お知らせ : ページ 16

続く時は続きます

兵庫県のお客様から、またもやヴァイスロイ(Viceroy)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の鍵についてご相談を頂きました。

ついこの間の4月末に福岡県で交換修理をしてきたばかりの鍵問題ですが、今回もロックレバーが欠損する形で鍵が掛けられなくなっているようです。

こちらについても、やはり情報が少なく、ロックケース(バックセット)や内外のハンドルの交換も必要かどうかははっきりしない状況です。(お客様(サッシ屋さん)が元請けさんから頂いたのがこれらの写真だけということで、それ以上の情報がないらしいです)

ということで、万一の交換に備えて、ロックレバーの他にハンドルセットやロックケースといった部材も手配して、必要あれば私共が修理にお邪魔するということでお話を進める以外にありません。

勿論、お客様側でこれらの交換作業を行えるというのであれば、部材のみの供給をさせて頂きますが、部材の加工や組み立てを伴う交換になりますから、もし出来なかったということになると、その作業中に起きた問題も追加で直さなければならなくなるかも知れません。

そうなると、手間(費用)や時間も余分に掛かるでしょうから、急がば回れで私共 ホームメイドに最初からお任せ頂くことの方が反って費用も時間も省けるような気もします。

愛知県から兵庫県まで片道3時間くらいでしょうから、また1日他の仕事が出来なくなってしまいますね。

因みに、この件の原因もドアの建て起こしが悪いことでしょうから、ドアや鍵の位置調整が必修です。(ドア調整は、特殊な輸入工具が必要です)

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窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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福岡へ出張修理

以前福岡県のお客様から、ヴァイスロイ(Viceroy)製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵の修理をご依頼頂いておりましたが、ゴールデンウイークの4月末に出張修理へ行ってきました。

ロックレバーがブラブラの状態で、レバーを上げても下げても鍵がうんとも寸とも動かない状況でした。

お客様の方では全く触れないという状況でしたので、掃出しサッシのハンドルセットやロックレバー、ドアに内蔵するロックケース(バックセット)といった部品を全て揃えて現場に伺いました。

写真は、その時外してきた壊れたロックレバー。(正常なものは、弊社の古い在庫品)ロックケースの穴に差し込んで鍵を操作する為の金属バー周辺が、欠損しているのがお分かりでしょうか。

ロックレバーが破損したという状況からすると、可動ドア自体の建て起こし(左右・上下の位置)がずれてしまって、レバーを無理に動かさないと鍵が掛けられなかったような気がします。

(そういう場合、鍵爪を引っ掛けるロック受けの金物の位置をずらしても鍵は掛からないと思いますので、ドア自体の建て起こし調整が必修です)。

部品が壊れたので、部品だけ供給してもらえれば自分で付け替えるというお客様がよくいらっしゃいますが、建て起こしを調整する技術や専用の道具がない為、ロックがしづらい状態で使っているかも知れません。

また、ヴァイスロイの掃出しサッシの鍵は、単に取り付ければ終わりという代物ではありません。鍵本体は、ロックケースとフェースプレートとが一体で出来ています。

ただ、現在手に入るのは、ロックケースだけとなっていますので、フェースプレートは既存の一体型のものから取り外して、それを新しいロックケースに組み直すということが必要です。

でも、フェースプレートは鋳物で出来ており、ロックケースとフェースプレートを切り離す際にフェースプレートの固定部分が破損する危険があります。

そうなると、古いフェースプレートを新しいロックケースに固定することが難しくなりますから、分解・組立を如何にうまくやるかという点で、知恵も必要になってきます。

ヴァイスロイは会社自体が既にありませんから、部品自体を大切に扱わないとそれを直すには相当な手間や費用が掛かります。

今回もいろいろイレギュラーな問題が発生しましたが、お客様の協力もあって何とか修理を完了することが出来ました。遠く愛知県から福岡まで出向いて行って、もし修理が出来ないなんてことになったら、ほんと大変なことになりますからね。

<関連記事>: これを直すにはテクニックが必要 (2024年2月22日)

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大変なのは、形状把握と取外し

宮城県のお客様から、またもやテラスドア上に設置されたエリプティカルウィンドウ(欄間窓)のガラス交換についてご相談を頂きました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのハード(Hurd)社製。

3連になったテラスドア(中央ドアのみ開閉)の上に明かり取りとして取り付けられている、カマボコ型のハメ殺し窓のペアガラスが曇って内部結露を起こしています。原因は、やはり屋外側のガラス周囲からの雨の浸入だと思います。

屋外側のアルミ枠については、取付けビスや押縁(ガラス押え)といったものが見当たらないので、屋外側からガラスを外すことが出来ないタイプだと思います。

そうなると、室内側の木枠を外して、ペアガラス全体を露出させることとなるのですが、頂いた写真ではビスが付いていないようですから、何等かの隠し釘のようなものが入っている可能性があります。

何れにしても、室内側の木枠をきれいに外すのは、時間も労力も相当必要かと思われます。

あと、問題なのは窓ガラスの形状でしょう。当然最初のアプローチとしては、メーカーに依頼して交換用のペアガラスを作ってもらうことですが、もし製造を中止していて供給してもらえないなんてことがあれば、実際の窓からガラスを一旦外して実寸法を採寸せざるを得ません。

そうなると、愛知県から宮城県まで採寸調査の為に車で往復した上に、それを基にガラスが出来上がった後修理の為に再度往復するということが必要です。

そういった点では、費用と手間と時間が掛かる仕事になるかも知れません。まあ、そういう難しい仕事だから、わざわざ私共 ホームメイドにご相談頂いていることは間違いないと思います。

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無事に修理を完了しました

本日、みよし市の輸入住宅にお伺いして、形状がおかしかった洗面水栓のハンドルアダプタを交換してきました。

輸入水栓は、モエン(Moen)製のモンティセロ(Monticello)。

ハンドルアダプタは、開閉するハンドルレバーと止水パッキン材のカートリッジバルブとをつなげる役目を果たす部品ですが、これの形状が変でメーカーに正しい交換部品を再度送ってもらうようにお願いしておりました。

取り替え自体は然程時間が掛かりませんので、すぐに作業に取り掛かりものの15分程度で修理は完了。写真のように、お湯・水共に問題なく吐水し、レバーを回せばちゃんと止水することも出来ました。

施工後20年近い洗面水栓ですが、デザインも古さを感じさせませんし、こうして今でも交換部品を手に入れられるということは本当に素晴らしいことだと思います。

また、20年くらい経ったらメンテナンスのタイミングになるでしょうが、その時も交換部品が調達出来ると更に素敵ですよね。

<関連記事>: 同じシリーズでもこんなに違います (2024年4月6日)

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春になったら、網戸の張替え

先日、輸入サッシ用の網戸の網(スクリーン)がアメリカから届きました。

輸入サッシの網戸は、アンダーセン(Andersen)のものは金属の網が張られていますが、それ以外のメーカーのものはグラスファイバー製。

ホームセンターでも売られている国産のプラスチックの網だと5年くらいで破れてきますが、グラスファイバーのものは15年経っても大丈夫。

その分価格は高いですが、それでも張替えをする手間(頻度)が3分の1ともなれば、反ってコストは掛からないかも知れません。

また、グラスファイバーの網は、タバコの火を押し付けても破れませんから、ベランダでのタバコや蚊取り線香についてもリスクはほぼありません。

私たちは、お客様にもこれを販売していますが、お客様から網戸の張替えをご依頼頂くこともありますので、一定程度ストックを持っています。

写真のロールは、1巻で30mの長さ、90cmの幅があります。ですから、このロールが1本あれば、ほぼおうち1軒分の窓の網戸を張り替えすることが可能です。

ただ、おうちによっては、幅が2.4mもある掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)を設置している場合もあるので、そういう場合は1.2m幅のスクリーンロールを用意したり、必要分に切った網をお分けすることもしています。

(普通のサッシでは、それ程幅の広い網を使うことがないので、1.2m幅のものを1巻お送りしても、余分が多く出るだけでもったいないかも知れません)

そろそろ初夏の陽気になってきましたので、輸入サッシの破れた網戸を張り直ししてみては如何でしょうか。トライされる方には、網や網押さえのゴム等を必要分お分けしますよ。

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隠れたシロアリが見付かります

写真は、私の家の裏に植えてあるツツジが花を咲かせた様子です。

ゴールデンウイーク前から至る処で、サツキやツツジが満開になっていますね。

毎年、この時期にはシロアリが羽アリとして巣立っていくという記事を書かせて頂いておりますが、今年も同様に書かせて頂こうと思います。

サツキやツツジがシロアリの繁殖と関係している訳ではないのですが、花が咲くこの時期に重なって羽アリが出てくる為、いつも思い出すのです。

多くのシロアリは土の中にコロニーと呼ばれる巣を作って、そこから蟻道を徐々に延ばしていって活動範囲を広げていきます。

ただ、そのコロニーにもキャパシティーのようなものがあるようで、繁殖範囲を広げる為には一部のシロアリが羽アリとして別の場所にコロニーを建設する為に巣立っていかなければなりません。

ただ、その羽アリの数は半端ないくらいすごい量が出てきます。勿論、その殆どはすぐに死んでしまうのですが、僅かな羽アリだけが生き残ってコロニーを形成するのが、この時期です。

ですから、家のどこかから羽アリが大量発生すれば、住んでいる皆さんにはすぐに大変なことが起きていると分かります。これは、シロアリが自分たちの住み家を教えてくれているようなものですから、そこを叩けばコロニーごとやっつけることが可能です。

ただ、庭や近くの空き地にいるシロアリは、腐った木を土に返してくれている生態系循環の機能を果たしているに過ぎませんから、それまで駆除することは人間にとってもよくないことです。

家の中やその周囲で羽アリを大量に見付けた場合は、専門家に相談して局所的に対処することをして下さいね。

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型紙を取るなんて、このままでは不可能?

先日、福井県の輸入住宅で掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の強化ペアガラスを交換してきたという記事を書かせて頂きましたが、その際にお客様から別のガラスの不具合も相談されました。

そのサッシは、ガラスを交換した掃出しサッシの上に付いているカマボコを少し押し潰したような形の楕円形のハメ殺し窓。

こうしたサッシを、エリプティカル ウィンドウ(Elliptical Window)と呼ぶのですが、高級志向の輸入住宅では結構多く施工されています。

その窓のペアガラスの周囲に回してあるゴム状の気密スペーサーが、今回見える部分のガラスにまで飛び出してきていました。

掃出しサッシの上に付いている楕円の窓は、全部で5ヶ所あるのですが、そのうちの4ヶ所で同様のトラブルが発生しています。

国内ではローウェン(Loewen)の直接の代理店は存在せず、ローウェン本体に直接問い合わせするか、実際のガラスに型紙を当てて実寸法を絵として転写するか、その2つの方法しかありません。

でも、写真のように、サッシの枠に奥行があることから、ここに型紙を当てて正確にサイズや形状を測ることは至難の業だと思います。

であれば、一旦木製の押縁を外してから、ペアガラスそのものも窓から外して、床等に寝かせた状態でガラスの採寸を行うという方法が最も現実的な気もします。

取り敢えず、メーカーに寸法図の提供を問い合わせている処ですが、既に生産中止の製品の為、詳細図が存在しない可能性もあります。

その場合は、再度現場にお邪魔して、ガラスの詳細を採寸することとなりますが、現地調査の経費もご了承頂けるかどうかが問題です。

掃出しサッシのガラス交換に伺う前に、そういう不具合を連絡頂けていれば、採寸の道具や材料も一緒に持っていけたでしょうが、そうして頂けなかったことが残念です。何れにしても、もう少し状況がしっかりした処で、どう対処するかを検討したいと思います。

<関連記事>: 相当苦労しました (2024年4月21日)

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きれいに直りました

本日、岐阜県の輸入住宅にお伺いして、先日ブログ記事に書かせて頂いた水栓金具のカートリッジバルブを交換してきました。

吐水口からポタポタ水やお湯が漏れるという不具合でしたから、止水バルブを交換してやれば、元通りに出来るだろうということで行ってきました。

いざ現場に伺うと、水漏れしているだけでなく、中央の吐水口の台座もグラグラしていて、固定が甘くなってきていました。取り敢えず、お湯と水の両方のカートリッジバルブを外して、新しいものを装着しました。

次に、洗面キャビネットの下に潜り込んで、吐水口の固定ナットを回して何とかぐらつきをなくしました。でも、その部分は水道の配管類が一杯ある場所でしたから、レンチも使えず固定するのに苦労しました。

写真は、全ての作業を完了して、お湯・水の両方がちゃんと作動することを確認し終わった時の様子です。左横にあるのが古いバルブ類ですが、錆びて劣化が進んでいるようです。

輸入水栓は、止水バルブがセラミックバルブで出来ていますから、ゴムパッキンのようにすぐに劣化することはありませんが、それでも寿命というものがありますから、その際は交換が必要です。

皆さんのおうちの水栓金具も不具合があるようでしたら、専門家に相談して修理をお願いして下さいね。

<関連記事>: 交換用の止水バルブです (2024年4月17日)

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相当苦労しました

昨日、福井県の輸入住宅にお邪魔して、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のガラス交換を行ってきました。

輸入木製サッシは、アルミクラッドのカナダ ローウェン(Loewen)社製。

カナダでは高級サッシとして有名ですが、こちらのおうちを設計した建築士さんもこれでなきゃと拘っていたそうです。

ただ、新築から19年の間、殆どサッシのメンテナンスを建築業者さんにもして頂いていなかったようで、至る処修理や調整が必要になっています。

今回のガラス交換は、掃出しサッシのハメ殺し側のドア。

ガラスの周囲から雨水が長年入っていたようで、それが基でペアガラスの中が結露してしまい、せっかくの強化ガラスを交換せざるを得なくなりました。

ただ、ローウェンのこのタイプのサッシは、既に製造が中止されていてメーカーからは部材の供給もして頂けないといった状況になっていました。

インチサイズで作られたペアガラス自体は、ローウェンでなくても何とか作ってもらえるのですが、ガラスを固定する為の木製の押縁(ガラス押え)は交換時に破損させたら、もう替えはありません。

ですから、押縁を壊さないように外さないといけないのですが、押縁もガラスも接着剤や防水材が嫌というくらいビッチリと付けられています。

押縁を壊さないように、こうした材料を外さなければならないので、通常の輸入掃出しサッシよりも大幅に時間が掛かってしまいます。

また、どうしても押縁も外す際に傷が付いてしまいますから、着色や補修をしないと取り付けることが出来ません。

写真は、そういう苦労を乗り越えて、新しいペアガラスを装着した様子です。

隙間がないくらいピッタリしたサイズの新しいペア強化ガラスでしたから入れるにも苦労をしたのですが、ご覧の通り見事に交換することが出来ました。

多分、この作業が出来る住宅メーカーさんやリフォーム業者さんは、この日本ではあまりいらっしゃらないかも知れません。

特に押縁をそのまま再利用出来るように外すなんて、経験と道具がなければ不可能だと思います。

尚、作業完了後に木製の飾り格子をガラスの室内側に装着し、屋外側はガラスの周囲等に防水処理を行って、最後にドアの開閉調整や鍵の調整も実施しましたよ。

皆さんのおうちもこうならないように、15年くらいしたら全てのペアガラスサッシを防水処理して下さいね。

<関連記事>: ローウェンのメンテナンスも大変になるかも (2023年9月15日)
<関連記事>: 型紙を取るなんて、このままでは不可能? (2024年4月23日)

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周囲のゴムが飛び出してきています

お近くの輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをご依頼頂きました。

窓は、メーカー不明の樹脂製サッシ。

3連のトリプルウィンドウの上にハーフサークルウィンドウが飾りで付いているのですが、そこに付いているペアガラスに不具合が発生しました。

こちらの窓は2階の東面に面したサッシですから、雨や風当たりが強く、窓の押縁(ガラス押え)の周囲から雨水がサッシに浸入したものと思われます。

こうなるとペアガラスの中で内部結露が発生したり、曇ってしまったりするのですが、今回はそうしたこと以外にガラスの周囲に接着してあるゴム状の気密スペーサーが飛び出してきたようです。

雨水の浸入によって、スペーサーの接着が劣化したことが原因ですが、接着をしていなければ当然気密は保てませんから、水分や湿気がペアガラスの中に入り込みますし、断熱性能も落ちてしまいます。

全体の接着がなくなってしまえば、最悪ペアガラス自体を保持出来なくなりますから、ガラスが動いたりしてくる恐れもあります。

ただ、こうしたペアガラスを交換する場合、屋外側にある押縁を外してペアガラスの採寸調査や交換作業を行う必要がありますから、高い足場がなければ仕事は出来ません。

ここだけの部分足場を設置することも可能ですが、それだけではどうしても設置費は割高になってしまいますから、こういう場合私共では家全体に足場を組んで、全てのサッシのガラス防水の仕事をすることをお勧めします。

勿論、ここだけの部分足場を設置して、半円窓のガラス交換やこの周囲の窓のペアガラスの防水処理だけを行うことも可能です。

尚、輸入のハーフサークルウィンドウのペアガラスは、真円ではなく楕円ですし、厚みを含めた寸法はインチ単位で出来ていますから、普通のガラス屋さんやサッシ屋さんでは対応出来ないかも知れません。

そういう場合は、信頼のおける輸入住宅の専門家にご相談頂くと、適切な施工をして頂けると思いますよ。

<関連記事>: LOW-E断熱ガラスは、青いです (2024年6月14日)

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