お知らせ : ページ 15

建具の分解作業

先日、建具を取り外してきた2連のケースメントサッシですが、ペアガラスを交換する為にその建具(障子)を順次分解しています。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。

以前雨漏れで木枠が腐ったことがあるそうで、その際新築した工務店さんが建具(障子)の木枠を交換したとのこと。

その際、どんな修理が行われたのかちょっと不安ではありましたが、比較的簡単に建具を分解することが出来ました。(他社の大半のものは、もっと分解が難しいのが実情です)

写真は、内部結露して曇ったペアガラスとその周囲の建具枠ですが、変な固着もなくきれいな状態です。

ただ、逆に言えば、木枠を交換しただけで、何も防水処理の仕事をしていなかったということでもありますから、この修理のやり方ではペアガラスの内部結露が発生しても不思議ではないとも思います。

そうは言っても、修理後に雨漏れに拠る木枠の腐りといった不具合が起こらなかったという点では非常にラッキーだったのかも知れません。

分解後にガラスの詳細寸法を計測したのですが、建具のペアガラスの厚みは8分の5インチ。つまり、約16mm。国産のペアガラスとは、やはり若干サイズが違いますね。

白い飾り格子が入った新しいペアガラスの調達が出来次第、これを組み立ててガラスや建具枠のつなぎ目の防水処理を行います。

木部の防水塗装に関しては、特に劣化や損傷もないようですので、多少のタッチアップ補修を行えばこのままお使い頂けると思います。

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建具を外した後の養生作業

以前愛知県のお客様からペアガラスの交換をご依頼頂いた半円窓付き2連フレンチ・ケースメントサッシですが、まずは2連のケースメントの建具(障子)を外す作業を実施しました。

今回建具を外したのは、木製の建具枠を分解してガラスの実寸法を確認する必要性があったことと、新しいガラスに入れ替える際にペアガラスの周囲を防水処理したり木部を防水塗装したりするのに、どうしても弊社に建具を持ち帰らなければいけなかったという理由からです。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。

半円窓(ハーフサークルウィンドウ)のペアガラスも交換予定ではありますが、2階のハメ殺し窓である為、どうしても外部足場がないと適切な作業が出来ないということもあって、まずは足場なしでも作業が出来るケースメントサッシのペアガラスをメンテナンスすることにしました。

ケースメントサッシの建具については、以前サッシの雨漏れで下枠の木を交換したことがあるということでしたが、その際防水作業を全くしていなかったという状況の為、ペアガラスが内部結露を発生させてしまったようです。

写真の養生は、外からは一切釘やビスが見えておらず、この養生板を破壊しない限りは、泥棒や空き巣も侵入することは出来ません。勿論、この窓は2階に設置されていることから、長いハシゴで登らない限り触ることすら出来ないという状況です。

養生板の周囲には、雨や外気が入らないように、ウレタンの気密パッキン材を回してありますから、隙間もなく当然光も入りません。

こうした施工は、アイデアと綿密な寸法取りがなければ適切に行うことは難しいですが、経験豊富な私たちなら完璧な養生が可能です。

ガラスを入れ替えて防水作業を行うには1ヶ月半程度の時間が掛かりますが、何とか梅雨の走りくらいまでには完了させたいと思います。

<関連記事>: ガラス交換前の事前調査 (2024年3月21日)
<関連記事>: 建具の分解作業 (2024年5月23日)

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これから木枠を修復します

天白区のお客様のおうちからダブルハングサッシ(上げ下げ窓)の建具を引き揚げてきました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。

何ともなっていない場所の木は、非常にきれいな木目を見せていますが、こちらの上窓(アッパー・サッシュ)の建具は、下枠の部分が脱落寸前というくらい木部が腐ってしまいました。

原因は、屋外側のガラス周囲からの雨の浸入だと思いますが、一旦腐ってくると腐朽菌のせいで止まることなくどんどん腐食が進んでしまいます。

写真でも腐った木の奥に白いものが見えますが、これは外装のアルミパネルの裏側が露出して見えているという状態です。

本来この場所にはピボットバーと呼ばれるバランサー固定部品が装着されているはずなんですが、木が腐ってしまった為にそれらが完全に外れてしまっています。

ここまで来ると、建具の下枠だけでなく、両サイドの側枠もある程度交換しないとちゃんとした修復は難しいように思います。

こういう場合、従来のマーヴィンの標準的な修理方法は、建具そのものを新しいものに交換するというものですが、マーヴィンがアフターサービスを含めて日本市場から撤退してしまった以上、木材を加工して建具を修復する以外方法はありません。

ただ、外装のアルミカバーやペアガラス、気密パッキン材のウェザーストリップといった部材をちゃんと付けて元通りにするというのは、結構な手間と技術が必要です。

また、建具を持ち帰っている間の窓開口を塞がないと、雨や泥棒が入ってきてしまいますから、開口部の封鎖養生をするのもアイデアや技術が必要です。

そういった点で、建具を新しく調達するよりも、費用と手間と時間が掛かる仕事になると思います。それでも、修理不能なマーヴィンのサッシがきれいに修理出来るということであれば、それはお金の問題ではないかも知れません。

勿論、私たちは建具の修復後に、雨漏り対策として外装の防水処理やティンバーケアを用いた木部の防水塗装も行ってから元のサッシに取付けします。その時は、開閉調整も実施しますよ。

<関連記事>: これから防水塗装です (2024年6月7日)

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ようやく入荷してきました

福島県のお客様から頂いた注文で、入荷が遅れていたロック金物が届きました。

この部品は、アルパイン(Alpine)社の引き違いサッシやシングルハングサッシの鍵金物として使われます。

ただ、ここ数ヶ月の間製造が間に合っていなかったのか、注文しても出荷未定という状態が続いていました。

オーダーの取り消し(キャンセル)にはなっていなかったので、いつか出荷されるだろうとは思っていましたが、待っている間は少しヤキモキした気持ちでいました。

勿論、ご依頼を頂いたお客様は、私以上にヤキモキしていただろうとは思いますが、私からは「注文自体は通っているので、大丈夫」というお話だけはさせて頂いておりました。

このまま製造が終了なんてことになるとは思ってはいませんでしたが、ようやく手元に届いて安堵しております。まだ、製造ラインが以前の状態にまで戻っていないのか、まだ注文数量に制限がありますが、今後はそれも解消していくものと思います。

アルパインのクレセント・ロックは、多くの輸入住宅で使われていますから、今後も交換部材の安定供給を部材メーカーに望みます。

とは言え、少量しか購入しない日本の小さな輸入住宅ビルダーがお願いしても、殆ど聞いてもらえないというのが実情ですけどね。

あと、ロック・クレセントが破損した原因は、金物の劣化ではなくサッシの歪みや調整不足ですから、それを直さない限りスムースな開閉が出来ませんので、ご注意下さい。

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中の樹脂パーツが割れてしまいます

三重県のお客様から、ケースメントサッシのロック金物についてご相談を頂きました。

窓は、コシンズ(Cossins)かウェンコ(Wenco)製の木製アルミクラッドではないかとのこと。

使われている木は、木目が美しいダグラスファー(米松)のようですから、高級感のある輸入サッシだと思います。

今回は、そこに付けられている鍵の不具合なんですが、鍵がちゃんと掛からなくなっているということのようです。

写真のロック金物は、恐らく正常に機能している他の窓のものを撮影したんだと思いますが、ロックの受け金物を引っ掛けてガッチリ引き込む為の内蔵された樹脂パーツが割れてしまったのが原因です。

そういった問題が古い金物で頻発した為か、現在製造されているロック金物は、中の樹脂パーツの形状が若干変わり改良が施されています。

勿論、それに伴って受け金物の形状も変更されていますから、ロック金物本体だけでなく、受け金物も一緒に交換しないとうまく鍵が掛けられません。

ただ、こうしたロック金物の破損の原因は、樹脂パーツの劣化というより建具の歪みや開閉の為の金物が正しく動いていないという問題であることが殆どですから、そういう部分の調整メンテナンスをしてやらないと、いつまで経っても調子がよくないということになりかねません。

壊れたら壊れたものだけ交換すれば直るとは思わないで、他にある壊れた原因を見付けて解決してやることが、根本的な修理と考えて下さい。

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上下建具の交換が必要

愛知県のお客様から、ダブルハングサッシの木部の腐食についてご相談を頂きました。

輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)の木製窓。

デザインからすると、ほっそりした華奢な木枠が美しいチルトウォッシュ・シリーズのものではないかと思われます。

上げ下げ窓ですから、建具(障子)が上と下とに分かれているのですが、その両方共下枠の木が腐ってきているような感じです。

恐らく雨が強く当たる東面か南面の外壁に取り付けられたサッシだろうと思いますが、ガラスの周囲から雨水が建具内に入り込んで、内側から木を腐らせてしまったのだと思います。

そうなると、アンダーセンの場合は、枠を部分的に交換することは出来ないので、上・下の建具を両方新しいものに交換することとなります。

ただ、新しいものに入れ替えるだけでは、また同じように雨漏れを起こす危険性がありますから、屋外側のガラスの周囲や木枠のつなぎ目といった部分には防水処理を施してやる必要があります。

また、室内側の木部にも、木部用の防水塗料を2度塗りして念には念を入れた防水施工をしてやることが大切です。

それから、雨漏れメンテナンスの他に、こちらのサッシには両サイドにバランサーが装着されているでしょうから、それがちゃんと機能しているかもチェックしないといけません。

一つの事象だけを解決するのではなく、その周辺の状況も一緒に改善してこそ専門家と言えるように思います。

ですから、ここ以外の家中の全ての窓について、ペアガラスの防水処理を行うこともお勧めします。

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ハンドルの問題を含めてチェックして

山形県のお客様からケースメントサッシのハンドルが欲しいというご相談を頂きました。

輸入サッシは、メーカーが不明なのか、どこかをお知らせ頂いていない状況です。

写真がそのハンドルですが、可倒式のオペレーターハンドルで、コンパクトに折り曲げておくことが可能なものです。

その分、他のハンドルよりも価格が高く、倍以上の単価となります。こんな小さなハンドルでも、北米から取り寄せるとなると、送料や通関費、関税・消費税といったものを含めると、円安の昨今結構な金額になってしまいます。

まあ、何れにしても、この部品は他の窓メーカーも使っている汎用部材ですから、調達するのは然程難しくありません。ただ気になるのは、どうしてこのハンドルが欲しいのかです。

本当にハンドルが破損しているのか、その先のオペレーターと呼ばれる開閉金物に問題はないのか、そもそものサッシ自体に歪みや支障はないのかといういくつかのチェックポイントをちゃんと確認しないと、正しい修理メンテナンスは出来ません。

今回は、こんなに費用が掛かるなら注文を諦めるというご連絡を頂きましたが、このまま不具合を放置すれば、もっと破損が広がってきますから、ちょっと心配な気がします。

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珍しい形のロック金物

長野県のお客様からダブルハングサッシのロック金物を調達したいというご相談を頂きました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのようですが、金物に刻印された文字が判別しにくく、「Craft・・・?」という名前が入っているようです。

埋め込み型の金物で、すっきりしたデザインになっていますが、この形状のものは今まで見たことはありませんでした。

でも、部品メーカーをいくつか当たってみた処、ようやく1つだけ該当しそうなものを見付けました。色は、ブロンズ色と黄色味がかった銅色。ただ、このクレセントロックを受ける側の受け金物は販売されていないようです

お客様の要望は、ロック本体側のみということでしたから、特に問題はなさそうですが、受け金物が欲しいという場合は何か別の方策を考える必要があります。

何れにしても、お客様から注文手配のご承諾が得られましたら、アメリカから調達したいと思います。それにしても、輸入住宅のサッシ部品だけでもほんといろいろありますね。

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こういうトラブルも対処します

愛知県のお客様から、輸入の玄関ドアのガラス交換についてご相談を頂きました。

輸入ドアのメーカーはよく分からないようですが、デザインからすると昔よく取り付けられていたメソナイト(Masonite)社のような気がします。

ドアの表面にはファイバーグラスのパネルが張ってあり、ガラスは強化のペアガラスになっています。

その為、ガラスはバットのような鈍器で叩いても全く割れませんが、一旦割れるとご覧のように蜘蛛の巣状に細かくヒビが入ってしまいます。

お客様は、ペアガラスの外側の割れたガラスだけを交換して欲しいというご要望でしたが、ペアガラスはスペーサーでピッタリと接着されて気密を保つように作られていますから、割れたガラスだけを剥がして交換するということは出来ません。

ですから、ペアガラスそのものをドアから外して交換することとなるのですが、接着剤や防水材がベッタリと周囲に付いていますから、これが結構大変なんです。

まずは、ガラスの周囲のガラス押え(押縁)を外して、ペアガラスが全て露出した処で、厚みを含めたガラスのサイズを計測しないと新しいペアガラスが製作出来ません。

ですから、実際の交換の際も作業が大変ですが、その前の寸法調査をする時も手間や時間が掛かります。交換する際にも雨が入らないように雨仕舞をしっかりしないといけませんので、如何に適切な防水・気密処理をするかが大切です。

ただ、古い輸入ドアの場合、重さでドアが下がってきているという不具合もあるかも知れませんので、その場合はヒンジを交換してドアの建て起こしも調整するなど追加の仕事も必要かも知れません。

そういう面倒な仕事は、私共にしか回ってこないでしょうが、敢えてそういうことを率先してやるのが、私たち ホームメイドです。

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タイプとしては同じです

東京都のお客様から、輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵についてご相談を頂きました。

輸入サッシは、カナダのPH Tech社の技術を導入してIMS カナダ社がOEMで製造していたボレアル(Boreal)ウィンドウとのこと。

輸入住宅ブームの時は、高断熱な輸入サッシを国内で製造していた先駆的な窓メーカーがいくつか存在していましたが、最近は少なくなりました。今は国内での製造はされていませんが、ボレアル ウィンドウもそういったサッシの一つでした。

お送り頂いた写真を見ると、破損したロックケースはヴァイスロイ(Viceroy)に取り付けられていたものと同じタイプのもののようです。ただ、カナダのヴァイスロイも既に会社は存在していません。

今回のロックケースもヴァイスロイのものも、鍵本体とフェースプレートが一体となったロックケースとなっています。

また、このデザインのフェースプレートは北米でも製造されていませんから、入手可能な新しい鍵本体を既存のフェースプレートに装着して、交換用のロックケースとして組み立てる必要があります。

フェースプレートは鋳物で出来ていますから、鉄のような柔軟性はありませんので、固定している爪を外す際は爪が折れてしまうリスクがあります。

そういうことを踏まえてどう修理をしていくかを、施工者の想像力と知識や経験で考えるしか方法はありません。

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