という部分がない構造なばかりか、雨水が屋根に溜まりやすいという弱点を構造的に持ち合わせているという感じです。

ですから、もしかしたらこの木の腐りは、屋根から直接その下にある柱材を伝って床部分に溜まってしまったということかも知れません。

恐らく新築された業者さんが、このトラブルを修復されるのだろうと思いますが、修復前に構造自体を違うものに変えなければ、また同じ問題が発生するだけですし、その上で屋根や外壁を全て剥がすとなると、建築費高騰の昨今では高額な修理費となる可能性は否めません。

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