お知らせ : ページ 12

錆びたハンドルを変えたら、気持ちも変わる

こちらは、以前お客様のおうちに取り付けた玄関ドアのハンドルセット。輸入のドアハンドルは、クイックセット(Kwikset)製のチェルシーです。

昔施工されたクイックセットの外部用ハンドルは、普通の金メッキであった為10年もすると錆びて茶色く変色してしまいます。

そういう状態の輸入住宅が、街のあちらこちらに見受けられますが、現在のものはライフタイム仕上げという錆びない金メッキで処理されています。

勿論、雨が降った後に水垢が付かないように雑巾で拭くといった手入れはして欲しいのですが、高耐久の金メッキは10年以上この美しさを維持します。

20年以上前の輸入住宅ブームの際に建てたおうちなら、鍵やハンドルの調子がよくないかも知れません。であれば、新築時の美しさを取り戻すべく、玄関ハンドルのセットも新しいものに交換してみては如何でしょうか。

私たち ホームメイドは、玄関内外のハンドルセットを交換する際は、ドアヒンジや気密パッキン材(ウェザーストリップ)といったものも一緒に交換して、ドアの高さや閉まり具合なども調整しますから、ドアが見違えるようにスムースに動くようになりますよ。

家はほんの少し手を入れるだけで、愛着も湧いてきますしきれいにしようという気持ちも蘇ります。原状復帰の修理ではなく、ほんの少しよくすることが本当のリノベーションだと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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下枠だけ作り直しです

現在サッシの修理及びメンテナンスを行っている愛知県の輸入住宅ですが、1枚目のケースメント建具は無事にペアガラスの交換及びガラスの防水処理や木部防水塗装を完了しました。

今回両開きケースメントのもう一方の建具を分解し始めているのですが、ご覧の通り建具の下枠のみが黒く腐ってきておりました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。

室内側の木枠の表面は多少黒っぽいだけでしたので、こげ茶の塗料をお客様が塗り増しした為くらいに思っていたのですが、屋外側のアルミのカバーを外してみた処、中がひどく腐っておりました。(これは、外から見ただけでは分かりません)

原形は留めていますから、パテ等を使って修復することは可能かも知れませんが、ボロボロになった木の中に巣くっている腐朽菌の活動を止めることは出来ません。

つまり、見た目の修理は出来たとしても、すぐに中から腐れが進行しそのうち交換しなければならない状態になることは明らかです。

ですから、今回はお客様とも相談して、下枠の木だけを新しく作り直してそこにアルミカバーを装着して元通りに修復しようということになりました。勿論ペアガラスは曇っていますから、新しいものに交換して防水処理を行うこととなります。

知らぬ顔をして適当に直してしまうなんてことも出来たと思いますが、それでは私たちがプロとして施工をする意味はありません。ちゃんと直すなら、ちゃんとした材料と適切な施工をすることが大切です。

<関連記事>: まずは、ケースメントのガラス交換 (2024年8月20日)

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現状これも入手可能です

昨日、静岡県の輸入住宅でピーチツリー(PeachTree)製のダブルハングサッシのメンテナンスについて書かせて頂きましたが、今回はケースメントサッシについてです。

写真は、アリエル(Ariel)というシリーズのケースメントサッシに付いているロック金物本体ですが、恐らくピーチツリー以外ではこの部品は使われていないのではないかと思います。

そのくらい特殊な部品を多く使っているのが、ピーチツリーのドアやサッシなんですね。

ですから、ピーチツリーがなくなってしまい、部品類を手に入れるのが難しくなったのは、輸入住宅にお住まいの皆さんにとっては相当な痛手です。

とは言え、写真の部品は一部の部品メーカーで在庫があるらしく、現状交換部材の調達は可能となっています。但し、このロック金物を受ける側のキーパー部品は、既に製造中止となっているらしく、全く調達が不可能な状況です。

ピーチツリーの交換用部品は、今後どんどん手に入らなくなっていくでしょうから、調子が怪しいなと感じたらすぐに交換しておく方が得策かも知れません。

円安などで価格は上がることはあっても下がりませんから、まだ大丈夫と躊躇しているとどんどん金額も高くなるし、入手も困難となりますから後でしまったと思ってもリカバリーは出来ません。

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ひどく固まっていました

昨日、静岡県のお客様のおうちにお伺いして、輸入サッシの修理調査を行いました。

不具合のある窓は、ピーチツリー(PeachTree)製のダブルハングサッシ。

構造が少し特殊な上げ下げ窓ですが、基本的な開閉の仕方はどこのサッシでも同じですから、然程心配はしていませんでした。

ただ、実際にサッシを分解する作業を始めると、建具(障子)が固まったまま、うんともすんとも動かないという状況でした。

築30年以上の輸入住宅なんですが、新築から15年くらい経った時に窓が全て開けられなくなっていったそうで、それ以来窓を開け閉めしていなかったそうです。

恐らくその時点で修理・メンテナンスをしていれば、然程問題はなかったのだろうと思いますが、それを放置していた為に分解が難しいくらいになってしまったと思います。

そうは言いながら、苦労して外したバランサーがこちらです。バネは錆びて吊りヒモと繋がっていない状況ですし、バネが完全になくなっているものもあります。

また、吊りヒモも滑車に絡まってグチャグチャになっていますから、こうしたことが窓を開けられないくらい固まった状態にした原因だろうと思います。

ピーチツリーは既に会社自体がなくなっていますが、バランサー等の交換部材は部品メーカーから入手することが出来ますから、新築時と同じように窓をスムースに開け閉め出来る状態に戻せるはずです。

ただ、こうした窓が10ヶ所もありますので、ちゃんと直すには2日くらい掛かるかも知れません。古い差サッシは破損の危険がありますから、作業には慎重さと時間が必要です。

<関連記事>: 交換パーツはないものもあります (2024年6月16日)

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ガラス交換は可能です

今回岡山県のお客様から、輸入のフレンチ・テラスドアの強化ペアガラスが割れたので、交換修理のご相談を頂きました。

輸入ドアは、木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)社製。

何でも近くで草刈りをしていた際に、跳ねた石が飛んできてガラスが割れたとのことでした。バットのように丸いものが当たっても強化ガラスは割れませんが、先が尖った釘や石が当たると、蜘蛛の巣状に細かくヒビが入ってしまうのが玉にキズです。

ローウェンは現在直接メーカーと取引が出来ませんが、北米の代理店を通して部材の入手は可能です。ただ、それも調達に限りがあるので、全部が全部手に入る訳ではありません。

また、ローウェンのフレンチドアやスライディング・パティオドアに装着されているガラスは、接着剤とガラス押え(押縁)でしっかり固定されているので、外すのが相当大変なんです。

下手をすると、木製の押縁が割れたり折れたりしてしまいますが、その交換部材はメーカーからの入手不可といった状態です。そういった点で、ローウェンのドアのガラス交換は、ガラスの手配を含めて結構手間が掛かりますから、注意をして下さいね。

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直したのが分からないでしょ

名古屋市のお客様のおうちに伺って、修復した建具の取付けを行ってきました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製ダブルハング。

上窓の建具(障子)の木が腐ってきていた為、木枠を新しいものに付け替えて修理を行いました。

当初は下枠のみの交換を考えていましたが、両サイドの側枠の方にも腐りが出始めていた為、建具屋さんに側枠も一緒に交換してもらいました。

今日は雨が降るという予報でしたから、交換はどうしようかと思っていましたが、午前中は曇り空でしたので、作業を行いました。

窓開口に取り付けていた雨仕舞の養生材を外して、その後上下の建具を窓枠に戻して、最後に網戸を取付けて完了ということでしたが、開閉が少し重かったので、潤滑剤を塗布したり、ロック金物を調整したりしましたので、少し予定時間が延びました。

(尚、屋外側のガラス防水や室内側の木の防水塗装は、既に会社でやってきておりましたので、現場ではその分効率よく作業が出来ました)

また、この窓の隣のダブルハングも少し木が劣化してきていましたので、そういった箇所も簡易ですがメンテナンスを行ってきました。

両サイドのバランサーや網戸用の固定ピンもそろそろ寿命といった時期ですが、まだ何とか使えそうでしたので、今回は様子見です。

修理する方としては、何でも交換しておきたいというのが気持ちですが、メンテナンス費用のご負担を一度にお願いするのも気が引けますので、順次提案をしながら直していきたいと思います。

<関連記事>: 結構隙間があります (2024年6月13日)

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CWD製ケースメントサッシの部品

以前部材を調達したことのある愛知県のお客様から、今回ケースメントサッシの部品を調達したいというご相談を頂きました。

輸入サッシは、CWD(Canadian Windows & Doors)社のものでした。

写真にあるのがご希望の部品なんですが、可倒式のクランクハンドルとマルチポイントロック用のロック・キーパーです。

クランクハンドルは、他社のサッシでもよく使われる汎用部品ですが、ロック・キーパーは珍しいマルチポイントロックのものになります。

でも、部品メーカーにはこのタイプのものでも在庫があるようですから、心配する必要はないと思います。ただ、必要数量がそれぞれ1つずつということですので、部品代よりも海外送料や輸入諸掛の金額の方が高くなると思います。

1つ購入するのも10個購入するのも、然程輸入経費は変わりませんので、出来ればいくつか余分に購入して将来の交換に備えて頂くと、経費も割安になるのではないでしょうか。

輸入住宅に施工された輸入部材は色や形状が様々ですから、小さな会社の私たちが全てを在庫することは不可能です。

都度お客様のご要望に合ったものを海外から調達しますので、都度輸入経費が掛かることをご理解頂き、出来るだけまとめてご注文を頂けると助かります。

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ドア修復の為の養生作業

岐阜県のお客様のおうちへ伺って、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の建具(障子)を外す作業を行ってきました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。

デザイナーズ・シリーズと呼ばれる高級3重ガラスのサッシなんですが、既に製造が終了したとのことで、ドアを新しいものに交換するのではなく、既存のドアを修復する形となりました。

随分前にこのドアの状態を見させて頂いた時は、雨漏れの状況も然程ではなかったので、屋外側のガラスの周囲だけ防水処理して様子を見ましょうということにしたのですが、やはり木製の下枠の内部で腐朽菌が繁殖していたのかどんどん状態が悪くなってきました。

仏心を出して、出来るだけ費用を掛けないように延命措置を取ろうと考えたのが、反ってよくありませんでした。

写真は、不具合のある可動側ドアを外して、雨仕舞の養生を行った様子です。当然、外側には釘やビスは1本も見えません。ですから、泥棒や空き巣がこれを分解して室内へ侵入することは不可能です

ドアは、建具屋さんからおおよそ1ヶ月程度で修理して戻ってきますから、その後防水塗装やガラスやアルミカバーの周囲の防水処理を施したら取付けに伺います。これだけきれいに養生を行える専門業者は、少ないかも知れませんね。

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ロックの中が割れてしまう

静岡県のお客様から、ケースメントサッシのロック金物が破損したというご相談を頂きました。

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室内側の木枠は高級感のあるダグラスファー(米松)を用いてあり、木目が美しいサッシです。

破損したロック金物はレバーを上下させることで、建具側の受け金物をギュッと引き込んで鍵を掛ける構造になっています。

ただ、古い製品は引き込み部分の耐久性の問題か、或いは形状的な問題か、10年もするとロック金物の中にあるプラスチックのパーツが割れてしまうことがしばしばありました。

今回のケースも同じ不具合と思われますが、現在製造されている金物は外見こそ全く同じですが、中のプラスチック部品は少し改善されているようです。

その為、これに合わせて受け金物の方も若干形状が変わっていますから、ロック本体だけでなく受け金物も同時に交換が必要ですし、受け金物の位置も調整しながら取り付けなければなりません。

それを知らずに全く同じ位置に取り付けたりすると、鍵が掛けられず困ったことになってしまいます。今回は交換部品の調達だけですが、お客様が取り付ける場合はその点を考慮して取り付けるようにして下さい。

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バランサーと一緒に交換を

岡山県のお客様から、シングルハングサッシのバランサーに不具合があるので、交換したいというご相談を頂きました。

輸入サッシは、樹脂サッシのサミット(Summit)社製。

サミットは、アルミクラッド木製サッシも樹脂サッシも両方作っていたんですね。

バランサーは、ごくごく一般的なチャネルバランサーが使われていますが、築25年ということで既に寿命はとうに過ぎています。出来ればこのタイミングで、シングルハングサッシのバランサーは全て交換しておくといいかも知れません。

また、寿命が近いと言えば、建具側に付いているトップガイドというプラスチックパーツも交換時期に来ているように思います。

この部品は、バランサーが建具の両サイドから飛び出してこないように固定する為のパーツで、これが破損すると窓の開閉が出来なくなります。

写真にあるトップガイドは、多少劣化しているだけでまだ使えるようにも見えますが、一度劣化が始まるとどんどん悪くなりますから、バランサーを交換するタイミングで一緒に交換しておくと安心です。

普段は建具で隠れて見えない小さな部品ですが、バランサーと共に窓の開閉には重要な役割がありますので、定期的に交換しておけばストレスなくスムースに毎日窓を開けられますよ。

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